立会外分売[価格決定]:エヌリンクス(6578)

  • 19年2月15日、エヌリンクス(6578)の立会外分売が発表されました。
  • 19年3月1日、 分売価格が決定されました。

[エヌリンクス]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド エヌリンクス(6578) 
上場先 JASDAQスタンダード(3/8より東証2部へ市場変更) 
信用貸借区分 信用 
業種 サービス業 
事 業 内 容 営業代行事業とメディア事業が主力。 
・営業代行事業(NHK受信料の契約・収納代行)
・メディア事業(ゲーム攻略サイト「アルテマ」、部屋探しサイト「イエプラ」などの運営)
※昨年10月よりスマホゲーム事業に参入し、新規作品を開発中。

分売データ

発表日 2019年2月15日 
分売株数 192,000 株(※) 
吸収金額(発表日時点) 1.22 億程度 
申込数量 上限 800 株(※) 
実施予定日 3月4日~3月7日 
実施日 3月4日 
分売実施の目的 3月8日をもって東証2部へ市場変更をすることとなり、市場変更における形式要件(流通株式比率)の充足を図るとともに、株式の分布状況の改善および流動性の向上を図るため。
※2月末を基準日として1:3の株式分割を行う予定。株価などは分割後の値で記載しています。

株価・分売価格など

発表日終値 633.3 円(※) 
実施前日終値 559 円 
発表日からの騰落率 –11.73 % 
実施2日前
からの騰落率
–3.12 % 
分売価格 542 円 
割引率 –3.04 % 

信用データ

月平均出来高(発表時) 127,000 株 程度(※) 
信用残/月平均出来高 2.62 倍 
分売数/月平均出来高 1.51 倍 
買い板 2万8千株 程度(※) 
売り板 2万2千株 程度(※) 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→なし 
SBI証券→HYPER空売り有り 

出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業績 ○19年2月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:22.6%増 営業利益:11.5%増 
経常利益:6.8%増 純利益:13.6%増 
3Q決算時点での進捗度は売上高が75%、利益が94~101%程度。
自己資本比率 70.6 % 
(経営レバレッジ:1.42 ) 
会社予想PSR(今期) 0.79 倍 
会社予想PER(今期) 16.69 倍 
実績PBR 2.72 倍 
ROE 16.3 % 
予想配当 4 円 
配当利回り 0.74 % 
配当性向 12.3 % 
同業他社との比較 PER:割安か PBR:割安か 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:なし
  • コメント
    ○銘柄・分売について
    昨年8月10月に分売を行っており、およそ4ヶ月ぶりとなります。
    昨年4月にJASDAQへ上場し、今回は東証2部への市場変更となりました。今回の分売を経ると流通株式比率が3割を超え、2部行きの要件をクリアできそうです。ただ、昨年後半から東証では時価総額に応じた市場再編の構想が出ています。エヌリンクスも2部を経て1部行きを目指す考えだったと思われますが、状況次第ではトーンダウンする可能性もありそうです。

    ○業績・指標
    業績:近年の業績は順調に伸びています。営業代行事業・メディア事業ともに好調に推移しており、今期も増収増益の見通し。ただNHKの収納代行業務が中心では成長に限りがあるため、徐々に「アルテマ」「イエプラ」等のメディア事業を強化しています。新規事業のスマホゲーは数年後のリリースを目途に開発を行っているようです。ただ、ゲーム関連セクターが不調になっているのは気がかりですね。

    指標:同業他社に比べて割安のようです。

    ○見通し
    需給動向:分売数は19.2万株、発行株ベースでは2.71%程度。月の平均出来高は12万株程度ありますが、直近は数万株程度の日も多いです。また、前回・前々回は寄り付きで分売価格を割れており、成績があまり良くありません。今回も前日まで様子見となりそうです。

    株価動向:昨年は中小型株が冴えなかったということもありますが、高成長のわりにはあまり人気が無く、上場後も株価は2,000円台(分割前)のレンジから抜け出せない印象。
    直近の株価は1,750円~2,250円のレンジで動いています。分売価格が1,750円辺り(分割後で600円を切る水準)になるようなら、短期的な反発も期待できそうでしょうか。

実施前日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は11.7%下落。今日は前日比3.1%下落。分売価格は25日線から20%近く下へ乖離。
    ○信用・需給状況:前日の出来高は12.72万株。流動性に問題はなく、今回はハイカラも設定されているので何とかなりそうでしょうか?

    ○見通し:この2日間でかなり調整が進みました。分売価格は550円を切りPERも16倍台に低下、そこそこ割安感も出てきたと思います。前回までの結果が悪いのは気になりますが・・・今回はハイカラの設定や株式分割などで条件が改善していることから、寄り付きで派手に割れる可能性は低いと見ています。ただ、念のため参加は朝の気配を見た上での判断とし、買いが極端に少ない場合は見送りとします。
    現在の株価水準は1月以来ですが、その時は窓を開けて上昇した時でした。従って、チャート上では開けた窓を埋めに行くような形をしています。分売価格前後で踏み止まれば大丈夫そうですが、一応注意が必要かもしれません。

実施結果

始 値 565 円 ( + 23 円 )
高 値 602 円 ( + 60 円 )
安 値 559 円 ( + 16 円 )
終 値 586 円 ( + 44 円 )
寄付出来高 104,000 株
寄付出来高/分売数 54.17 %
1日の出来高 286,000 株
  • コメント
    ○前日比6円高で寄り付き、直後から急速に買い戻されて600円台まで上昇。その後は580~590円のレンジで動く展開となりました。結局586円で引けています。

    ○思った以上にハイカラが入っていたようで、寄り付きから強い展開でした。600円を上抜けできれば、700円も見えてくるでしょうか。

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