PO[価格決定]:投資法人みらい(3476)

  • 18年10月16日、投資法人みらい(3476)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
  • 18年10月24日、 公募価格が決定されました。

[投資法人みらい]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド 投資法人みらい(3476) 
スポンサー 三井物産、イデラキャピタル 
投資先 オフィス・商業施設・ホテル・居住施設等へ投資。主な保有物件は品川シーサイドパークタワーなど。
上 場 先 東証不動産 
信 用 貸 借 区 分 貸借 
業 種 REIT 

銘柄データ

発 表 日 2018年10月16日 
公募・売出株数 公募:53,500 口 
(OA:2,700 口) 
吸収金額(発表日時点) 106.67 億 程度 
価 格 決 定 日 10月24日~10月30日 → 10月24日 
受 渡 日 11月2日~11月7日 → 11月2日 
PO実施の目的 取得を予定する特定資産の取得資金の一部に充当する予定。
なお、残余が生じた場合には、第三者割当による新投資口発行の手取金と併せて手元資金とし、将来の特定資産の取得資金の一部又は借入金返済資金の一部に充当する予定。
引受会社(主幹事) 野村證券(21,667口) 
SMBC日興証券(12,573口) 
みずほ証券(11,235口) 
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(8,025口) 

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 189,800 円 
仮 条 件 – 2.5 % ~ – 5.0 % 
価 格 決 定 日 終 値 183,500 円 
公 募 価 格 173,452 円(予想分配金5,600円を控除) 
割 引 率 –2.50 % 

信用データ

空 売 り / 公 募 数 5.40 %(価格決定日) → – %(受渡日前日)  
月平均出来高(発表時) 1,320 株 
信用残/月平均出来高 5.63 倍 
公募数/月平均出来高 42.29 倍 
買い板 1,000 株程度 
売り板 1,350 株程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→なし 
SBI証券→なし 

出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

1口あたりNAV 188,306 円 
N A V 倍 率 1.00 倍 
N O I 利 回 り 4.37 % 
L T V 49 %程度 
決 算 月 10月、4月 
格 付 け A+ (JCR) 、 A (R&I) 
予 想 分 配 金(年 間) 11,400 円 
分 配 金 利 回 り 6.57 % 
他REITとの比較 NAV倍率:中位 
NOI利回り:下位
LTV:下位
分配金利回り:上位 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:保有施設「ミ・ナーラ」内テーマパークの入場料割引(4月権利)
  • コメント
    ○銘柄:投資法人みらいは16年12月に上場の比較的新しいREITです。
    前回は今年5月に増資を行っており、およそ半年ぶりのPOとなります。

    ○指標:分配金利回りは6%と上位に位置していますが、それ以外の指標はパッとせず。NOI利回りが4%半ばというのはちょっと低いですね。一応大手スポンサー系ですが、格付けはA+のまま。安心感より、積極的に利回りを求めて投資するタイプのリートとなります。

    ○見通し:増資による希薄化比率は16.6%で、前回と同規模。貸借銘柄で空売りのカバーも期待できそうですし、前回は受渡日で1.7%の利益を確保できていました。REIT指数は日経平均などに比べて落ち着いた値動きとなっており、直近の地合いも悪くありません。配当落ち分の控除も入ることから、安定した利益を期待できそうです。
    株価は年初から上昇トレンドが継続中。8月頭に20万近くまで上昇した後は調整モードとなっていますが、支持線となっている200日線は上回っています。ただ、増資の発表を受けて明日以降は一旦200日線を割る可能性があり、トレンドが変わるかどうかを見極める必要がありそうです。

価格決定日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は3.3%下落。公募価格は年初来安値を下回る水準。
    ○信用状況:空売りは多少入っているようです。

    ○見通し:調整は多少進んだ程度ですが、公募価格は年初来安値を下回る水準となり、利回りは6.5%超に。配当落ちの控除を含めた値引きは1万円程度となりました。前期の配当落ちは5,400円程度、また前回のPOでは値決め後の下落幅が1,500円程度となっており、高利回りなども考慮すると公募割れの可能性は低いと見ています。
    気になる点としては200日線を割り込んでしまい、トレンドが横ばいになっている点ですかね。どこら辺で下げ止まるかが読みづらい状態です。地合いも悪くないですし、17.5万を割れるところまで下げる可能性は低いと思いますが・・・

実施結果

始 値 179,900 円 ( +6,448 円 )
高 値 181,300 円 ( +7,848 円 )
安 値 179,200 円 ( +5,748 円 )
終 値 180,300 円 ( +6,848 円 )
寄付出来高 143,12 株
寄付出来高/公募数 25.47 %
1日の出来高 28,808 株
  • コメント:○前日比800円高で寄り付き、前場は17.9万円台で推移。後場に入ると買い戻されて18万円台を回復。結局18.03万円で引けています。

    ○配当落ち後に一時17.55万まで下落しましたが、その後は買い戻しが進み、受渡日の寄り付きでも3.7%の利益を上げる形に。結果的には好成績のPOとなりました。

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