- 17年12月27日、 CREロジスティクスファンド投資法人(3487)の株式新規公開(IPO)が発表されました。
- 18年1月23日、仮条件が発表されました。
- 18年1月30日、 公募価格が決定されました。
[CREロジスティクスファンド投資法人]の詳細・分析
銘柄データ
発 表 日 | 2017年12月27日 |
---|---|
銘 柄 | CREロジスティクスファンド投資法人 |
銘 柄 コ ー ド | 3487 |
上 場 先 | 東証不動産 |
業 種 | REIT |
公募・売出株数 | 公募:161,150 口 売出:41,900 口 (OA:10,153 口) |
吸収金額(発表日時点) | 230.26億 程度 |
需 要 申 告 期 間 | 1月24日~1月29日 |
公 募 価 格 決 定 日 | 1月30日 |
上 場 日 | 2月7日 |
株価・公募価格など
想定価格(発表日時点) | 108,000 円 |
---|---|
仮 条 件 | 108,000 円 ~ 110,000 円 |
公 募 価 格 | 110,000 円 |
各種指標など
1口あたりNAV | 114,325 円 |
---|---|
N A V 倍 率 | 0.94 倍 |
N O I 利 回 り | 5.00 % |
L T V | 約 50 % |
実 績 分 配 金(年 間) | 4,817 円 |
分 配 金 利 回 り | 4.46 % |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 引受会社:SMBC日興証券(主幹事)、野村證券、大和証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券
- スポンサー:CRE(東証1部上場)
- 投資先:主に首都圏を中心とした物流施設へ投資。
- 格付け: 無し
- 決算月:6月、12月
- 指標:NAV倍率は上位、NOI利回りは中位、LTVは下位、分配金利回りは中位。
- コメント:○今年最初のIPOは物流系リートとなります。
(リートを除いた場合だと、「世紀」が最初のIPOになるようです。)
物流系リートは人気が高く、昨年上場した三菱地所物流リートは好成績を残していました。
ただ、今回はスポンサーがCREとなっており、有名どころではありません。物流施設の開発では実績があるのですが、知名度に欠けるのがやや気になります。また、上場の時点では格付けを取得してないため、機関投資家の買いがどれだけ入るか心配な点もあります。○指標的にはまずまずと言ったところ。上場時のNAV倍率は1倍を切る水準と見られ、割安感はあるようです。なお、今期と来期の予想分配金はまだ発表されてないのですが、実績による利回りは4.5%程度でした。スポンサーの知名度や格付け無しなどを考えると、5%代半ばは欲しいところですが・・・
○まずは仮条件を見てみたい感じですが、物流系という事やREIT市況に改善の兆しがある事から、それほど不人気にはならない気もしています。
公募割れする場合でも若干のマイナスに留まると見ていますが、どうなるでしょうか。
- 1/24追記:仮条件が発表となり、想定価格より2,000円上ぶれする形となりました。
予想していたよりは機関投資家の受けが良かったものと思われます。
公募価格が上限で決まってくれる事を期待したいです。
価格決定日時点
- コメント:○公募価格は仮条件上限の11万円となりました。
これで公募割れの可能性は低くなったと思います。(万が一割れても引受価額の10.6万で止まると思いますが・・・)
地合いが良ければ+5千円~1万円は期待できそうです。逆に初値が1口NAVの11.4万を下回るようなら、ザラ場で買いを入れる機会もありそうでしょうか。
今年最初のIPOですので、景気のいい上場になってほしいと思います。 - 2/6追記:先週とは相場が一変してしまい、地合いが最悪な状態での上場となりそうです。公募割れの可能性は低いと見ていましたが、ここまで悪い状況だと買いが手控えられる可能性も出てきました。
今日のNYが冴えない状態だと明日の日本市場にも影響すると思われるので、2日続けての暴落は勘弁して欲しいところですが・・・どうなるでしょうか。
実施結果
始 値 | 104,500 円 ( – 5,500 円 ) |
---|---|
高 値 | 110,900 円 ( + 900 円 ) |
安 値 | 104,200 円 ( – 5,500 円 ) |
終 値 | 110,000 円 ( ± 0 円 ) |
寄付出来高 | 23,001 株 |
寄付出来高/公募数 | 10.79 % |
1日の出来高 | 60,590 株 |
- コメント:初値こそ公募価格を大幅に下回ってしまいましたが、その後は1時間程度で公募価格を奪還。以降は大引けまで公募価格付近での値動きとなりました。
初値売りされた方にとっては残念な結果でしたが、この地合いにしては健闘した方ではないかと思います。来週のザイマックスリートも踏ん張って欲しいところです。