PO[価格決定]:三菱地所物流リート投資法人(3481)

  • 18年8月23日、  三菱地所物流リート投資法人(3481)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
  • 18年9月3日、 公募価格が決定されました。

[三菱地所物流リート投資法人]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド 三菱地所物流リート投資法人(3481) 
スポンサー 三菱地所 
投資先 三大都市圏(首都圏、近畿圏及び中部圏)の物流施設へ重点的に投資。ポートフォリオの50%以上を首都圏の物件へ投資する方針。
上 場 先 東証不動産 
信 用 貸 借 区 分 貸借 
業 種 REIT 

銘柄データ

発 表 日 2018年8月23日 
公募・売出株数 公募:30,300 口 
(OA:1,515 口) 
吸収金額(発表日時点) 83.29 億 程度 
価 格 決 定 日 9月3日~9月6日 → 9月3日 
受 渡 日 9月11日~9月14日 → 9月11日 
PO実施の目的 新規取得資産の取得に伴う借入金(126億円)の返済資金の一部に充当する予定。
引受会社(主幹事) SMBC日興証券 
 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 
大和証券 
引受会社(幹事) みずほ証券 
野村證券 

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 261,800 円 
仮 条 件 – 2.5 % ~ – 5.0 % 
価 格 決 定 日 終 値 253,100 円 
公 募 価 格 246,772 円 
割 引 率 –2.50 % 

信用データ

空 売 り / 公 募 数 3.01 %(9/3) → 6.65%(9/10) 
月平均出来高(発表時) 450 株 
信用残/月平均出来高 2.66 倍 
公募数/月平均出来高 69.92 倍 
買い板 650 株程度 
売り板 690 株程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→無し 
SBI証券→無し 

出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

1口あたりNAV 269,269 円 
N A V 倍 率 0.92 倍 
N O I 利 回 り 4.92 % 
L T V 27.5 % 
決 算 月 2月、8月 
格 付 け AA- (JCR) 
予 想 分 配 金(年 間) 10,890 円 
分 配 金 利 回 り 4.41 % 
他REITとの比較 NAV倍率:上位 
NOI利回り:中位 
LTV:上位 
分配金利回り:中位 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:無し
  • コメント
    ○銘柄:三菱地所物流Rは昨年9月に上場しています。
    上場時の公募価格は26万で初値が27.4万でした。残念ながら、現状では公募価格付近まで戻ってしまっています。

    ○指標:指標面はまずまずの水準。大手スポンサー系列で格付けAA-を取得済み、利回りも4%程度を確保しています。スポンサー力や安定感で勝負するタイプですが、同じ物流系リートのGLP投資法人に比べると格付けや利回りでやや劣る印象か。
    分配金は今期が減少するものの、19年2月期、8月期は増加していく見通し。またLTVは30%を切っており、リートの中でも格段に低いです。今後の規模拡大に期待が持てると思います。

    ○見通し:増資による希薄化比率は14.9%程度。月の平均出来高が500口を切っており、増資の規模に比べると少ない印象。流動性の改善が必要そうです。貸借銘柄なので何とかなるとは思いますが。
    株価は上場後数ヶ月がピークだったようで、今年に入ってからは下落基調が続いています。現在の株価は公募価格付近に沈んでおり、大手スポンサー系にしては思ったほど評価されてない印象ですね。このままだと期間中に公募価格を割れる可能性もありそうです。
    利回りから逆算した株価は4.3%で25.32万、4.4%で24.75万、4.5%で24.2万になっています。26万を割れると節目が見当たらないので、どの辺まで調整するか様子を見たいと思います。

価格決定日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は3.3%下落。公募価格は上場来安値を下回る水準。
    ○信用状況:空売りはあまり入ってないようです。

    ○見通し:PO発表後も調整が進み、株価は上場来安値を更新して26万円(上場時の公募価格)を割れる状態に。公募価格での利回りは4.41%となっています。大手系では比較的高い利回りとなるので、公募価格を大きく割れて下押しする可能性は低いと思うのですが・・・現状では底値のメドを読みづらい状態ですし、他の物流系REITに比べていまいち人気に欠けるので、期間中の値動きには注意を払う必要がありそうです。

実施結果

始 値 243,400 円 ( – 3,372 円 )
高 値 245,800 円 ( – 972 円 )
安 値 243,400 円 ( – 3,372 円 )
終 値 244,900 円 ( – 1,872 円 )
寄付出来高 4,803 株
寄付出来高/公募数 15.10 %
1日の出来高 9,775 株
  • コメント:○前日比700円安で寄り付き、前場は24.34万~24.48万の間で動く展開に。後場に入ると買い戻しが入り、14時半前に24.58万の高値を記録。大引けにかけてはやや失速しましたが、24.49万で取引を終えています。

    ○昨日の後場から公募価格を維持できなくなり、受渡日の寄りでは1.37%の損失となってしまいました。先週に受渡だったGLPがかなり弱かったり、新規上場の伊藤忠アドバンスロジが公募割れしたりと、直近では物流系リートに逆風が吹いている印象でした。ただ後場以降は買い戻されており、板の状況も改善しています。明日以降、買い戻される展開を期待したいところです。

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