立会外分売[価格決定]：ヤマシタへルスケアホールディングス(9265)

• 18年1月16日、ヤマシタへルスケアホールディングス(9265)の立会外分売が発表されました。
• 18年1月22日、 分売価格が決定されました。

[ヤマシタへルスケアホールディングス]の詳細・分析

分売銘柄データ

発表日	2018年1月16日
銘　柄	ヤマシタへルスケアホーディングス
銘柄コード	9265
上場先	東証1部
信用貸借区分	信用
業種	卸売業
分売株数	90,000 株
吸収金額(発表日時点)	1.46 億程度
申込数量	上限 2,000 株
実施予定日	1月23日～1月29日
実施日	1月23日

株価・分売価格など

発表日終値	1,623 円
実施前日終値	1,608 円
発表日からの騰落率	–0.92 ％
実施2日前 からの騰落率	+0.06 ％
分売価格	1,560 円
割引率	–2.99 ％

信用データ

推定空売り数	– 株
空売り/分売数	– ％
月平均出来高(発表時)	4,200 株
信用残/月平均出来高	2.29 倍
分売数/月平均出来高	21.43 倍

出所：日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

会社予想PER(今期)	25.47 倍
実績PBR	0.65 倍
ROE	2.6 ％
予想配当	19 円
配当利回り	1.22 ％
配当性向	31.0 ％

出所：決算短信等のデータを元に作成

コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点

• 事業内容：山下医科器械を主要子会社とする持ち株会社。
  ※山下医科器械：九州を地盤とする医療機器の商社。
• 業績：
  ○18年3月期会社予想(数値は前期単独決算との比較)
  売上高：9.3％増　営業利益：29.0％増　経常利益：19.0％増　純利益：800.5％増
  ※2Q決算時点での進捗度は売上高が48％、利益が4～12％程度。
  例年、下期偏重の決算となるようです。
  ※昨年12月から持ち株会社体制に移行しているため、上記数値は参考扱いとなります。

• 指標：同業他社と比較して割高か。
• 自己資本比率：31.2％　(経営レバレッジ：3.24 )
• 株主優待：クオカード(11月、5月権利：額面は保有株数に応じる)

• 板：買いが1万1千株程度、売りが1万3千株程度。

• 一般信用売り取扱：カブドットコム→無し　SBI→無し
• 分売実施の目的：株式の分布状況改善及び流動性向上を目的とする。

• コメント：○昨年11月までは「山下医科器械」で上場していましたが、12月から持ち株会社体制に移行したため、現社名での上場となっています。

  ○同業他社がPER15倍前後のため、指標は他社に比べると割高です。前期は特損があった関係で大幅減益でしたが、業績は持ち直す傾向にあります。ただ、以前の水準に戻るまでには至ってないようです。

  ○分売数は9万株と少ないのですが、発行株ベースで見ると3.5％程度と思われ、やや多いように思われます。平均出来高も少なく、流動性にやや欠けるのもネック。
  また、「山下医科器械」で上場している時は貸借銘柄でしたが、現社名になってからは非貸借銘柄になっています。一般信用の取り扱いもほぼないと思われるため、寄り付きでの利益は当日朝の実需次第になってきそうです。

実施前日時点

• コメント：○発表日以降、株価が約1％下げたところで分売実施となります。
  分売発表以降も、特に目立った値動きを見せることなく推移しています。
  分売数が少ないとはいえ信用売りの買い戻しが期待できない状況なので、この板と出来高ではしんどい気も・・・
  明日朝の気配次第で判断したいと思いますが、買いが少ないようなら見送る可能性もありそうです。

実施結果

始　値	1,575 円 ( + 15 円 )
高　値	1,590 円 ( + 30 円 )
安　値	1,575 円 ( + 15 円 )
終　値	1,581 円 ( + 21 円 )
寄付出来高	27,900 株
寄付出来高/分売数	31.00 ％
1日の出来高	70,600 株

• コメント：○1,575～1590円での値動きとなり、上下の値幅15円と狭いレンジで動いていた感じでした。
  出来高以外は他の日と変わらないような値動きなので、今後もこんな感じの日が続くのかもしれませんね・・・