- 17年8月23日、はごろもフーズ (2831)の立会外分売が発表されました。
- 17年8月30日、 分売価格が決定されました。
[はごろもフーズ]の詳細・分析
分売銘柄データ
発表日 |
2017年8月23日 |
銘 柄 |
はごろもフーズ |
銘柄コード |
2831 |
上場先 |
東証2部 |
信用貸借区分 |
信用 |
業種 |
食料品 |
分売株数 |
100,000 株 |
吸収金額(発表日時点) |
1.40 億程度 |
申込数量 |
上限 3,000 株 |
実施予定日 |
8月31日~9月4日 |
株価・分売価格など
発表日終値 |
1,400 円 |
実施前日終値 |
1,428 円 |
発表日からの騰落率 |
2.00 % |
実施2日前
からの騰落率 |
–0.07 % |
分売価格 |
1,400 円 |
割引率 |
–1.96 % |
信用データ
発表日貸株残 |
– 株 |
実施前日貸株残 |
– 株 |
推定空売り数 |
– 株 |
空売り/分売数 |
– % |
各種指標など
会社予想PER(今期) |
23.96 倍 |
実績PBR |
1.03 倍 |
ROE |
4.3 % |
予想配当 |
18 円 |
配当利回り |
1.29 % |
配当性向 |
30.8 % |
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 事業内容:ツナ缶「シーチキン」の製造事業が主力。その他、「ポポロスパ」などのパスタ製造や果物の缶詰製造も手がける。
- 業績:
○18年3月期会社予想(数値は前期比)
売上高:1.0%減 営業利益:47.4%減 経常利益:46.5%減 純利益:37.4%減
Q決算時点での進捗度は売上高が25%、利益が42%~62%程度。
- 指標:同業他社と比較してかなり割高か。
- 自己資本比率:53.3% (経営レバレッジ:1.88 )
- 株主優待:3,000円相当の自社製品詰合せ(3月、9月権利)
- 出来高:1ヶ月平均で4千株程度。
- 板:買いが1万7千株程度、売りが1万5千株程度。
- 半年間のチャート:3月に上場来高値1,494円を記録した後は一旦調整局面へ。
前期決算発表直後の5月13日に年初来安値と同値の1,300円を記録。
6月下旬以降は上昇基調となり、現在も株価上昇中となっています。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→無し SBI→HYPER空売り無し
- 分売実施の目的:株式の分布状況改善及び流動性向上を図るため。
- コメント:○言わずと知れた、「シーチキン」製造元の会社です。
この銘柄は1,000株銘柄のため、1単元辺り140万円となっています・・・
1単位100株に変更すれば東証1部への市場変更も現実味を帯びると思うのですが、現状では変更の予定もなさそうです。
○ツナ缶の売り上げ減少に加え、原料である魚の価格上昇や経費の上昇に伴い、今期は大幅減益予想。その割りには株価があまり下落しておらず、同業のマルハニチロや日水と比較するとかなり割高です。
ただ、9月が株主優待の権利月なので、来月までは上昇する余地があるでしょうか?
○板に比べて出来高がかなり少なく、流動性に欠けている状態です。
100枚程度の分売ですが、この状態で捌くのは厳しい気がします。
また、1単元140万という事から、分売価格を割れた時のリスクも大きい事が予想されます。
現状では見送る可能性が高そうです。
実施前日時点
- コメント:○発表日以降、株価が2%上昇したところで分売実施となります。
気配だけ1,428円まで吊り上がってしまい、そのまま引けてしまいました。
そこから2%引きなので、お得感は全然ありません。流動性も相変わらず低い状態です。おそらく寄り付きで処分する人は少なく、それを狙って申し込む手もあるのですが、割れた時のリスクはかなり大きいです。
割安でもなく、含み損抱えてまで保有する必要性も薄いので、今回は見送りとします。
実施結果
始 値 |
1,400 円 ( ± 0 円 ) |
高 値 |
1,407 円 ( + 7 円 ) |
安 値 |
1,400 円 ( ± 0 円 ) |
終 値 |
1,406 円 ( + 6 円 ) |
寄付出来高 |
9,000 株 |
寄付出来高/分売数 |
9.00 % |
1日の出来高 |
26,000 株 |
- コメント:○寄り付きは前日比28円安でスタート。ちょうど分売価格と同値での寄り付きとなりました。
その後は1,407円まで買い戻されるも、前引け間際に売りが入り、1,402円で前引け。
後場に入ると再び1,407円まで買い戻されましたが、13時以降はほとんど取引が無く、結局1,406円の気配で大引けとなりました。
○やはり寄り付きで売る人は少なかったようで、何とか分売価格で踏み止まった形です。
寄り底なので、結果としてはそこそこ良い分売だったのですが・・・ハイリスクローリターンという感じは否めませんでした。