立会外分売[価格決定]:フジタコーポレーション(3370)

  • 19年3月4日、フジタコーポレーション(3370)の立会外分売が発表されました。
  • 19年3月11日、 分売価格が決定されました。

[フジタコーポレーション]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド フジタコーポレーション(3370) 
上場先 JASDAQスタンダード 
信用貸借区分 信用 
業種  小売業 
事 業 内 容 ミスタードーナツ・モスバーガー・セリアなど、飲食店や量販店ののFC店舗をフランチャイジー(加盟店)として運営。 北海道が地盤、その他東北地方などにも店舗を展開。

分売データ

発表日 2019年3月4日 
分売株数 78,700 株 
吸収金額(発表日時点) 0.82 億程度 
申込数量 上限 1,000 株 
実施予定日 3月12日~3月19日 
実施日 3月12日 
分売実施の目的 一定数量の売却意向があり会社として検討した結果、立会外分売による株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るため。

株価・分売価格など

発表日終値 1,047 円 
実施前日終値 888 円 
発表日からの騰落率 –15.19 % 
実施2日前
からの騰落率
–4.31 % 
分売価格 861 円 
割引率 –3.04 % 

信用データ

月平均出来高(発表時) 19,000 株 程度 
信用残/月平均出来高 4.35 倍 
分売数/月平均出来高 4.02 倍 
買い板 1万3千株 程度 
売り板 2万5千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→無し 
SBI証券→HYPER空売り有り 

出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業績 ○19年3月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:0.9%増 営業利益:535.3%増 
経常利益:黒字転換 純利益:11.6%減 
3Q決算時点での進捗度は売上高が68%、利益は赤字
自己資本比率 1.6% (経営レバレッジ:63.98 )
継続企業の前提に関する注記が記載されています。 
会社予想PSR(今期) 0.30 倍 
会社予想PER(今期) 123.27 倍 
実績PBR – 倍 
ROE – % 
予想配当 0 円 
配当利回り 0 % 
配当性向 0 % 
同業他社との比較 PER:超割高 PBR:超割高 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:なし
  • コメント
    ○銘柄・分売について
    フジタコーポレーションはFC加盟店として飲食店などを運営する企業です。近年の経営状態は非常に悪く、GC注記が付いています。「牛角」などを手がけるJFLAHDの支援を受け、経営再建中のようです。
    筆頭株主のJFLAHDか第2位株主の方が売出人と思われますが、直近で第2位株主の方が社長を退いています。経緯から見て、売出人は第2位株主の方でしょうか。

    ○業績・指標
    ・業績:近年の業績は悪い状態です。減収が続き、利益も赤字が多く、黒字でも数千万程度です。今期は増収増益(経常利益は黒字転換)の見通しですが、3Qの時点で赤字となっており、業績の下ぶれリスクがありそうです。
    なお、自己資本比率は1.6%、有利子負債が自己資本の50倍近くある状態・・・財務はかなり傷んでいます。

    ・指標:同業他社と比較して超割高。

    ○見通し
    ・需給動向:分売数は7.87万株ですが、発行株ベースでは5%と多め。ただ、月の平均出来高は2万株近くあり、意外に流動性があります。中長期では保有できない銘柄ですが、短期なら何とかなるかもしれません。前日まで様子を見たいと思います。

    ・株価動向:株価は昨年6月に2,100円の高値を付けてから下落基調へ。11月には603円まで下落。ただ、12月以降は株価が持ち直して、現在は1,000円台を回復しています。
    直近ではジリ高傾向となっており、25日線や中期の平均線を上抜けしています。仕手株的な動きをすることもあるので注意は必要ですが、短期的には上昇を期待できるかもしれません。

実施前日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は15.19%下落。今日は前日比4.3%下落。分売価格は25日線から11%程度下へ乖離。
    ○信用・需給状況:前日の出来高は22,000株。今日の出来高と下げ具合を見る限り、ハイカラは多少入っていそうでしょうか?

    ○見通し:分売発表後に15%近く下げましたが、すんなり初日実施となりました。
    現在の株価は大発会の翌営業日以来の水準となっており、かなり調整が進みました。通常なら値頃感のある水準と言えますが、この銘柄はファンダが悪すぎるので微妙なところ。また出来高と比較して板が少なく、分売の売りを支えきれるか読みづらいです。参加は明日朝の気配を見た上での判断とし、買いが少なければ見送りとします。
    なお、フジタコーポはベータ値が2を超えています。仕手株ということでボラも大きく、地合いが崩れると真っ先に売られそうな点には注意が必要と思われます。

実施結果

始 値 859 円 ( – 2 円 )
高 値 868 円 ( + 7 円 )
安 値 850 円 ( – 11 円 )
終 値 850 円 ( – 11 円 )
寄付出来高 19,400 株
寄付出来高/分売数 24.65 %
1日の出来高 82,800 株
  • コメント
    ○寄り付きは特売り気配となり、前日比29円安で取引開始。お昼の時間帯は870得ん付近まで上昇する場面がありましたが、それ以外は850~860円の間で動く展開となりました。結局850円の安値引けで取引を終えています。

    ○分売価格を割れる時間帯が多かったですが、損失は限定的でした。地合いが絶好調だったのも幸いしたと思います。ただ、株価の上昇は何かの材料で噴くのを待つしか無さそうです。

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