- 19年3月5日、ヒガシマル(2058)の立会外分売が発表されました。
- 19年3月11日、 分売価格が決定されました。
[ヒガシマル]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | ヒガシマル(2058) |
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上場先 | 福証 |
信用貸借区分 | 信用 |
業種 | 食料品 |
事 業 内 容 | 水産事業と食品事業が主力。主力商品はクルマエビ養殖用の配合飼料、 皿うどんなどの即席麺。 |
分売データ
発表日 | 2019年3月5日 |
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分売株数 | 50,000 株 |
吸収金額(発表日時点) | 0.54 億程度 |
申込数量 | 上限 1,500 株 |
実施予定日 | 3月12日~3月15日 |
実施日 | 3月12日 |
分売実施の目的 | 株式の分布状況改善および流動性向上を目的とする。 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 1,080 円 |
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実施前日終値 | 1,085 円 |
発表日からの騰落率 | +0.46 % |
実施2日前 からの騰落率 |
–1.36 % |
分売価格 | 1,042 円 |
割引率 | –3.96 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 600 株 程度 |
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信用残/月平均出来高 | 0.00 倍 |
分売数/月平均出来高 | 83.33 倍 |
買い板 | 1千株 程度 |
売り板 | 4千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→なし |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業績 | ○19年3月期会社予想(数値は前期比) 売上高:12.9%減 営業利益:10.7%減 経常利益:3.8%増 純利益:104.6%増 3Q決算時点での進捗度は売上高が82%、利益が141~153%程度。 (3Qは減益、利益進捗率は前期3Qと比べて悪化。) |
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自己資本比率 | 43.3 % (経営レバレッジ: 2.31 ) |
会社予想PSR(今期) | 0.42 倍 |
会社予想PER(今期) | 17.39 倍 |
実績PBR | 0.75 倍 |
ROE | 4.3 % |
予想配当 | 9 円 |
配当利回り | 0.86 % |
配当性向 | 15.0 % |
同業他社との比較 | PER:割高か PBR:割高か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:3,000円相当の自社製品(3月、9月権利:1,000株以上保有で対象)
- コメント
○銘柄・分売について
ヒガシマルは鹿児島を本拠とする飼料メーカーです。
株主数を増やせば東証2部には行けそうですが、申込上限から見てその可能性は低そうです。○業績・指標
・業績:近年の業績は減益傾向。今期は減収、営業利益は減益、経常利益・純利益は増益増益の見通し。3Q時点での利益進捗率が去年より悪いのは気になりますが、一昨年と同程度ではあるので何とかなりそうでしょうか。・指標:同業他社と比較して割高のようです。
○見通し
・需給動向:分売数は5万株、発行株ベースで1.05%と少なめ。ただ月の平均出来高が1千株もなく、過疎株の状態。直近だと流動性に欠ける銘柄の分売でも何とかなる感じなのですが、さすがにここまで過疎っていると厳しい気も。ファンダも良くなく、買い需要を期待するのは難しいと思います。ティックが飛ぶことでボラも大きい銘柄であり、現状では見送る可能性が高そうです。・株価動向:昨年10月までは1,100~1,300円のレンジで動いていましたが、直近は1,050~1,150円のレンジで動いているようです。分売価格が1,000円付近となるようなら、多少はリスクも減るでしょうか。
実施前日時点
- コメント
○株価動向:発表日と比べて株価はあまり変わらず。今日は前日比1.36%下落。分売価格は年初来安値を下回る水準。
○信用・需給状況:前日の出来高は700株となり、流動性は改善しませんでした。○見通し:ディスカウントは4%となり、分売価格はレンジ下限の値に。年初来安値も下回ってきました。ただこの価格でも割安とは言えず、買いが入るかは微妙なところ。株価水準から見て、派手に割れる感じではなさそうですが・・・やはりこの流動性とファンダではリスクがあります。福証銘柄は朝の気配が見れないと言うこともあり、無難に見送りとなりそうです。
※福証銘柄の分売の場合、約定が9時を過ぎることがあります。即売りの場合は早い者勝ちになるのと、それに伴って普段の分売とは違う値動きをすることがあるので注意が必要です。
実施結果
始 値 | 1,025 円 ( – 17 円 ) |
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高 値 | 1,038 円 ( – 3 円 ) |
安 値 | 1,025 円 ( – 17 円 ) |
終 値 | 1,031 円 ( – 10 円 ) |
寄付出来高 | 3,000 株 |
寄付出来高/分売数 | 6.00 % |
1日の出来高 | 10,900 株 |
- コメント
○寄り付きは特売り気配となり、前日比60円安で取引開始。その後は前場で上下13円のレンジで動く展開に。後場に入ると、上下4円の狭いレンジで膠着した状態が続きました。結局1,025円で引けています。○寄り付きの出来高から見て即売り派はほぼ回避したと思われますが、それでも分売価格を割れてしまいました。やはりこの流動性では無理があったようです・・・
ちなみに申込倍率は4.6倍でした。中長期でもそんなに魅力がある銘柄とは思えなかったので、申込数は意外に多かった印象です。