- 19年9月10日、 アドバンス・レジデンス投資法人(3269)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 19年9月18日、 公募価格が決定されました。
[アドバンス・レジデンス投資法人]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | アドバンス・レジデンス投資法人(3269) |
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スポンサー | 伊藤忠商事 |
投資先 | 伊藤忠商事が開発主体の「レジディア」ブランドのマンションへ主に投資。東京23区内の物件へ7割以上を投資する方針。 |
上 場 先 | 東証不動産 |
信 用 貸 借 区 分 | 貸借 |
業 種 | REIT |
銘柄データ
発 表 日 | 2019年9月10日 |
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公募・売出株数 | 公募:33,000 口 (OA:2,000 口) |
吸収金額(発表日時点) | 124.08 億 程度 |
価 格 決 定 日 | 9月18日~9月24日 → 9月18日 |
受 渡 日 | 9月27日~10月2日 → 9月27日 |
PO実施の目的 | 既存借入金の期限前弁済資金、新規借入金の返済資金及び新規取得予定資産の取得資金の一部に充当。 なお、第三者割当による新投資口発行の手取金については、新規取得予定資産の取得資金の一部に充当する予定です。 |
引受会社(主幹事) | みずほ証券(21,780口) |
引受会社(幹事) | SMBC日興証券(4,620口) 野村證券(3,300口) 大和証券(1,320口) 岡三証券(825口) 東海東京証券(825口) SBI証券(330口) |
株価・公募価格など
発 表 日 終 値 | 354,500 円 |
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仮 条 件 | – 2.5 % ~ – 5.0 % |
価 格 決 定 日 終 値 | 343,000 円 |
公 募 価 格 | 334,425 円 |
割 引 率 | –2.50 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 3,400 株 |
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信用残/月平均出来高 | 0.14 倍 |
公募数/月平均出来高 | 10.13 倍 |
買い板 | 310 株程度 |
売り板 | 360 株程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→なし |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
1口あたりNAV | 273,079 円 |
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N A V 倍 率 | 1.22 倍 |
N O I 利 回 り | 5.68 % |
L T V | 48.95 % |
決 算 月 | 1月、7月 |
格 付 け | AA (JCR)、AA– (R&I) |
予 想 分 配 金(年 間) | 11,000 円 |
分 配 金 利 回 り | 3.29 % |
他REITとの比較 | NAV倍率:下位 NOI利回り:上位 LTV:下位 分配金利回り:下位 |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:なし
- コメント
○銘柄:アドバンス・レジデンス投資法人(ADR)は賃貸住宅特化型のリートです。
16年9月以来、およそ3年ぶりの公募増資となります。
このADRの分を含め、9月だけで7件の増資が行われる形です。イオンリートを除いてどの銘柄もNAV倍率が1倍を超えており、中には1.3倍まで上昇しているものもあります。ADRもNAV倍率が1倍を大きく超えており、増資のタイミングとしては適切という感じでしょうか。○指標:指標面は株価上昇も影響してあまり良くありません。NAV倍率は1.3倍に達しており、利回りは3.1%台まで低下。NOI利回りは5%台後半ですが、他の住宅型リートも同程度の水準なので標準的な数値と見るべきでしょうか。
スポンサーは伊藤忠商事で、格付けはAAを取得済みです。○見通し
需給動向:希薄化比率は2.5%、吸収金額は124億と規模は小さめ。前回は受渡日でも安定して利益が出ていました。ただ前回は公募価格が26万円台でしたが、今回は株価が30万円を超えており、過熱感が見られます。値決めまでに調整して欲しいところですが・・・株価動向:株価は昨年6月から上昇基調が継続中。直近では36万円を伺う所まで上昇しています。ここ3年のチャートを見ると、株価が25日線から5%乖離した所で調整に入るケースが多いです。現在はちょうど5%近く乖離しており、上手い具合に調整して欲しいところです。また、利回りから逆算した株価は3.25%で33.84万円程度。現在は25日線が34万円前後を通過しており、公募価格が34万円を切るようなら多少値頃感も出そうでしょうか?
価格決定日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は3.24%下落。公募価格は25日線より2.6%下へ乖離し、13週線を下回る水準。
○信用状況:空売りはほとんど入っていません。貸借残ベースでは発表日の時より減少しています・・・○見通し
・株価は金利上昇の影響もあって調整が進みました。公募価格は33万円台半ばとなり、直近の高値と比較するとまずまずの水準でしょうか?ただ、直近では13週線(33.76万)が支持線となっていますが、ここ1年のチャートでは26週線(32.47万)が支持線となっており、やや下値に不安な印象も。派手な公募割れの可能性は低いと思いますが、地合いが悪化した時は注意が必要そうです。
実施結果
始 値 | 352,500 円 ( +18,075 円 ) |
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高 値 | 364,500 円 ( +30,075 円 ) |
安 値 | 352,500 円 ( +18,075 円 ) |
終 値 | 360,500 円 ( +26,075 円 ) |
寄付出来高 | 4,405 株 |
寄付出来高/公募数 | 12.59 % |
1日の出来高 | 11,441 株 |
- コメント
○前日比2千円安で寄り付き、その後は買い戻されて後場直後に36.45万円まで上昇。その後は上値が重くなりましたが、36万円台を維持しました。結局36.05万円で引けています。○期間中は好調な値動きとなり、寄り付きでも5.4%の利益を出す好成績となりました。株価はここ10年での高値圏に位置しており、36万円を過ぎた所で上値が重くなっています。この辺を乗り越えられるかどうかが当面のポイントになりそうです。