立会外分売[価格決定]:ヤマシタへルスケアホールディングス(9265)

  • 19年1月18日、ヤマシタへルスケアホールディングス(9265)の立会外分売が発表されました。
  • 19年1月28日、 分売価格が決定されました。

[ヤマシタへルスケアホールディングス]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド ヤマシタへルスケアホールディングス(9265) 
上場先 東証1部 
信用貸借区分 信用 
業種 卸売業 
事 業 内 容 山下医科器械を主要子会社とする持ち株会社。
※山下医科器械:九州を地盤とする医療機器の商社。

分売データ

発表日 2019年1月18日 
分売株数 80,000 株 
吸収金額(発表日時点) 0.94 億程度 
申込数量 上限 2,000 株 
実施予定日 1月25日~1月31日 
実施日 1月29日 
分売実施の目的 株式の分布状況改善及び流動性の向上を目的とする。

株価・分売価格など

発表日終値 1,699 円 
実施前日終値 1,194 円 
発表日からの騰落率 +1.53 % 
実施2日前
からの騰落率
+3.20 % 
分売価格 1,158 円 
割引率 –3.02 % 

信用データ

空売り/分売数 – % 
月平均出来高(発表時) 4,800 株 程度 
信用残/月平均出来高 8.52 倍 
分売数/月平均出来高 16.67 倍 
買い板 6千株 程度 
売り板 4千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→長期売建有り
SBI証券→15日売建有り 

出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業績 ○19年5月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:1.5%増 営業利益:17.7%減 
経常利益:18.9%減 純利益:9.1%減
2Q決算時点での進捗度は売上高が49%、利益が43~55%程度。
自己資本比率 32.1 % 
(経営レバレッジ:3.11 ) 
会社予想PSR(今期) 0.05 倍 
会社予想PER(今期) 14.78 倍 
実績PBR 0.47 倍 
ROE 3.2 % 
予想配当 24 円 
配当利回り 2.07 % 
配当性向 30.6 % 
同業他社との比較 PER:やや割高か PBR:かなり割安か 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:クオカード(5月権利)
    ・100株以上保有:500円相当
    ・1,000株以上保有:1,000円相当
    ・2,000株以上保有:1,500円相当
  • コメント
    ○銘柄・分売について:昨年1月以来、およそ1年ぶりの分売となります。
    昨年は創業家一族からの売出だったようです。特に2部落ちするような要件もなく、今回も同様の売出といった感じでしょうか?

    ○業績・指標:今期は物流費や人件費などの上昇が響き、増収減益の見通し。配当も減額の見込みとなっています。
    指標面では同業他社と比較してPERがやや割高、PBRは割安となっています。

    ○見通し
    ・需給動向:分売数は8万株、発行株ベースで3.13%程度。月の平均出来高は5千株もなく、板も数千株程度と過疎株の状態。普通に考えると捌けるか微妙な感じですが、前回はそこそこ利益が出ていた感じでした。また、ヤマシタHDは非貸借銘柄ですが、一般信用の設定があるようです。当日の地合い次第なところもありますが、打診程度の参加なら大丈夫そうでしょうか。

    ・株価動向:昨年7月まで1,500円を維持するも、今期の減益見通しを受けて徐々に株価を切り下げる展開に。先月下旬には1,000円まで下げる日もありました。ただその後はやや持ち直して1,176円まで戻しています。下落局面では25日線が抵抗線となっていましたが、直近では25日線を上抜けしつつあります。明確にブレイクして1,250円辺りまで上昇すると、反転攻勢の兆しが見えそうでしょうか。

実施前日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は1.5%上昇。今日は前日比3.2%上昇。分売価格は25日線よりやや上の水準。
    ○信用・需給状況:先週までに空売りはほとんど焼かれてしまったものと思われます・・・信用売りがない物として考える必要がありそうです。

    ○見通し:初日の25日に続き、2日目の今日も実施とならず、3日目の明日でようやく実施となりました。25日以降、株価は100円以上吊り上がっており、空売りの踏み上げを起こしたようです。また、今日は1,192円に巨大な買い板があり、その前後で不自然に膠着している状態に。この数日間の値動きがかなり怪しく、あまり触れたくない銘柄となってしまいました。一応朝の気配を見た上での判断としますが、買いが多くなければ見送りとします。
    株価は節目となる13週線に接近中。ここ数日の上げ方がかなり無理矢理だったので、このラインを上抜けできるかどうかは微妙そうです。

実施結果

始 値 1,134 円 ( – 24 円 )
高 値 1,158 円 ( ± 0 円 )
安 値 1,129 円 ( – 29 円 )
終 値 1,129 円 ( – 29 円 )
寄付出来高 9,100 株
寄付出来高/分売数 11.38 %
1日の出来高 27,000 株
  • コメント:○寄り付きは特売り気配となり、前日比60円安で取引開始。一旦1,158円まで戻すも、10時以降は徐々に値を切り下げる展開となりました。結局1,129円の安値引けで取引を終えています。

    ○朝の時点でも買いが少なく、寄り付きは分売割れに・・・ザラ場でもほぼ分売割れしている状態となり、冴えない結果で終えてしまいました。やはり前日までの値動きが酷く、買いを入れる人も少なかったのではと思います。

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