PO[価格決定]:ラサ商事(3023)

  • 17年11月16日、 ラサ商事(3023)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
  • 17年11月28日、 公募価格が決定されました。

[ラサ商事]の詳細・分析

銘柄データ

発 表 日 2017年11月16日 
銘 柄 ラサ商事 
銘 柄 コ ー ド 3023 
上 場 先 東証1部 
信 用 貸 借 区 分 貸借(11/24より売り禁) 
業 種  卸売業 
公募・売出株数 新株発行:300,000 株 
自己株処分:1,100,000 株 
(OA:210,000 株) 
吸収金額(発表日時点) 16.68 億 程度 
価 格 決 定 日 11月28日 
受 渡 日 12月6日 

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 1,036 円 
価 格 決 定 日 終 値 956 円 
公 募 価 格 922 円 
割 引 率 –3.56 % 

信用データ

推 定 空 売 り 数 394,000 株 
空 売 り / 公 募 数 24.47 % 
月平均出来高(発表時) 26,000 株 
信用残/月平均出来高 2.12 倍 
公募数/月平均出来高 61.92 倍 

※貸株残は実際の空売り数を反映しているとは限らないため、ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

予想PER(会社予想) 7.36 倍 
実 績 P B R 0.76 倍 
R O E 10.3 % 
予 想 配 当 30 円 
配 当 利 回 り 3.25 % 
配 当 性 向 24.0 % 
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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 引受会社:三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事)、みずほ証券、東海東京証券
  • 事業内容:ジルコンなどの資源・金属素材とポンプなどの輸入販売事業が主力。化成品販売とプラント・設備工事の子会社も抱える。
  • 業績:
    ○18年3月期会社予想(数値は前期比)
    売上高:0.9%増 営業利益:23.3%増 経常利益:18.9%増 純利益:1.0%増
    2Q決算時点での進捗度は売上高が44%、利益が29%程度。
    ※例年、下期偏重の業績となるようです。
  • 指標:同業他社と比較して平均並みか。
  • 自己資本比率:50.0% (経営レバレッジ:1.99)
  • 株主優待:500円相当のクオカード(3月権利。1年以上長期保有の場合は1,000円相当に増額)
  • 板:買いが7万7千株程度、売りが11万3千株程度。
  • 一般信用売り取扱:カブドットコム→長期売建有り SBI→無し
  • PO実施の目的:自社における運転資金、連結子会社の設備投資資金・賃貸用不動産購入資金に充当する予定。
  • コメント:○ラサ商事は設立が1939年とかなり歴史のある会社です。
    社名も独特ですが、沖大東島(ラサ島)に由来するラサ工業の子会社として発足、その後は独立して資源関連の商社となっています。

    ○資源関連のセクターは商品市況によって収益が左右されがちですが、ラサ商事の場合、利益については堅調に伸ばしているようです。
    また、配当利回りが2.9%と比較的高く、バリュー・配当株としての魅力もありそうです。

    ○普段の出来高に比べて公募数が多いのがやや気になりますが、貸借銘柄である事からある程度カバーできそうです。
    ただ、通期見通しの上方修正を受けて上昇していた株価は、発表日の11/16に13週線付近まで下がっています。調整が済んでいる状況で公募増資の発表が来たため、株価がどの程度下押しするのか心配なところです。
    今のところは中長期で上昇トレンドが継続中ですが、あまり下げが続くとトレンドが変わる可能性もあるので、株価の動向に注意しておく必要がありそうです。

価格決定日時点
  • コメント:○発表日以降、株価が7.7%下げたところで価格決定となりました。
    11/24より売り禁となってしまいましたが、その前の時点で空売りは結構入っていたようです。
    現状では950円付近で下げ渋っているようなので、この状態が続くようなら受渡日でも何とか持ち堪えそうでしょうか?これ以上の信用売り増加はないので、来週まで地合いが悪化しない事を期待するしかなさそうです。

実施結果

始 値 925 円 ( + 3 円 )
高 値 936 円 ( + 14 円 )
安 値 914 円 ( – 8 円 )
終 値 914 円 ( – 8 円 )
寄付出来高 486,600 株
寄付出来高/公募数 30.22 %
1日の出来高 835,800 株
  • コメント:○寄り付きは公募価格とほぼ同値でスタート。直後に少し買い戻されましたが、その後は徐々に下げる展開に・・・後場は地合い悪化の影響もあってさらに下げる形となり、914円の安値引けとなりました。

    ○公募の売りを消化しきれていないのと相場に不透明感が出てきた事もあり、当面は上値が重そうです。ただ、まだ大きく公募割れしている状態ではないので、この辺で下げ渋って欲しいところですが・・・

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