PO[価格決定]:ジャパン・ホテル・リート投資法人 (8985)

  • 19年1月8日、ジャパン・ホテル・リート投資法人 (8985)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
  • 19年1月16日、 公募価格が決定されました。

[ジャパン・ホテル・リート投資法人]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド ジャパン・ホテル・リート投資法人 (8985) 
スポンサー ロックライズ社(マレーシア系)
投資先 ホテルに特化して投資。国内及び訪日外国人のレジャー客需要が期待出来る地域で競争力を持つホテルが主な投資対象。
上 場 先 東証不動産 
信 用 貸 借 区 分 貸借 
業 種 REIT 

銘柄データ

発 表 日 2019年1月8日 
公募・売出株数 国内公募:222,050 口 
海外公募:225,750 口 
(OA:3,700 口) 
吸収金額(発表日時点) 国内:176.99億 程度 
海外:176.99億 程度 
価 格 決 定 日 1月16日~1月18日 → 1月16日 
受 渡 日 1月24日~1月28日 → 1月24日 
PO実施の目的 「ヒルトン東京お台場」及び「ホテルオリエンタルエクスプレス大阪心斎橋」の取得資金の一部に充当する予定。
引受会社(主幹事) SMBC日興証券(110,243口)
大和証券(41,661口)
みずほ証券(40,940口)
引受会社(幹事) ゴールドマン・サックス証券(3,093口)
野村證券(4,124口)
FFG証券(2,578口)
西日本シティTT証券(2,062口)
ちばぎん証券(1,546口)

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 78,400 円 
仮 条 件 – 2.0 % ~ – 4.5 % 
価 格 決 定 日 終 値 77,900 円 
公 募 価 格 76,342 円 
割 引 率 –2.00 % 

信用データ

空 売 り / 公 募 数 3.04 %(1/16) → 15.98 %(1/23)  
月平均出来高(発表時) 16,607 株 
信用残/月平均出来高 0.44 株 
公募数/月平均出来高 13.59 倍 
買い板 6,200 株程度 
売り板 5,800 株程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム→長期売建あり SBI→15日売建有り 

出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

1口あたりNAV 72,221 円 
N A V 倍 率 1.06 倍 
N O I 利 回 り 6.54 % 
L T V 40.60 % 
決 算 月 12月 
格 付 け A+ (JCR) 、A (R&I) 
予 想 分 配 金(年 間) 3,686 円 
分 配 金 利 回 り 4.83 % 
他REITとの比較 NAV倍率:中位 
NOI利回り:上位 
LTV:上位 
分配金利回り:中位 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:ホテル宿泊割引券5枚、レストラン利用割引券5枚(6月権利:10口以上保有で対象)
  • コメント
    ○銘柄:17年7月以来、およそ1年半ぶりのPOとなります。
    16年、17年は年1~2回のペースで増資を行ってきましたが、昨年は増資がありませんでした。今回は東京と大阪のホテル2軒を取得するための資金調達となるようです。
    ただ、宿泊施設の不足が指摘されていて、ホテルの資産価値も高騰傾向です。その状態で「ヒルトン東京お台場」のような大型ホテルの取得に踏み切るのは、評価が分かれるかもしれません。

    ○指標:指標はそこそこいい感じです。特にNOI利回りは全リートの中でもトップクラスで、保有物件の収益性の高さが伺えます。ただ格付けがシングルAで留まっており、その割りには分配金が5%を切っています。ホテル系リートということで株主優待が設定されていますが、もう少し分配金を増やして欲しい気も。

    ○見通し
    ・需給動向:増資による希薄化比率は10.1%程度。貸借銘柄で、前回のPOでは1%程度のプラスでした。低位のリートということもあり、好成績が出そうなイメージはあまり有りません。ただ買いやすい価格帯ではあるので、公募割れの可能性は低いと見ています。

    ・株価動向:昨年は高値が8.62万、安値が7.49万でした。直近の不安定な相場の影響を受け、株価は昨年の安値付近まで調整しています。公募価格が昨年の安値を下回るようなら、受渡日でも期待が持てるかもしれません。

価格決定日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は0.6%下落。公募価格は直近の安値(7.56万)よりやや上に位置。
    ○信用状況:空売りはあまり入ってないようです。

    ○見通し:すでに調整が進んでいたためか、発表日以降は大きな下落はありませんでした。ただ公募価格は直近の安値に近く、まずまずの水準。地合いが極端に悪化しない限り、受渡日でも公募価格より上を維持できそうでしょうか。
    なお、今日は昨年の訪日外客数が発表されており、過去最高の3119万人を記録したとのことでした。JHRはインバウンド関連銘柄とも言えるので、株価への好影響を期待したいところです。

実施結果

始 値 78,000 円 ( + 1,658 円 )
高 値 80,100 円 ( + 3,758 円 )
安 値 78,000 円 ( + 1,658 円 )
終 値 79,400 円 ( + 3,058 円 )
寄付出来高 65,778 株
寄付出来高/公募数 31.33 %
1日の出来高 125,133 株
  • コメント:○前日比200円安で寄り付き、その後は徐々に買い戻されて前引け付近には8万円台を回復。後場に入ると上値が重くなりましたが、それでも7.9万円台を維持する形となりました。結局7.94万円で取引を終えています。

    ○寄り付きでも2%程度の利益でしたが、高値まで持ち越すと5%近くの好成績となりました。空売りの買い戻しが進んだこともあり、思ったより早く8万円台を回復しました。8万円より上は売り板が少なくなってるので、節目を抜けることができれば上値は軽くなりそうでしょうか。

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