- 18年8月21日、日本リビング保証(7320)の立会外分売が発表されました。
- 18年9月10日、 分売価格が決定されました。
[日本リビング保証]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | 日本リビング保証(7320) |
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上場先 | 東証マザーズ |
信用貸借区分 | 信用 |
業種 | その他金融業 |
事 業 内 容 | 個人向け住設機器の修理保証事業、中古不動産の住宅設備等の検査・補修事業、延長保証関連のBPO事業が主力。 |
分売データ
発表日 | 2018年8月21日 |
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分売株数 | 43,500 株 |
吸収金額(発表日時点) | 1.16 億程度 |
申込数量 | 上限 100 株 |
実施予定日 | 9月11日~9月13日 |
実施日 | 9月11日 |
分売実施の目的 | 株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図ることを目的とする。 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 2,666 円 |
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実施前日終値 | 2,713 円 |
発表日からの騰落率 | +1.80 % |
実施2日前 からの騰落率 |
–1.34 % |
分売価格 | 2,633 円 |
割引率 | –2.98 %(最終買い気配2,714円を基準値として) |
信用データ
空売り/分売数 | – % |
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月平均出来高(発表時) | 10,000 株 程度 |
信用残/月平均出来高 | 1.01 倍 |
分売数/月平均出来高 | 3.99 倍 |
買い板 | 7千株 程度 |
売り板 | 6千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→無し SBI証券→無し |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業績 | ○18年6月期通期決算(数値は17年6月期比) 売上高:24.8%増 営業利益:140.1%増 経常利益:106.4%増 純利益:14.9%増 ○19年6月期会社予想(数値は前期比) |
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自己資本比率 | 6.3 % (経営レバレッジ:15.97 ) |
会社予想PSR(今期) | 2.86 倍 |
会社予想PER(今期) | 33.69 倍 |
実績PBR | 12.97 倍 |
ROE | 38.5 % |
予想配当 | 0 円 |
配当利回り | 0 % |
配当性向 | 0 % |
同業他社との比較 | PER:割高か PBR:かなり割高 |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:無し
- コメント
○銘柄・分売について:8/14に分売を発表して8/17に中止となったのですが、その2営業日後に再度分売が発表されました・・・ずいぶんバタバタしてますね。
先週との変更点は分売数が4.8万株→4.35万株に減っています。[以下再掲]
今年3月にマザーズへ上場しています。
直近2年の経常利益が2.2億程度しか無く、1部昇格の要件を満たしていません。
なので、今回の分売は単純に大株主による売出の要素が強そうです。○業績・指標:近年の業績は順調に伸びているようです。前期は大幅な増収増益を達成。今期は営業利益を除いて増収増益の見通しですが、現状では営業利益の2桁減がネガティブ視されているようです。
指標面では同業他社と比較してかなり割高。また、自己資本比率が6%台とかなり低いです。新興系の同業他社でも低いところで20%台という感じなので、投資対象としてはやや不安が残ります。○見通し:分売数は4.35万株と少なめです。月の平均出来高は先週よりやや改善して1万株程度に上昇。ただ、板は相変わらずスカスカです。加えて、値がさ株なので少し動意付くと1日で400円近く動きます。空売りの設定もなく、現状では引き続きリスクが高い案件だと見ています。
株価は上場直後に5,620円まで上昇した後、一旦2,902円まで下落。その後は3,000~4,000円のレンジで動いていましたが、直近ではレンジを切りあげて4,000~5,000円の間で動いていました。しかし1Q決算と分売発表後に急降下。分売中止後に一旦持ち直しますが、再度下落となり、今日は年初来安値を更新して2,575円まで下落・・・結局、1週間で1,500円も下落した形となります。
分売を中止しても株価下落が止まらないのでそのまま分売を決行する感じのようですが・・・株価のことを蔑ろにしている感もあり、印象はあまり良くないですね。
実施前日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は1.8%上昇。今日は前日比1.3%下落。分売価格は13週線より下に位置していますが、発表日の終値より少し安い程度に留まっています。○見通し:発表日以降、株価はあまり調整しませんでした。また、流動性は発表日の時より悪化してしまい、今日の出来高は1,100株・・・板も5千株ない状態に。ボラティリティもやはり大きい状態が続いています。分売数が少ないとはいえ、現状では分売の売りを支えきるのは厳しいと見ています。一応朝の気配を見たいと思いますが、買いが増えてなければ見送りとなりそうです。
たぶん即売り派は避ける案件だと思うので、それを狙って申し込む手は考えられますが・・・割れてしまった場合は売るに売れない状態へ追い込まれる可能性もあり、リスクの高いギャンブルになる気もしますね。ファンダ面が評価されていれば一考の余地はあったんでしょうけど。
実施結果
始 値 | 2,634 円 ( + 1 円 ) |
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高 値 | 2,699 円 ( + 66 円 ) |
安 値 | 2,605 円 ( – 28 円 ) |
終 値 | 2,641 円 ( + 8 円 ) |
寄付出来高 | – 株 |
寄付出来高/分売数 | – % |
1日の出来高 | – 株 |
- コメント:○寄り付きは特売り気配となり、前日比80円安で取引開始。直後に2,605円まで下げるも、すぐ値を戻して2,630~2,650円の間で動く展開に。11時前に一時2,699円まで急騰しますが、5分で値を消してしまい元のレンジに・・・後場はおおむねレンジの間で膠着状態が続きました。結局2,641円で引けています。
○高値と安値だけを見ると値動きが激しかった印象ですが、実際は分売価格より+を維持し、意外に底堅い感じでした。前日までの状況を考えれば健闘した方じゃないかと思います。ただ、そのうち閑散状態に戻る可能性があるため、注意は必要そうです。