立会外分売[価格決定]:グリムス(3150)

  • 18年5月24日、グリムス(3150)の立会外分売が発表されました。
  • 18年5月30日、 分売価格が決定されました。

[グリムス]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド グリムス(3150) 
上場先 JASDAQスタンダード 
信用貸借区分 信用 
業種 卸売業 
事 業 内 容 電力削減のコンサルティング事業や省エネ用電子ブレーカーの販売が主力。住宅用太陽光発電システムや蓄電池等のエネルギー関連商品の販売なども手がける。

分売データ

発表日 2018年5月2日 
分売株数 110,000 株 
吸収金額(発表日時点) 3.29 億程度 
申込数量 上限 100 株 
実施予定日 5月31日~6月6日 
実施日 5月31日 
分売実施の目的 将来的に東京証券取引所市場第一部への変更を目指しており、その形式基準充足を図るとともに、株式の分布状況改善および流動性向上を図ることを目的とする。

株価・分売価格など

発表日終値 2,987 円 
実施前日終値 3,040 円 
発表日からの騰落率 +1.77 % 
実施2日前
からの騰落率
+4.61 % 
分売価格 2,948 円 
割引率 –3.03 % 

信用データ

推定空売り数 – 株 
空売り/分売数 – % 
月平均出来高(発表時) 20,000 株 程度 
信用残/月平均出来高 2.85 倍 
分売数/月平均出来高 5.37 倍 
買い板 1万4千株 程度 
売り板 8千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→なし 
SBI証券→HYPER空売り有り 

出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業績 ○18年3月期通期決算(数値は17年3月期比) 
売上高:26.3%増 営業利益:35.5%増 
経常利益:37.1%増 純利益:39.0%増 

○19年3月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:28.2%増 営業利益:25.0%増 
経常利益:22.7%増 純利益:20.9%増 

自己資本比率 55.6 % 
(経営レバレッジ:1.79 ) 
会社予想PSR(今期) 1.49 倍 
会社予想PER(今期) 20.18 倍 
実績PBR 4.93 倍 
ROE 24.4 % 
予想配当 25 円 
配当利回り 0.85 % 
配当性向 17.1 % 
同業他社との比較 PER:やや割高か PBR:割高か 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:無し
  • コメント
    ○銘柄・分売について:2009年3月にJASDAQへ上場しています。
    将来的に1部昇格を・・・とありますが、現状では株主数や時価総額の要件が大きく不足しています。まずは2部への市場変更を経た上で、1部昇格のために再度売出を行うのではないかと思います。

    ○業績・指標:近年の業績は順調に伸びています。前期は4期連続の2桁増益を達成。今期も2割程度の増収増益を見込んでいます。
    指標面では同業他社と比べて割高な感じですが、好調な業績を考慮すると株価上昇のポテンシャルは残されていそうです。

    ○見通し:分売数は11万株、発行株ベースで1.89%程度。月の平均出来高は2万株程度有り、消化には問題無さそうです。ただ、直近で株価が動意付いたこともあり、ボラティリティが増大している点には注意が必要と思われます。
    株価は5月21日に3,400円の高値を付けましたが、そこから調整に入っている感じです。おおむね13週線が支持線となっており、ライン上の2,500円付近まで調整してくれればその後の反発も期待できそうでしょうか。

実施前日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は約1.7%上昇。今日は前日比4%上昇。分売価格は発表日終値に近い水準。
    ○信用状況:前日の出来高は8.4万株。大引け間際まではほぼ一本調子で上昇しており、空売りがどの程度入ったかは読みづらい感じです。明日朝の気配を確認する必要があります。

    ○見通し:分売数は少ないのですが、今日急騰してしまったのが痛いですね・・・経産省が主導している「バーチャルパワープラント構築実証事業」にエナリス、KDDI等と共同で参画することが発表されており、株価上昇の要因となったようです。
    (グリムスは今日の引け後に発表しましたが、エナリス等が場中に開示していたようです。)
    中長期では上昇していく銘柄だと思いますし、材料がポジティブ視されれば、明日以降も上昇する可能性はあります。ただ、株価は25日線から乖離しており、この状態で手を出すのはややリスクが高い気も。ボラティリティが大きいことや最近の地合いなども踏まえて、明日朝の気配を見た上で判断したいと思います。

実施結果

始 値 2,952 円 ( + 4 円 )
高 値 3,295 円 ( + 347 円 )
安 値 2,905 円 ( – 43 円 )
終 値 3,280 円 ( + 332 円 )
寄付出来高 38,200 株
寄付出来高/分売数 34.73 %
1日の出来高 157,400 株
  • コメント:○前日比88円安で寄り付き、直後に2,905円まで急落。ただ、その後は買い戻される展開となり、前場のうちに3,000円台を回復。後場に入ると急騰し、一気に300円近く上昇。結局3,280円の高値引けに近い形で取引を終えています。

    ○寄った後に2,905円まで下げた時はダメかなと思ったのですが、その後はえらい勢いで戻しましたね。3,000円に戻したところでも十分健闘したと思いましたが、そこから300円近く騰げるとは・・・好材料があったとはいえ、ここまで上昇するのはさすがに読めなかったです。

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