- 18年11月15日、 日総工産(6569)の売出(PO)が発表されました。
- 18年11月29日、 売出価格が決定されました。
[日総工産]の詳細・分析
銘柄データ
| 銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | 日総工産(6569) | 
|---|---|
| 上 場 先 | 東証1部 | 
| 信 用 貸 借 区 分 | 貸借(11/26より売り禁) | 
| 業 種 | サービス業 | 
| 事 業 内 容 | 製造業向け派遣・請負事業が主力。自動車や電子部品、精密機器の関連企業が主な取引先。 | 
POデータ
| 発 表 日 | 2018年11月15日 | 
|---|---|
| 公募・売出株数 | 売出:1,600,000 株 (OA:240,000 株) | 
| 吸収金額(発表日時点) | 37.15 億 程度 | 
| 価 格 決 定 日 | 11月28日~12月3日 → 11月28日 | 
| 受 渡 日 | 12月6日~12月11日 → 12月6日 | 
| PO実施の目的 | 株式の分布状況の改善及び投資家層の拡大と流動性の向上、並びに留保金課税の対象外となることを目的とする。 | 
| 引受会社(主幹事) | みずほ証券(1,440,000株) | 
| 引受会社(幹事) | 大和証券(160,000株) | 
株価・公募価格など
| 発 表 日 終 値 | 2,019 円 | 
|---|---|
| 仮 条 件 | – 3.0 % ~ – 5.0 % | 
| 価 格 決 定 日 終 値 | 1,800 円 | 
| 公 募 価 格 | 1,746 円 | 
| 割 引 率 | –3.00 % | 
信用データ
| 空 売 り / 公 募 数 | 20.54 %(価格決定日) → 29.24 %(受渡日前日) | 
|---|---|
| 月平均出来高(発表時) | 141,500 株 | 
| 信用残/月平均出来高 | 0.75 倍 | 
| 公募数/月平均出来高 | 11.31 倍 | 
| 買い板 | 3万8千株 程度 | 
| 売り板 | 8万3千株 程度 | 
| 一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→無し SBI証券→無し | 
出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
| 業 績 | ○19年3月期会社予想(数値は前期比) 売上高:10.9%増 営業利益:16.6%増 経常利益:20.4%増 純利益:35.7%増 2Q決算時点での進捗度は売上高が49%、利益が42~43%程度。 | 
|---|---|
| 自 己 資 本 比 率 | 47.6 % (経営レバレッジ:2.10 ) | 
| 予想PSR(会社予想) | 0.44 倍 | 
| 予想PER(会社予想) | 21.23 倍 | 
| 実 績 P B R | 3.05 倍 | 
| R O E | 14.4 % | 
| 予 想 配 当 | 21 円 | 
| 配 当 利 回 り | 1.20 % | 
| 配 当 性 向 | 25.5 % | 
| 同業他社との比較 | PER:平均並み PBR:割安か | 
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:無し
- コメント
 ○銘柄・POについて:今年3月に東証1部へ上場しています。
 創業家の一族で過半数の株式を保有しているようで、今回の売出は持ち株の一部を手放すことで留保金課税の対象から外れるのが目的のようです。○業績・指標:17年度は減益でしたが、前期は大幅増益を達成。今期も2桁増収増益の見通し。 
 指標面ではPERがやや割高、PBRが割安となっています。○見通し 
 ・需給動向:PO総数は160万株、発行株ベースで11%。月の平均出来高は14万株程度ですが、貸借銘柄なので流動性は改善していくと思われます。ただ株価のチャートがあまりよろしくなく、下落基調の中で売出を行うのは不安が残りますね。
 ・株価動向:株価は7月に年初来高値3,300円を付けた後、レンジ相場を経て調整モードに。現在は上場時の初値付近まで下落している状態です。今回の売出発表で株価はさらに下落すると思われ、このままだと初値を下回りそう。1,900円を下回ると節目も見当たらず、底値を読みづらくなりそうですね。
価格決定日時点
- コメント
 ○株価動向:発表日以降、株価は10.8%下落。売出価格は年初来安値より120円程度上に位置。
 ○信用状況:空売りは多少入っているようです。○見通し:株価は調整が進み、一旦1,626円まで下げた後に1,800円まで戻しています。年初以降1,750円を切ったのは先週からの1週間程度しか無く、売出価格を大きく割れる可能性は低そうでしょうか。ただ売り禁になったのが痛いですが、それなりに空売りは入っている感じです。受渡日は何とか捌けるのではと見ています。 
実施結果
| 始 値 | 1,853 円 ( + 107 円 ) | 
|---|---|
| 高 値 | 1,929 円 ( + 165 円 ) | 
| 安 値 | 1,810 円 ( + 64 円 ) | 
| 終 値 | 1,906 円 ( + 142 円 ) | 
| 寄付出来高 | 432,400 株 | 
| 寄付出来高/公募数 | 27.03 % | 
| 1日の出来高 | 1,271,900 株 | 
- コメント:○前日比40円安で寄り付き、一旦1,810円まで下げた後は買い戻される展開に。後場も買い戻しのターンは続き、14時以降は1,900円台を回復しました。結局1,906円で引けています。
○値決め後は堅調に買い戻され、一昨日は2,123円まで上昇しました。その後は大幅に下げてしまいましたが、それでも寄り付きの処分で6%超の利益となり、好成績のPOとなりました。地合いが悪い中でも上昇しており、買いの勢いが強かった印象です。