- 18年1月11日、 ザイマックス・リート投資法人(3488)の株式新規公開(IPO)が発表されました。
- 18年1月29日、 仮条件が発表されました。
- 18年2月6日、 公募価格が決定されました。
[ザイマックス・リート投資法人]の詳細・分析
銘柄データ
発 表 日 | 2018年1月11日 |
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銘 柄 | ザイマックス・リート投資法人 |
銘 柄 コ ー ド | 3488 |
上 場 先 | 東証不動産 |
業 種 | REIT |
公募・売出株数 | 公募:209,905 口 (OA:10,495 口) |
吸収金額(発表日時点) | 209.91 億 程度 |
需 要 申 告 期 間 | 1月30日~2月5日 |
公 募 価 格 決 定 日 | 2月6日 |
上 場 日 | 2月15日 |
株価・公募価格など
想定価格(発表日時点) | 100,000 円 |
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仮 条 件 | 100,000 円 ~ 105,000 円 |
公 募 価 格 | 105,000 円 |
各種指標など
1口あたりNAV | 132,052 円 |
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N A V 倍 率 | 0.72 倍 |
N O I 利 回 り | 6.00 % |
L T V | 38.6 % |
予 想 分 配 金(年 間) | – 円(未定) |
分 配 金 利 回 り | – % |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 引受会社:SMBC日興証券(主幹事)、みずほ証券、野村證券
- スポンサー:ザイマックス
- 投資先:東京・名古屋・大阪・福岡の各中心部にあるオフィス・商業施設・ホテルへ投資予定。上場時の取得物件は首都圏を中心とした12件の予定。
- 格付け:なし
- 決算月:2月、8月
- 指標:NAV倍率は上位、NOI利回りは上位、LTVは上位。
- 手取金の使途:新規物件の取得資金の一部に充当。
- コメント:○CRE物流リートに続き、今年2件目のIPOもリート案件となりました。
(「世紀」は上場中止となってしまいました・・・)
スポンサーはザイマックスとなっており、こちらも一見有名どころではありません。ただ、ザイマックスはリクルートのビル事業部が前身の企業であり、REITなどから不動産の運営・管理事業を受託してきた実績があります。
知名度こそ大手スポンサーに負けますが、実績や沿革を見る限りでは問題無さそうです。○指標についてはかなり良い感じです。特にNOI利回りは6%となっており、なかなかの高水準。NAV倍率も低く、上場後のポテンシャルはありそうです。
なお、設立されて間もないREITのため、分配金などの実績は確認できませんでした。○仮条件が発表されましたが、下限が想定価格となっており、上限は5千円程度上ぶれしています。
仮条件上限で価格決定するようなら、そこそこの利益は期待できそうでしょうか。
ただ、REIT市況が改善している事もあり、仮条件を見た感じだと争奪戦になりそうですかね・・・
価格決定日時点
- コメント:○公募価格は仮条件の上限で決定しました。
そのこと自体はよかったのですが、先週と今週で相場が一変しており、公募価格は先週までの状況を元に価格が決まったものと思われます。上場までまだ1週間程度あるため、それまでに調整相場が落ち着いて欲しいところですが・・・
明日のCRE物流リートの初値がこの銘柄の試金石となりそうなので、まずは明日の様子を見てみたいと思います。
実施結果
始 値 | 104,000 円 ( – 1,000 円 ) |
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高 値 | 109,900 円 ( + 4,900 円 ) |
安 値 | 104,000 円 ( – 1,000 円 ) |
終 値 | 107,900 円 ( + 2,900 円 ) |
寄付出来高 | 14,653 株 |
寄付出来高/公募数 | 6.65 % |
1日の出来高 | 71,115 株 |
- コメント:○若干公募割れする形で寄り付きましたが、その後はすぐに公募価格を奪還。一時11万近くまで上昇する場面もありました。
割安という事もあって、CRE物流リートより好成績となった感じです。