PO[価格決定]:ヘルスケア&メディカル投資法人(3455)

  • 19年1月11日、ヘルスケア&メディカル投資法人(3455)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
  • 19年1月22日、 公募価格が決定されました。

[ヘルスケア&メディカル投資法人]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド ヘルスケア&メディカル投資法人(3455) 
スポンサー シップヘルスケアHD、NECキャピタルソリューション、SMBC 
投資先 有料老人ホーム、病院などヘルスケア施設に投資。
上 場 先 東証不動産 
信 用 貸 借 区 分 貸借(1/15より売り禁) 
業 種 REIT  

銘柄データ

発 表 日 2019年1月11日 
公募・売出株数 公募:112,280 口 
(OA:5,614 口) 
吸収金額(発表日時点) 136.40 億 程度 
価 格 決 定 日 1月22日~1月25日 → 1月22日 
受 渡 日 2月4日 
PO実施の目的 取得を予定している資産の取得資金の一部に充当。
引受会社(主幹事) SMBC日興証券(93,193口) 
野村證券(19,087口) 

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 115,700 円 
仮 条 件 – 2.5 % ~ – 5.0 % 
価 格 決 定 日 終 値 117,400 円 
公 募 価 格 111,442 円(予想分配金3,100円を控除) 
割 引 率 –2.50 % 

信用データ

空 売 り / 公 募 数 0 %(1/22) 
月平均出来高(発表時) 430 株 
信用残/月平均出来高 1.44 倍 
公募数/月平均出来高 271.65 倍 
買い板 400 株程度 
売り板 300 株程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→無し 
SBI証券→無し 

出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

1口あたりNAV 124,508 円 
N A V 倍 率 0.90 倍 
N O I 利 回 り 5.64 % 
L T V 51.56 % 
決 算 月 1月、7月 
格 付 け A (JCR) 
予 想 分 配 金(年 間) 6,232 円 
分 配 金 利 回 り 5.59 % 
他REITとの比較 NAV倍率:上位 
NOI利回り:上位 
LTV:下位
分配金利回り:上位 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:対象施設の無料体験入居や入居費の割引など(1月、7月権利)
  • コメント
    ○銘柄:17年2月以来、およそ2年ぶりの公募増資となります。
    HCMはヘルスケア系リートの1つです。高齢化社会を迎えて国策銘柄の1つと見られていましたが、ここ数年は株価が低迷し、他のリートと比べて出遅れ感が強い感じでした。ただ割安感・高利回りなどが見直されたためか、昨年からは回復基調となっています。

    ○指標:指標面はなかなかいい感じです。NAV倍率は1倍を切っており、NOI利回り・分配金利回りも5%を超えています。高利回り型リートの投資先として、有力候補の1つになると思います。

    ○見通し
    ・需給動向:増資による希薄化比率は61.1%程度とかなり多いです・・・また、月の平均出来高が400口程度しか無く、増資の規模に比べて流動性に欠ける状態。さらに週明けより売り禁となってしまったため、空売りのカバーが期待できなくなりました。この状況では、受渡日に厳しい展開となる可能性も考えられそうです。良くて公募価格前後といったところでしょうか。

    ・株価動向:昨年以降、上昇基調が続いています。直近は10.75万~11.8万の間で動いているようです。公募価格が10.75万を下回るようなら、受渡日でも何とかなりそうでしょうか?ただ、前回の増資では一旦公募割れしてから公募価格まで回復するのに4ヶ月近く掛かりました。今回も一時的な需給悪化に注意する必要があると思います。

価格決定日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降株価は1.47%上昇し、25日線から大きく上に乖離。公募価格は200日線付近に位置。
    ○信用状況:売り禁のため、空売りは入っていません。

    ○見通し:好地合いに引っ張られたせいか、発表日以降も上昇基調が続きました。公募価格は一応節目の近くにありますが、直近の安値が10.75万であることを考えると微妙な水準です・・・また、前回POの時も今回と同程度の希薄化でしたが、チャートを見る限り需給悪化で受渡以降の上昇を期待しづらい感じ。無理して公募に申し込む必要は低そうですね。
    なお、配当落ち分が控除されるため値引き幅は6千円程度あります。受渡日で逃げ切れるかどうか・・・という感じになりそうでしょうか。

実施結果

始 値 112,500 円 ( + 1,058 円 )
高 値 113,000 円 ( + 1,558 円 )
安 値 111,700 円 ( + 258 円 )
終 値 112,600 円 ( + 1,158 円 )
寄付出来高 7,916 株
寄付出来高/公募数 6.71 %
1日の出来高 22,720 株
  • コメント:○寄り付きは特売り気配となり、前日比7,600円安で取引開始。その後は上下1,300円の狭いレンジで膠着した展開が続きました。結局11.26万円で引けています。

    ○値決め後は好地合いに支えられて上昇が続き、前日はここ2年での高値を更新するほど強い感じでした。ただ、今日は売り物が多く出てしまい、前日比6%の下落に・・・結局微益で終わる形となりました。好地合いに助けられたとも言え、普通の地合いなら公募割れしてた可能性はありそうですね。
    出来高を見る限り公募の売りは消化できておらず、当面は上値が重い展開が続きそうです。

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