立会外分売[価格決定]：ダブルスタンダード(3925)

• 18年8月16日、ダブルスタンダード(3925)の立会外分売が発表されました。
• 18年8月30日、 分売価格が決定されました。

[ダブルスタンダード]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド	ダブルスタンダード(3925)
上場先	東証マザーズ
信用貸借区分	信用
業種	情報・通信
事 業 内 容	企業向けビッグデータの生成・提供と、データを活用したサービスの企画・開発が主力。

分売データ

発表日	2018年8月16日
分売株数	334,000 株
吸収金額(発表日時点)	18.67 億程度
申込数量	上限 300 株
実施予定日	8月31日～9月6日
実施日	8月31日
分売実施の目的	東京証券取引所市場第一部への市場変更申請を行う準備を具体的に進めており、市場第一部への市場変更における形式要件の充足のために株式の流動性向上及び株主数増加並びに株式分布状況の改善を図るもの。

株価・分売価格など

発表日終値	5,590 円
実施前日終値	5,160 円
発表日からの騰落率	–7.69 ％
実施2日前 からの騰落率	–2.09 ％
分売価格	4,979 円
割引率	–3.51 ％

信用データ

空売り/分売数	– ％
月平均出来高(発表時)	92,000 株 程度
信用残/月平均出来高	2.58 倍
分売数/月平均出来高	3.61 倍
買い板	3万6千株 程度
売り板	– 程度
一般信用売り取扱	カブドットコム証券→無し  SBI証券→HYPER空売り有り

出所：日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業績	○19年3月期会社予想(数値は前期比)  売上高：32.7％増　営業利益：54.1％増  経常利益：52.6％増　純利益：68.7％増  1Q決算時点での進捗度は売上高が26％、利益が30～31％程度。
自己資本比率	82.3 ％  (経営レバレッジ：1.22 )
会社予想PSR(今期)	12.63 倍
会社予想PER(今期)	61.28 倍
実績PBR	25.52 倍
ROE	41.6 ％
予想配当	24 円
配当利回り	0.48 ％
配当性向	29.5 ％
同業他社との比較	PER：割安か　PBR：かなり割高か

出所：決算短信等のデータを元に作成

コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点

• 株主優待：無し

• コメント
  ○銘柄・分売について：今年5月以来、およそ3ヶ月ぶりの分売となります。
  前回は上限1,500株で株主数の増加を目的としてない感じでしたが、今回は上限300株となっています。今回の分売で1部昇格の形式要件をクリアできそうです。

  ○業績・指標：近年の業績は順調に伸びています。上場後、3期連続で2桁増収増益を達成。今期も2桁の増収増益を見込んでいます。加えて1Qの時点で上方修正を発表しており、進捗率も30％と高め。さらなる業績上ぶれ余地も期待できそうです。
  指標面では直近の株価上昇でかなり高くなった感じです。ビッグデータ関連の他社はPER200倍超の会社もあるので、それに比べると割安ですが・・・PSRも14倍まで上昇しており、売上面から見ても株価に過熱感が見られるようです。

  ○見通し：分売数は前回と同じ33.4万株、発行株ベースで4.97％と多めです。値がさでボラティリティが大きい上、直近3日で2千円以上急騰しています・・・現状では高値掴みとなる可能性があるため、見送る公算が高そうです。先週までの水準(3,500円付近)まで戻れば話は別ですが。

実施前日時点

• コメント
  ○株価動向：発表日以降、株価は7.6％下落。今日は前日比2％下落。分売価格は25日線からかなり上へ乖離している状態。
  ○信用状況：前日の出来高は28万株。高値から400円以上下落しているので、空売りは多少入っていそうでしょうか？ただ、平時でもこの程度は平気で動く銘柄なので、明日朝の気配を確認したいと思います。

  ○見通し：ディスカウントは3.5％となり、分売価格は5千円を切る水準に。ただ、移動平均線からはかなり乖離しています。出来高が急増して流動性は十分あるのですが、そのわりには板が多くないです。値がさでリスクが高いこともあり、即売りが多数出る可能性も考えられます。寄り付きで支えきれるかは現時点で読みづらいので、参加は明日朝の気配を見て判断したいと思います。
  ボラティリティは相変わらず大きく、直近では400円以上動く日が増えています。ハイリスク・ハイリターン分売の典型的なパターンという感じですね。ザラ場で下方向に動いた場合は値引き分が簡単に吹っ飛ぶ可能性もあるので、注意が必要そうです。

実施結果

始　値	4,930 円 ( – 49 円 )
高　値	5,130 円 ( + 151 円 )
安　値	4,890 円 ( – 89 円 )
終　値	5,110 円 ( + 131 円 )
寄付出来高	92,800 株
寄付出来高/分売数	27.78 ％
1日の出来高	444,200 株

• コメント：○寄り付きは特売り気配となり、前日比230円安で取引開始。直後に4,900円を割れるも、その後は上下動しながらも徐々に買い戻される展開に。14時を過ぎると上昇のピッチを上げ、5,100円台を回復。結局5,110円で引けています。

  ○前場は分売価格を割れる時間帯が多かったですが、出来高が1回転した後場以降は5千円台を維持できる状態になりました。5千円までは買い板が多いため、当面はこの水準を維持できるかが鍵になりそうです。