- 18年5月22日、 シグマクシス(6088)の売出(PO)が発表されました。
- 18年5月29日、 売出価格が決定されました。
[シグマクシス]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | シグマクシス(6088) |
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上 場 先 | 東証1部 |
信 用 貸 借 区 分 | 貸借(5/22より売り禁) |
業 種 | サービス業 |
事 業 内 容 | 経営コンサルティング事業が主力。三菱商事が筆頭株主。AI・RPA関連のコンサルティングを強化中。 |
POデータ
発 表 日 | 2018年5月22日 |
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公募・売出株数 | 売出:6,732,000 株 (OA:1,009,800 株) |
吸収金額(発表日時点) | 140.98 億 程度 |
価 格 決 定 日 | 5月29日~6月1日 → 5月29日 |
受 渡 日 | 6月6日~6月11日 → 6月6日 |
PO実施の目的 | 普通株式の流動性の向上と株主層拡大を目的とする。 (筆頭株主の三菱商事による全株売出) |
引受会社(主幹事) | SMBC日興証券(5,049,000株) |
引受会社(幹事) | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(1,683,000株) |
株価・公募価格など
発 表 日 終 値 | 1,820 円 |
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仮 条 件 | – 6.0 % ~ – 9.8 % |
価 格 決 定 日 終 値 | 1,524 円 |
公 募 価 格 | 1,432 円 |
割 引 率 | –6.04 % |
信用データ
空 売 り / 公 募 数 | –0.19 %(価格決定日) → –0.27 %(受渡日前日) |
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月平均出来高(発表時) | 315,000 株 |
信用残/月平均出来高 | 1.25 倍 |
公募数/月平均出来高 | 24.54 倍 |
買い板 | 9万4千株 程度 |
売り板 | 11万株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→短期売建有り SBI証券→無し |
出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業 績 | ○18年3月期通期決算(数値は17年3月期比) 売上高:6.0%増 営業利益:34.5%増 経常利益:44.3%増 純利益:18.1%増 ○19年3月期会社予想(数値は前期比) |
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自 己 資 本 比 率 | 68.6 % (経営レバレッジ:1.46 ) |
予想PSR(会社予想) | 2.48 倍 |
予想PER(会社予想) | 36.12 倍 |
実 績 P B R | 7.41 倍 |
R O E | 20.5 % |
予 想 配 当 | 15 円 |
配 当 利 回 り | 1.05 % |
配 当 性 向 | 35.9 % |
同業他社との比較 | PER:かなり割高か PBR:かなり割高か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:無し
- コメント
○銘柄・POについて:シグマクシスは三菱商事系のコンサルティング会社です。
昨年11月にマザーズから東証1部へ市場変更しています。
今回は筆頭株主の三菱商事が保有株全株を売り出す意向とのこと。三菱商事との資本関係が無くなり、経営の独立性が増すことになります。○業績・指標:近年の業績は順調に伸びています。15年度は赤字でしたが、16年度からは3期連続2桁増益を達成。今期も2桁増益の見通しです。
成長性が高いこともあり、指標面では同業他社に比べるとかなり割高。ただPSRが3倍前後なので、売上高から見ると買われすぎという感じでもないようです。○見通し:OAの分も含めると、今回は発行株の4割近い株式を市場へ放出することになり、需給面へのインパクトが相当大きいものと思われます。しかも発表と同時に売り禁になってしまったため、空売りによるカバーは期待できなくなってしまいました。仮条件を見ると下限で6%引きとなっており、かなり値引いてくれるようですが・・・ちょっと手を出すにはリスクの高い案件なので、注意が必要と思われます。
株価は直近で調整気味ですが、中長期では上昇トレンドが継続中。値決めまでに26週線付近の1,500円まで調整してくれれば、反発も期待できそうな気がしますが。
価格決定日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は16.3%下落。公募価格は26週線より下に位置。
○信用状況:売り禁のため省略。○見通し:売出のインパクトはさすがに大きく、株価は26週線付近まで下落しました。ここら辺で下げ止まるようならいいのですが、間の悪いことに欧州で政情不安が発生したため、地合いが悪化しています。手を出すにはリスクが増えすぎてしまった感もあり、見送った方が無難そうですね。
実施結果
始 値 | 1,253 円 ( – 179 円 ) |
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高 値 | 1,299 円 ( – 133 円 ) |
安 値 | 1,220 円 ( – 212 円 ) |
終 値 | 1,234 円 ( – 198 円 ) |
寄付出来高 | 620,200 株 |
寄付出来高/公募数 | 8.01 % |
1日の出来高 | 2,222,600 株 |
- コメント:○寄り付きは特売り気配となり、前日比180円安でようやく取引成立。前場は1,300円近くまで戻す場面もありましたが、後場になると見切り売りが増えたのか下げる展開に。一時は1,220円まで下げる場面もありました。結局1,234円で引けています。
○寄り付きでの成績は公募価格の–12.5%となり、損益率では今年ワーストの成績となってしまいました。やはり売り禁の状態で発行株の4割近くを捌くのには無理があったかと・・・明日以降、売出の影響が抜けるまでは上値が重くなりそうです。