立会外分売[価格決定]:OBARA GROUP(6877)

  • 17年12月22日、OBARA GROUP(6877)の立会外分売が発表されました。
  • 18年1月12日夕方の時点において、実施の発表は行われていません。
  • 18年1月15日、 分売価格が決定されました。

[OBARA GROUP]の詳細・分析

分売銘柄データ

発表日 2017年12月22日 
銘 柄 OBARA GROUP 
銘柄コード 6877 
上場先 東証1部 
信用貸借区分 貸借 
業種 電気機器 
分売株数 159,800 株 
吸収金額(発表日時点) 12.62 億程度 
申込数量 上限 100 株 
実施予定日 1月16日 

株価・分売価格など

発表日終値 7,900 円 
実施前日終値 8,110 円 
発表日からの騰落率 +2.66 % 
実施2日前
からの騰落率
+1.00 % 
分売価格 7,947 円 
割引率 –2.01 % 

信用データ

推定空売り数 43,100 株 
空売り/分売数 26.97 % 
月平均出来高(発表時) 48,200 株 
信用買残/平均出来高 0.07 倍 
分売数/月平均出来高 3.32 倍 

出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

会社予想PER(今期) 18.17 倍 
実績PBR 3.34 倍 
ROE 18.4 % 
予想配当 90 円 
配当利回り 1.13 % 
配当性向 20.6 % 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 事業内容:自動車用溶接機器の製造販売事業が主力。関連子会社でエレクトロニクス向け平面研磨装置の製造も手がける。
  • 業績:
    ○17年9月期通期決算(数値は16年9月期比)
    売上高:7.2%減 営業利益:7.5%減 経常利益:4.6%増 純利益:10.5%減

    ○18年9月期会社予想(数値は前期比)
    売上高:6.4%増 営業利益:6.5%増 経常利益:0.9%減 純利益:26.5%増

  • 指標:同業他社と比較して平均並み。
  • 自己資本比率:64.7% (経営レバレッジ:1.55 )
  • 株主優待:無し
  • 板:買いが1万6千株程度、売りが1万6千株程度。
  • 一般信用売り取扱:カブドットコム→長期売建有り SBI→無し
  • 分売実施の目的:株式の分布状況改善及び流動性向上を図るため。
  • コメント:○OBARA GROUPは時価総額1648億となっており、TOPIX 1000に分類されています。分売実施銘柄としては珍しく、時価総額が大きい銘柄ですね。
    今年9月時点での株主数が1,400名程度となっており、現状だと2部落ちする可能性があります。今回の分売は、株主数の不足を充足するための分売と思われます。

    ○近年の業績は横ばい傾向です。今期見通しも同様ですが、純利益は2桁増の見込み。それに伴って、業績予想の発表後に株価が上昇トレンドへ入っています。
    ただ、指標的には同業他社と同じ程度のため、ここからの上値余地はそれほど無さそうでしょうか?

    ○値がさ株のため、分売規模は金額ベースだと大きいのですが、発行株ベースで見ると0.77%と少なめです。貸借銘柄で平均出来高も5万株近くあり、値がさにしてはボラティリティもそれほど大きくないため、一定の利益を期待したいところです。

  • 1/11追記:明日より分売期間に入りますが、今日の時点では実施の開示がありませんでした。分売は来週以降になりそうです・・・2部落ちを避けるための分売なので中止はないと思うのですが、どこまで引っ張る感じになるでしょうか。
実施前日時点
  • コメント:○発表日以降、株価が2.6%上昇したところで分売実施となります。
    初日、2日目と実施されず、3日目でようやく実施される形です。

    ○実施が延びている間に株価が8,100円まで上昇してしまい、微妙な感じもします・・・
    とはいえ、中止の可能性が少なかった事から空売りは積み上がっており、明日は寄り付きでも一定の利益が期待できると見ています。
    直近の高値は8,220円、上場来高値は8,280円となっており、この辺の節目を超えられるかが焦点となりそうでしょうか。値がさである事や株価が高値圏にある事には注意が必要かもしれません。

実施結果

始 値 7,950 円 ( + 3 円 )
高 値 8,080 円 ( + 133 円 )
安 値 7,930 円 ( – 17 円 )
終 値 7,970 円 ( + 23 円 )
寄付出来高 43,300 株
寄付出来高/分売数 27.10 %
1日の出来高 183,600 株
  • コメント:○分売価格付近で寄り付いた後、8,080円まで買い戻されますが勢いは続かず・・・分売価格を割れる時間帯もありました。結局7,970円で引けています。

    ○空売りの買い戻し以外は買いが入らなかったようで、予想以上に寄り付き前の気配が悪い状態でした。ザラ場でも買いの勢いがなく、明日以降反発するかは微妙な気も。
    ただ7,900円台の買い板は揃っているので、下値は限定的かもしれません。

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コメント

  1. ガンダム より:

    通常初日に決まるのですが、翌日になるのですか?IDECの増資を思い出します。

    • lowrisk より:

      少し調べてみましたが、この銘柄は以前にも分売を実施しており、その時は初日に実施されなかったようです。。
      最後の方まで引っ張る可能性も考えておいた方が良さそうですねー。