- 17年8月17日、 ソルクシーズ (4284)の立会外分売が発表されました。
- 17年8月29日、 分売価格が決定されました。
[ソルクシーズ]の詳細・分析
分売銘柄データ
発表日 |
2017年8月17日 |
銘 柄 |
ソルクシーズ |
銘柄コード |
4284 |
上場先 |
東証1部 |
信用貸借区分 |
信用 |
業種 |
情報・通信 |
分売株数 |
670,000 株 |
吸収金額(発表日時点) |
5.96 億程度 |
申込数量 |
上限 5,000 株 |
実施予定日 |
8月30日 |
株価・分売価格など
発表日終値 |
889 円 |
実施前日終値 |
872 円 |
発表日からの騰落率 |
–1.91 % |
実施2日前
からの騰落率 |
–2.24 % |
分売価格 |
845 円 |
割引率 |
–3.10 % |
信用データ
発表日貸株残 |
– 株 |
実施前日貸株残 |
– 株 |
推定空売り数 |
– 株 |
空売り/分売数 |
– % |
各種指標など
会社予想PER(今期) |
20.39 倍 |
実績PBR |
2.29 倍 |
ROE |
11.2 % |
予想配当 |
5 円 |
配当利回り |
0.59 % |
配当性向 |
12.1 % |
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 事業内容:システムインテグレーション(SI)事業が主力。証券・クレジット・銀行・保険など金融関連のシステム開発に強みを持つ。SBIホールディングスが筆頭株主。
- 業績:
○17年12月期会社予想(数値は前期比)
売上高:0.8%増 営業利益:14.2%増 経常利益:39.9%増 純利益:37.7%増
2Q決算時点での進捗度は売上高が52%、利益が33~46%程度。
- 指標:同業他社と比較してやや割高か。
- 自己資本比率:46.3% (経営レバレッジ:2.19 )
- 株主優待:コシヒカリを贈呈。
(12月、6月権利:200株以上で2kg、1,000株以上で5kg、10,000株以上で10kg)
- 出来高:1ヶ月平均で9万6千株程度。
- 板:買いが3万5千株程度、売りが10万3千株程度。
- 半年間のチャート:5月までは550~600円と狭いレンジでの値動きとなっていましたが、5月17日に豊田通商との資本提携を発表してから窓を開けて上昇。さらに、5月24日にSBIホールディングスへの技術協力を発表すると連日の急上昇となり、5月31日に上場来高値1,068円を記録。
その後は一旦調整局面となり、現在は800円~900円付近での値動きとなっています。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→短期売建有り SBI→HYPER空売り無し
- 分売実施の目的:株式の流動性向上を図るため。
- コメント:○昨年の6月に東証1部へ市場変更となっています。
株価が高値圏にある事から、単純に大株主による売出でしょうか。
○近年の業績はやや減益傾向でしたが、今期は業績回復を見込んでいるようです。
ただ、指標的には割安というわけでもないですし、グロース株という位置付けでもないので微妙な感じです。フィンテック関連の材料株という位置付けはできそうですが。
○流動性は比較的ある方だと思いますが、それでも67万株の売出は結構きつそうです。
また、SBIホールディングスが筆頭株主のせいなのか、ハイカラの取り扱いがありません。
当日朝の気配次第で判断する事になりそうですが、買いが少なければ無理はしないと思います。
実施前日時点
- コメント:○発表日以降、株価が2%近く下げたところで分売実施となります。
やはりハイカラ無しの67万株売出は怖いので、明日朝の気配を見て申し込みの判断をする事になります。
○最近のチャートを見ると、株価が25日線を割る事はあっても75日線は下回らないようです。
なので、75日線の820円付近で踏み止まるようなら下げは一時的かと見ています。
逆に平気で800円を割ってくるようなら、下値が見えないかもしれません。
実施結果
始 値 |
858 円 ( + 13 円 ) |
高 値 |
859 円 ( + 14 円 ) |
安 値 |
841 円 ( – 4 円 ) |
終 値 |
842 円 ( – 3 円 ) |
寄付出来高 |
82,800 株 |
寄付出来高/分売数 |
12.36 % |
1日の出来高 |
321,000 株 |
- コメント:○寄り付きは前日比14円安でスタート。
その後は処分売りに押されてしまい、9時10分頃には分売価格を割れる状態に・・・
一旦850円付近まで持ち直す場面もありましたが、前場は分売価格前後での値動きが続く状態となりました。
後場に入っても同様の値動きが続き、結局842円で大引けとなりました。
○寄り付きでは出来高が分売数の10%程度しかなく、寄り付きでの処分売りが少なかったようです。
そのため、寄り付きでは利益が出る状態でしたが、ザラ場の大半では分売価格を割れる状態でした。
ただ、830円付近までは比較的買い板も多いようです。
板が厚い間に分売の売りを消化すれば、反発も期待できるのではと見ています。