- 19年8月7日、弁護士ドットコム(6027)の立会外分売が発表されました。
- 19年8月13日、 分売価格が決定されました。
[弁護士ドットコム]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | 弁護士ドットコム(6027) |
---|---|
上場先 | 東証マザーズ |
信用貸借区分 | 信用 |
業種 | サービス業 |
事 業 内 容 | ポータルサイト「弁護士ドットコム」「税理士ドットコム」などを通じて行う営業支援事業が主力。その他、電子契約サービス「クラウドサイン」も手がける。 |
分売データ
発表日 | 2019年8月7日 |
---|---|
分売株数 | 200,000 株 |
吸収金額(発表日時点) | 9.20 億程度 |
申込数量 | 上限 6,000 株 |
実施予定日 | 8月14日~8月21日 |
実施日 | 8月14日 |
分売実施の目的 | 株式の分布状況の改善および流動性向上を図るため。 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 4,600 円 |
---|---|
実施前日終値 | 4,195 円 |
発表日からの騰落率 | –8.80 % |
実施2日前 からの騰落率 |
–3.45 % |
分売価格 | 4,133 円 |
割引率 | –1.48 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 149,000 株 程度 |
---|---|
信用残/月平均出来高 | 1.68 倍 |
分売数/月平均出来高 | 1.34 倍 |
買い板 | 4万9千株 程度 |
売り板 | 7万3千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→HYPER空売り有り |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業績 | ○20年3月期会社予想(数値は前期比) 売上高:37.3%増 営業利益:1.9%増 経常利益:1.7%増 純利益:0.5%増 1Q決算時点での進捗度は売上高が21%、利益が35%程度。 |
---|---|
自己資本比率 | 85.3% |
会社予想PSR(今期) | 21.37 倍 |
会社予想PER(今期) | 274.31 倍 |
実績PBR | 46.25 倍 |
ROE | 16.9 % |
予想配当 | 0 円 |
配当利回り | 0 % |
配当性向 | 0 % |
同業他社との比較 | PER:超割高 PBR:超割高 |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:なし
- コメント
○銘柄・分売について
昨年11月以来、およそ9ヶ月ぶりの分売となります。
開示では特に市場変更について触れておらず、流通株式比率の要件も依然として満たしていません。ただそれ以外の要件はクリアしていることから、いずれは東証1部を目指すのではないかと思います。○業績・指標:
業績:前期は利益が横ばいになり、今期も費用先行で利益が横ばいの見通し。利益が伸び悩んでいますが、売上は4割近くの増収見通しとなっており、成長が止まったわけではなさそうです。1Qは市場予想を上回る決算を出しており、進捗率も去年より高め。今後の業績上ぶれに期待といった感じでしょうか。指標:PER、PBRともにかなり割高です・・・PSRも20倍を超えており、期待先行で買われすぎている気もします。
○見通し
・需給動向:分売数は20万株、発行株ベースで0.90%。月の平均出来高が20万株近くあり、分売の消化には問題無さそう。ただ、過去の分売では割高の値がさと言うこともあって売りが多く出る傾向にあり、成績はあまり良くないです。ファンダ面でも今から買える水準ではなく、地合い次第では無理して申し込む必要がない気も・・・前日まで様子見となりそうです。・株価動向:18年以降は上昇基調が続いています。5月には5,830円まで上昇し、17年末と比べて株価は4倍近くになりました。現在は調整に入っており、4,000円台後半に位置。
長期では上昇トレンドが続いているのですが、短期・中期で見るとかなり上下動しています。すっ高値で買うと泣きを見そうなので、エントリー位置に気をつける必要がありそう。200日線の4,160円、もしくは52週線の4,030円付近まで調整すれば、ある程度リスクを抑えることができるでしょうか。
実施前日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は8.8%下落。今日は前日比3.45%下落。分売価格は200日線よりやや下に位置し、25日線からは11%下へ乖離。
○信用・需給状況:前日の出来高は20.39万株。流動性は問題無さそうです。ただ、夜間の先物が怪しいので、朝の気配を見ておく必要はありそう。○見通し:【朝の気配次第、買いがよほど多くなければ見送り】
・ディスカウントは前回と同様、1.48%でした・・・毎度の事ながら渋いですね。発表日からは調整が進んでおり、分売価格は200日線を切る水準に。ただ割高で値がさという点、またボラティリティが大きいことを考えると、リスクは高いです。その割りに、過去の成績を見る限りリターンが高いとも言い切れず、やはり無理して申し込む感じでもないと思います。一応朝の気配は見ますが、よほど気配が良くなければ見送りとします。・株価は200日線にタッチしており、チャートだけで見ると買いを入れても良さそうなタイミング。ただ、地合いが良くないので今が底値とは言いづらい状況です。もう少し様子を見た方がよさそうでしょうか。
実施結果
始 値 | 4,135 円 ( + 2 円 ) |
---|---|
高 値 | 4,145 円 ( + 12 円 ) |
安 値 | 3,980 円 ( – 153 円 ) |
終 値 | 4,015 円 ( – 118 円 ) |
寄付出来高 | 64,500 株 |
寄付出来高/分売数 | 32.25 % |
1日の出来高 | 329,700 株 |
- コメント
○前日比60円安で寄り付き、その後はズルズルと下値を切り下げる展開に。大引け間際には4,000円台を切る場面もありました。結局4,015円で引けています。○即売り派の多くが回避したようで売り物が少なく、寄り付きは分売価格をかろうじて上回る形に。ただその後は下げ一方の展開となり、4,000円付近まで売られてしまいました。地合いが良かっただけに、ここまで下げるとは思わなかったですね。
株価は52週線にタッチしている状態ですが、思ったより株価の反応が悪く、ここで反転するかどうかは何とも言えないところ。もう少し様子を見た方がよさそうです。