PO[価格決定]:エン・ジャパン(4849)

  • 18年5月22日、エン・ジャパン(4849)の売出(PO)が発表されました。
  • 18年5月30日、 売出価格が決定されました。

[エン・ジャパン]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド エン・ジャパン(4849) 
上 場 先 JASDAQスタンダード(6/11より東証1部か2部へ市場変更) 
信 用 貸 借 区 分 貸借 
業 種  サービス業 
事 業 内 容 「エン転職」「エン派遣」などの求人情報サイトを運営。 

POデータ

発 表 日 2018年5月22日 
公募・売出株数 国内売出:4,636,900 株 
海外売出:1,610,400 株 
(OA:937,000 株) 
吸収金額(発表日時点) 412.38億 程度 
価 格 決 定 日 5月30日~6月1日 
受 渡 日 6月11日 
PO実施の目的 株式の投資家層拡大と流動性の向上を目的とする。 
引受会社(主幹事) SMBC日興証券 

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 5,740 円 
仮 条 件 – 3.0 % ~ – 5.0 % 
価 格 決 定 日 終 値 5,270 円 
公 募 価 格 5,111 円 
割 引 率 –3.02 % 

信用データ

空 売 り / 公 募 数 8.23 %(価格決定日) → 30.40 %(受渡日前日) 
月平均出来高(発表時) 291,000 株 
信用残/月平均出来高 0.80 倍 
公募数/月平均出来高 21.46 倍 
買い板 12万3千株 程度 
売り板 11万1千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→長期売建有り 
SBI証券→無し 

出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業 績 ○18年3月期通期決算(数値は17年3月期比) 
売上高:28.3%増 営業利益:40.5%増 
経常利益:42.2%増 純利益:59.0%増 

○19年3月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:19.3%増 営業利益:11.1%増 
経常利益:10.1%増 純利益:15.1%増 

自 己 資 本 比 率 70.3 % 
(経営レバレッジ:1.41 )
予想PSR(会社予想) 5.23 倍 
予想PER(会社予想) 31.73 倍 
実 績 P B R 8.12 倍 
R O E 25.6 % 
予 想 配 当 56.6 円 
配 当 利 回 り 1.11 % 
配 当 性 向 35.1 % 
同業他社との比較 PER:割高か PBR:割高か 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:無し
  • コメント
    ○銘柄・POについて:エン・ジャパンは大手求人情報サイトの運営を手がけています。
    時価総額3,000億近くの銘柄ですが、長らくJASDAQに留まっていました。今回、ようやく市場変更を行うことになります。
    1部昇格の要件は既に満たしており、価格決定後に東証1部への市場変更が決まるものと思われます。

    ○業績・指標:近年の業績は順調に伸びています。人手不足の影響により求人情報サイトの売上が好調で、2期連続の2桁増収増益を達成。今期も2桁増収増益の見通しとなっています。
    業績が好調なこともあり、指標面では同業他社と比べて割高のようです。

    ○見通し:売出数は624万株、発行株ベースで14.4%と標準的な規模でしょうか。貸借銘柄、東証1部へ昇格期待ということで、堅調な値動きを期待したいところです。
    株価は昨年2月からずっと上昇トレンドが続いていました。ただ、3月に6,750円の高値を付けてからは調整が続いており、13週線と26週線の間で停滞している感じです。今後の株価動向によってはトレンドが変わる可能性もあり、注意が必要かもしれません。

価格決定日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は8.1%下落。今日は前日比で9%も下げました。売出価格は直近での安値圏に位置。
    ○信用状況:空売りはあまり入っていないようです。

    ○見通し:東証1部への市場変更が正式に決まりました。ただ、今日の朝までは発表日の終値を上回っていましたが、1日で500円近く下げてしまいました。
    売出価格は5,100円台となり、先月で下げ渋った水準と同じ価格帯です。なので、さらなる地合い悪化がなければ大きな公募割れの可能性は低いと見ています。ただ、5,100円を割り込むようだと下値メドが読めなくなるので、注意が必要と思われます。

実施結果

始 値 4,970 円 ( – 141 円 )
高 値 5,200 円 ( + 89 円 )
安 値 4,970 円 ( – 141 円 )
終 値 5,170 円 ( + 59 円 )
寄付出来高 2,388,700 株
寄付出来高/公募数 51.52 %
1日の出来高 4,299,700 株
  • コメント:○前日比100円安で寄り付き、その後は急速に値を戻して9時半過ぎには公募価格を回復。以降も順調に買い戻しは進み、結局5,170円で引けています。

    ○寄り付きはかなり大量に売りが出たようで、公募価格を大きく割れることに・・・前日の貸借残を見る限りでは前日と同値付近で寄り付くかと思ったので、この状態は意外でした。ただ、その後は30分程度で公募価格を奪還。大引けでは多少の利益を得られる結果となりました。

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