PO[価格決定]：南陽(7417)

• 17年11月17日、 南陽(7417)の売出(PO)が発表されました。
• 17年11月28日、 売出価格が決定されました。

[南陽]の詳細・分析

銘柄データ

発 表 日	2017年11月17日
銘　柄	南陽
銘 柄 コ ー ド	7417
上 場 先	福証(→12/11より東証2部へ市場変更)
信 用 貸 借 区 分	信用
業　種	卸売業
公募・売出株数	売出：508,500 株  (OA：76,000 株)
吸収金額(発表日時点)	12.99 億 程度
価 格 決 定 日	11月28日
受 渡 日	12月11日

株価・公募価格など

発 表 日 終 値	2,223 円
仮 条 件	– 4.0 ％ ～ – 6.0 ％
価 格 決 定 日 終 値	2,377 円
公 募 価 格	2,281 円
割 引 率	–4.04 ％

信用データ

推 定 空 売 り 数	– 株
空 売 り / 公 募 数	– ％
月平均出来高(発表時)	2,200 株
信用残/月平均出来高	0.00 倍
公募数/月平均出来高	265.68 倍

出所：日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

予想PER(会社予想)	10.37 倍
実 績 P B R	0.93 倍
R O E	9.0 ％
予 想 配 当	58 円
配 当 利 回 り	2.54 ％
配 当 性 向	26.4 ％

出所：決算短信等のデータを元に作成

コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点

• 引受会社：大和証券
• 事業内容：建設機械・産業機械の販売事業が主力。販売以外にレンタルなども手がける。
• 業績：
  ○18年3月期会社予想(数値は前期比)
  売上高：9.9％増　営業利益：9.4％増　経常利益：7.9％増　純利益：4.7％増
  2Q決算時点での進捗度は売上高が49％、利益が53～57％程度。

• 指標：同業他社と比較して割安か。
• 自己資本比率：49.5%　(経営レバレッジ：2.02)
• 株主優待：1,000円相当のクオカード(3月権利、3年以上保有の場合は500円分を追加。)

• 板：買いが1万5千株程度、売りが1万株程度。

• 一般信用売り取扱：カブドットコム→無し　SBI→無し
• PO実施の目的：株式の分布状況の改善と流動性向上を目的とする。

• コメント：○南陽は福証に上場している銘柄です。
  昨年の今頃に立会外分売や株主優待の新設を行っていましたが、ちょうど1年経って東証2部への市場変更が決まりました。直接1部に上場するには時価総額が不足している事から、まずは2部への上場となるようです。

  ○指標面ではPER、PBRともに割安です。地方市場の上場銘柄ということで割安なまま放置されているものと思われますが、今後は見直し買いが入りそうです。
  業績はやや伸び悩み傾向が見られるでしょうか。

  ○売出は50万株程度ですが、月の平均出来高が2千株程度しかないため、受渡日に耐えきれるか不安が残ります。
  また、市場変更が決まった事で当面は株価が上昇しそうですが、2部行きの材料だけで上昇し続けるとも思えず・・・お付き合い以外での申し込みは避けた方が無難な気がします。

価格決定日時点

• コメント：○発表日以降、株価が7％近く上昇したところで価格決定となりました。
  11月24日に上場来高値2,445円を付けた後は株価が下落局面に入っている感じに見えます。公募価格は25日線付近の水準なので、この辺まで一旦調整しても不思議ではなさそうです。
  調整した後で反発する余力が残っていればいいのですが・・・

実施結果

始　値	2,260 円 ( – 21 円 )
高　値	2,359 円 ( + 78 円 )
安　値	2,260 円 ( – 21 円 )
終　値	2,300 円 ( + 19 円 )
寄付出来高	12,000 株
寄付出来高/公募数	2.05 ％
1日の出来高	64,300 株

• コメント：寄り付きこそ公募価格を割れて始まったものの、その後は買い戻される展開となり、一時2,359円を付ける場面もありました。
  今日の出来高は少ない感じでしたが、意外に上値が軽い印象も受けました。今後の買い戻しに期待したいと思います。