- 18年3月2日、 フマキラー(4998)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 18年3月12日、 公募価格が決定されました。
[フマキラー]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | フマキラー(4998) |
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上 場 先 | 東証2部 |
信 用 貸 借 区 分 | 貸借(3/5より売り禁) |
業 種 | 化学 |
事 業 内 容 | 殺虫剤の製造事業が主力。他に園芸用品、家庭用品の製造も手がける。第2位株主のエステーと資本業務提携中。 |
POデータ
発 表 日 | 2018年3月2日 |
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公募・売出株数 | 自己株処分:2,250,000 株 (OA:337,500 株) |
吸収金額(発表日時点) | 59.25 億 程度 |
価 格 決 定 日 | 3月12日 |
受 渡 日 | 3月20日 |
PO実施の目的 | 以下の用途に充当予定。 ・海外子会社の買収時に生じた借入金の返済 ・海外子会社の工場建設、設備投資資金 ・広島工場の研究開発棟の建設及び生産設備資金 |
引受会社(主幹事) | みずほ証券(1,800,000株) |
引受会社(幹事) | SMBC日興証券(225,000株) ひろぎん証券(225,000株) |
株価・公募価格など
発 表 日 終 値 | 2,290 円 |
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仮 条 件 | – 4.0 % ~ – 6.0 % |
価 格 決 定 日 終 値 | 2,143 円 |
公 募 価 格 | 2,057 円 |
割 引 率 | –4.01 % |
信用データ
推 定 空 売 り 数 | – 株 |
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空 売 り / 公 募 数 | – % |
月平均出来高(発表時) | 30,000 株 |
信用残/月平均出来高 | 3.67 倍 |
公募数/月平均出来高 | 10.99 倍 |
買い板 | 2万株 程度 |
売り板 | 3万1千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→無し SBI証券→無し |
出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業 績 | ○18年3月期会社予想(数値は前期比) 売上高:8.6%増 営業利益:8.0%増 経常利益:8.0%増 純利益:6.6%増 3Q決算時点での進捗度は売上高が%、利益が~%程度。 |
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自 己 資 本 比 率 | 30.4 % (経営レバレッジ:3.29 ) |
予想PER(会社予想) | 22.92 倍 |
実 績 P B R | 3.30 倍 |
R O E | 14.4 % |
予 想 配 当 | 24 円 |
配 当 利 回 り | 1.17 % |
配 当 性 向 | 22.5 % |
同業他社との比較 | PER:やや割高か PBR:割安か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待(3月権利)
○1,000円相当の自社商品(100株以上保有)
○3,000円相当の自社商品(500株以上保有)
- コメント
○銘柄・POについて:殺虫剤でお馴染み、フマキラーのPOとなります。
貸借銘柄なのですが、残念ながらPO発表と同日に売り禁となってしまいました。
東証1部へはいつでも行けそうな感じですが、2部に留まっていることから市場変更への関心は薄そうでしょうか。○業績・指標:業績は堅調に伸びています。今期も増収増益の見込み。
PERは日用品他社と比べると平均よりやや上という感じですが、同業のアース製薬と比較すると割安です。業績も安定していることから、直近の高値2,500円ぐらいまでは伸びる余地がありそうです。○見通し:公募数は225万株、自己株処分による希薄度は18%と多めです。また、平均出来高も3万株となっており、公募数と比較して流動性に欠けます。加えて売り禁になってしまったので、短期的には厳しい展開となるかもしれません。
今月が権利月なので、優待狙いの買いが入る可能性はあります。ただ、現状だと受渡日以降に買っても間に合いそうなので・・・期間中の買い支え要因になるかは微妙です。
条件が色々悪いので、無難にスルーの案件となりそうですね。
価格決定日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は6.4%程度下落。26週線付近まで下がってきました。
○信用状況:売り禁のため、空売りは増えてない状態です。○見通し:一応26週線が支持線となっており、地合いが悪化しなければこの水準より大きく下がる可能性は低そうです。ただ、売り禁の状態なので期間中の買い戻し需要は期待できそうにありません。公募価格を割れないよう、お祈り投資するしか無さそうです・・・
実施結果
始 値 | 1,990 円 ( – 67 円 ) |
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高 値 | 2,022 円 ( – 35 円 ) |
安 値 | 1,982 円 ( – 75 円 ) |
終 値 | 2,002 円 ( – 55 円 ) |
寄付出来高 | 74,000 株 |
寄付出来高/公募数 | 2.86 % |
1日の出来高 | 197,000 株 |
- コメント:○寄り付きは前日比110円安でスタート。その後は1日を通して、2,000円付近での値動きとなりました。
○昨日までは公募価格を上回る状態でしたが、地合いが悪化したこともあり受渡日で公募割れの状態となってしまいました。公募の売りをまだ消化していないと思われるため、当面は上値が重そうです。