- 17年8月17日、 Ubicomホールディングス(3937)の立会外分売が発表されました。
- 17年8月31日、 分売価格が決定されました。
[Ubicomホールディングス]の詳細・分析
分売銘柄データ
発表日 |
2017年8月17日 |
銘 柄 |
Ubicomホールディングス |
銘柄コード |
3937 |
上場先 |
東証マザーズ |
信用貸借区分 |
信用 |
業種 |
情報・通信 |
分売株数 |
100,000 株 |
吸収金額(発表日時点) |
2.60 億程度 |
申込数量 |
上限 100 株 |
実施予定日 |
9月1日 |
株価・分売価格など
発表日終値 |
2,597 円 |
実施前日終値 |
3,330 円 |
発表日からの騰落率 |
+28.22 % |
実施2日前
からの騰落率 |
–2.49 % |
分売価格 |
3,230 円 |
割引率 |
–3.00 % |
信用データ
発表日貸株残 |
– 株 |
実施前日貸株残 |
– 株 |
推定空売り数 |
– 株 |
空売り/分売数 |
– % |
各種指標など
会社予想PER(今期) |
67.45 倍 |
実績PBR |
12.73 倍 |
ROE |
18.9 % |
予想配当 |
0 円 |
配当利回り |
0 % |
配当性向 |
0 % |
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 事業内容:海外でのシステム開発事業と、レセプト点検などの医療機関向けソフト販売事業が主力。フィリピンにシステム開発の拠点を置く。
- 業績:
○18年3月期会社予想(数値は前期比)
売上高:17.9%増 営業利益:50.2%増 経常利益:21.7%増 純利益:90.4%増
1Q決算時点での進捗度は売上高が20%、利益が6%~10%程度。
※やや不安な進捗率ですが、下期偏重となるようです。
- 指標:同業他社と比較して割高か。
- 自己資本比率:49.5% (経営レバレッジ:2.01)
- 株主優待:無し
- 出来高:1ヶ月平均で7万4千株程度。
- 半年間のチャート:5月までは1,500円前後での値動きが続いていたが、6月に入ると窓を開けて急上昇。1週間で3,000円まで急騰します。
その後も上昇の勢いは続き、7月7日に上場来高値3,905円を記録。
ただ、この後は一旦調整局面に入り、値を下げています。8月17日の時点では75日移動平均線付近に位置。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→無し SBI→HYPER空売り有り
- 分売実施の目的:東証1部への市場変更申請にあたり、その形式基準充足を図るとともに、株式の分布状況改善および流動性向上を図ることを目的とする。
- コメント:○昨年の6月にマザーズへ上場しています。
東証1部への市場変更の分売との事ですが、3月の時点では株主数が1,000名を切っており、今回の分売後でも条件を満たさないようです。再度の分売か、売出などが必要と思われます。
○指標は割高ですが、業績は2期連続2桁増益となっており、グロース株に位置付けられるようです。
○流動性には問題が無く、分売を十分捌けると思います。
ただ、株価の経緯を見ていると、ちょっとした材料で急騰する銘柄・・・という印象があります。
株価が2,500円付近で落ち着いていれば大丈夫だと思いますが、分売実施までに急騰すると調整局面に入る可能性も考えられます。前日までの株価動向に注意しておく必要がありそうです。
実施前日時点
- コメント:○発表日以降、株価が28%上昇したところで分売実施となります。
発表日の翌日から見る見る株価が上昇し、一時は3,980円を付ける日もありました。
(一番高い時で50%近く上昇していた事になります。)
75日移動平均線はまだ上昇基調ですが、チャート的にはダブルトップになりかけているようにも見えます。
この株価水準でどの程度買いが入るかを見極めたいので、申し込みは明日朝の気配次第になりそうです。
※一時的にはさらなる調整があっても不思議ではなく、怪しいようなら早めに見切る必要もありそうです。
実施結果
始 値 |
3,260 円 ( + 30 円 ) |
高 値 |
3,395 円 ( + 165 円 ) |
安 値 |
3,210 円 ( – 20 円 ) |
終 値 |
3,330 円 ( + 100 円 ) |
寄付出来高 |
48,000 株 |
寄付出来高/分売数 |
48.00 % |
1日の出来高 |
180,600 株 |
- コメント:○寄り付きは前日比70円安でスタート。
昨日終値付近まで戻した後に売りに押されてしまい、一気に分売価格を割れる水準まで下げてしまいます。
ただ、その後は買い戻しが入り、11時過ぎに急上昇。前引け間際に3,400円付近まで上昇しました。
後場に入ると利益確定と思われる売りが入り出し、じり安の展開に。ただ、3,300円を割れる事はなく、結局3,330円で大引けとなりました。
○一時分売割れした辺りで出来高は10万株を超えており、1日で分売数を消化した形となります。
前場は結構買いが強かった印象ですが、後場はあまり買いが入りませんでした。3,300円を超えると買いが少なくなる感じでしょうか?
チャートを見ても下落基調からまだ抜けてないように見えますが、今後の値動きは材料次第というところでしょうか。