- 19年7月31日、日本空調サービス(4658)の立会外分売が発表されました。
- 19年8月7日、 分売価格が決定されました。
[日本空調サービス]の詳細・分析
銘柄データ
| 銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | 日本空調サービス(4658) |
|---|---|
| 上場先 | 東証1部 |
| 信用貸借区分 | 貸借 |
| 業種 | サービス業 |
| 事 業 内 容 | 建物設備などのメンテナンス事業が主力。リニューアルなどの工事も手がける。 |
分売データ
| 発表日 | 2019年7月31日 |
|---|---|
| 分売株数 | 92,800 株 |
| 吸収金額(発表日時点) | 0.67 億程度 |
| 申込数量 | 上限 1,000 株 |
| 実施予定日 | 8月8日～8月14日 |
| 実施日 | 8月8日 |
| 分売実施の目的 | 一定数量の売却意向があり会社として検討した結果、立会外分売による株式の分布状況改善及び流動性向上を図るため。 |
株価・分売価格など
| 発表日終値 | 725 円 |
|---|---|
| 実施前日終値 | 705 円 |
| 発表日からの騰落率 | –2.76 ％ |
| 実施2日前 からの騰落率 |
–0.42 ％ |
| 分売価格 | 684 円 |
| 割引率 | –2.98 ％ |
信用データ
| 月平均出来高(発表時) | 25,000 株 程度 |
|---|---|
| 信用残/月平均出来高 | 0.45 倍 |
| 分売数/月平均出来高 | 3.64 倍 |
| 買い板 | 1万2千株 程度 |
| 売り板 | 3万2千株 程度 |
| 一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→長期売建有り SBI証券→なし |
出所：日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
| 業績 | ○20年3月期会社予想(数値は前期比) 売上高：3.5％増 営業利益：1.9％増 経常利益：0.9％増 純利益：2.4％減 1Q決算時点での進捗度は売上高が22％、利益が18～21％程度。 |
|---|---|
| 自己資本比率 | 51.2 ％ |
| 会社予想PSR(今期) | 0.51 倍 |
| 会社予想PER(今期) | 13.72 倍 |
| 実績PBR | 1.41 倍 |
| ROE | 10.3 ％ |
| 予想配当 | 25 円 |
| 配当利回り | 3.65 ％ |
| 配当性向 | 50.1 ％ |
| 同業他社との比較 | PER：平均並み PBR：やや割高か |
出所：決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待：なし
- コメント
○銘柄・分売について
・14年11月以来、およそ4年9ヶ月ぶりの分売となります。
2部落ちするような要件は見当たりませんが・・・大株主に金融機関が並んでおり、持ち合い解消の一環でしょうか？○業績・指標
・業績：近年の業績は漸増といった感じです。今期も微増～横ばいに留まる見通し。市場予想は会社予想と同じ水準になっています。1Qの進捗率は去年を上回っており、業績が上ぶれするようだと株価にはポジティブとなりそうです。・指標：同業他社と比べておおむね平均並み。
○見通し
・需給動向：分売数は9.28万株、発行株ベースで0.26％と少なめ。月の平均出来高は2.5万株程度ですが、貸借銘柄のため心配は無さそうです。また、配当利回り3％超・配当性向50％となっており、株価も買いやすい価格帯。高配当バリュー株として、一定の見直し買いが入ることを期待したいです。・株価動向：1月に626円まで下落した後、6月までは650～700円のレンジ相場でしたが、先月以降はレンジを上抜けしており、現在は700～750円の間で動いています。分売価格が600円台後半で決まれば、短期的な反発も期待できそうでしょうか。
実施前日時点
- コメント
○株価動向：発表日以降、株価は2.76％下落。今日は前日比であまり変わらず。分売価格は26週線付近に位置。
○信用・需給状況：前日の出来高は7.8万株。流動性は改善しており、分売の消化に問題無さそうです。空売りは貸借残ベースで2割程度積み上がっている模様。○見通し：【参加予定】
・分売価格は直近の安値に近く、まずまずの水準といったところ。分売数が少ないこともあってか空売りは多少入っている程度ですが、分売価格を割れる可能性は低そうです。直近の地合いが不安定なのは気になりますが、夜間の先物を見る限りでは問題無さそうでしょうか。・直近では700円を割り込む時もありますが、すぐ買い戻されています。分売価格付近まで下げるようなら、押し目買いの機会も出てきそうでしょうか。
実施結果
| 始 値 | 711 円 ( + 27 円 ) |
|---|---|
| 高 値 | 713 円 ( + 29 円 ) |
| 安 値 | 699 円 ( + 15 円 ) |
| 終 値 | 707 円 ( + 23 円 ) |
| 寄付出来高 | 80,400 株 |
| 寄付出来高/分売数 | 86.64 ％ |
| 1日の出来高 | 195,100 株 |
- コメント
○前日比6円高で寄り付き、その後は699～713円の比較的狭いレンジで上下する展開となりました。結局707円で引けています。○そこそこ高い位置で寄り付いたせいか、上値を追う展開にはなりませんでした。ただ700円を切るとすかさず買いが入っており、地合いが崩れなければ下値は堅そうでしょうか。