立会外分売[価格決定]:モーニングスター(4765)

  • 18年9月5日、 モーニングスター(4765)の立会外分売が発表されました。
  • 18年9月20日、 分売価格が決定されました。

[モーニングスター]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド モーニングスター(4765)
上場先 JASDAQスタンダード 
信用貸借区分 貸借(9/14より売り禁) 
業種 サービス業 
事 業 内 容 投資信託を主体とした金融情報サービスの提供と、投資信託の運用が主力。SBI系。SBIグローバルアセットマネジメントが発行株の5割近く、米モーニングスターが3割近くを保有。

分売データ

発表日 2018年9月5日 
分売株数 3,350,000 株 
吸収金額(発表日時点) 14.54 億程度 
申込数量 上限 20,000 株 
実施予定日 9月21日~9月28日 
実施日 9月21日 
分売実施の目的 東京証券取引所市場第一部への市場変更申請を行う準備を具体的に進めており、大株主の保有株式を売却することにより流通株式数
比率を向上させ、その形式基準の充足を図ることを目的とする。

株価・分売価格など

発表日終値 434 円 
実施前日終値 397 円 
発表日からの騰落率 –8.53 % 
実施2日前
からの騰落率
–2.70 % 
分売価格 386 円 
割引率 –2.77 % 

信用データ

空売り/分売数 16.70 % 
月平均出来高(発表時) 15,000 株 程度 
信用残/月平均出来高 4.13 倍 
分売数/月平均出来高 212.03 倍 
買い板 7万9千株 程度 
売り板 11万7千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→無し 
SBI証券→無し 

出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業績 ○19年3月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:未定 営業利益:未定 
経常利益:未定 純利益:未定
※10期連続の増益を目指す方針とのこと。
自己資本比率 89.5 % 
(経営レバレッジ:1.12 ) 
会社予想PSR(今期) 4.84 倍 
会社予想PER(今期) 27.82 倍 
実績PBR 3.47 倍 
ROE 12.5 % 
予想配当 – 円(未定) 
配当利回り – % 
配当性向 – % 
同業他社との比較 PER:かなり割高か PBR:平均並み 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:(3月権利:100株以上保有の株主が対象)
    ○株式新聞ウェブ版の無料クーポン(無料となる月数は保有株に応じる)
    ○SBIアラプロモが販売する健康補助食品1個を無料で進呈する無料引換申込券
    ○SBIアラプロモが販売する健康補助食品や化粧品を、通常価格から50%割引の優待価格で購入できる割引購入申込券1枚
  • コメント
    ○銘柄・分売について:投資信託の情報サイトで有名なモーニングスターの分売となります。
    開示にもありますが、市場変更にあたっては流通株式比率の要件が不足しています。ただ上記にも書いた通り、SBIグローバルアセットマネジメントと米モーニングスターで発行株の8割以上を保有しています。今回の分売だけで流通株式比率をクリアすることは難しく、再度分売や売出などを行うものと思われます。
    ※9/6にSBIグローバルアセットマネジメントが売出人となる旨、親会社のSBIホールディングスから開示が出ています。

    ○業績・指標:近年の業績は順調に伸びています。前期は9期連続の増益を達成。今期の通期予想は非開示ですが、10期連続の増益を目指す方針とのこと。1Qも前期に比べて増益となっており、順調なようです。
    業績がいいこともあり、指標面では同業他社と比較して割高なようです。

    ○見通し:分売数は335万株とかなり多く、発行株ベースでも4%程度と多めです。ただ400円台の低位株なので、吸収金額は14.5億程度となっています。
    月の平均出来高は1.5万株程度しかなく、分売数に比べると全く足りないです・・・貸借銘柄ということで流動性の改善はあると思いますが、浮動株が少ない構造なのがネックになるかも。現状では厳しい印象ですが、低位株ということで買いが入る可能性もあり、実施前日まで様子を見ることになりそうです。
    株価は昨年9月から上昇トレンドが続いており、今年以降は352円~472円の間で動いています。業績が好調なことから、需給悪化で一時的に下げたところを拾えばいずれ報われそうな銘柄ではあります。

実施前日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は8.5%下落。今日は前日比2.7%下落。分売価格は26週線を下回る水準。
    ○信用状況:空売りは多少入っているようです。

    ○見通し:株価の調整はそこそこ進んだのですが、先週に売り禁となったため、空売りのカバーは十分とは言いづらい状況です。流動性は若干改善するも、分売数に比べると焼け石に水のような・・・参加は明日朝の気配次第となりそうですが、現状では厳しい分売になると見ています。低位株ということで買い板が増えている&売れ残り多数となれば、ワンチャンスはあるのかもしれませんが。
    直近の株価は400円で下げ渋っている感じですが、明日の分売で一時的に需給悪化する可能性はありそうです。窓開け上昇は考えづらいので、欲しい場合は寄ってから拾う感じでも間に合いそうな気がしますね。

実施結果

始 値 394 円 ( + 8 円 )
高 値 394 円 ( + 8 円 )
安 値 388 円 ( + 2 円 )
終 値 392 円 ( + 8 円 )
寄付出来高 370,800 株
寄付出来高/分売数 11.07 %
1日の出来高 1,349,700 株
  • コメント:○前日比3円安で寄り付き、前場は388~394円の間で動く展開に。後場に入ると391~393円の間で膠着する状態が続きました。結局392円で引けています。

    ○分売は完売でしたが、寄り付きは意外に出来高が少なく、売りものが少なかったようです。今日は楽天証券で分売の配分結果が出ないトラブルがあったようで、その影響が出た可能性があります。また、お昼には中間配当を行う開示が突如出されました。これまでは期末一括配当でしたが、中間配当を実施することになったため、今月が配当の権利月となることに。後場以降、株価が膠着した状態になった一因でしょうか。
    色々な要因が重なりましたが、結果としてはそこそこ健闘した分売となりました。

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