- 17年8月14日、 セグエグループ (3968)の立会外分売が発表されました。
- 17年8月28日、 分売価格が決定されました。
[セグエグループ]の詳細・分析
分売銘柄データ
発表日 |
2017年8月14日 |
銘 柄 |
セグエグループ |
銘柄コード |
3968 |
上場先 |
JASDAQ スタンダード |
信用貸借区分 |
信用 |
業種 |
情報・通信 |
分売株数 |
100,000 株 |
吸収金額(発表日時点) |
4.80 億程度 |
申込数量 |
上限 1,000 株 |
実施予定日 |
8月29日 |
株価・分売価格など
発表日終値 |
4,800 円 |
実施前日終値 |
4,685 円 |
発表日からの騰落率 |
-2.40 % |
実施2日前
からの騰落率 |
+3.19 % |
分売価格 |
4,544 円 |
割引率 |
–3.01 % |
信用データ
発表日貸株残 |
– 株 |
実施前日貸株残 |
– 株 |
推定空売り数 |
– 株 |
空売り/分売数 |
– % |
各種指標など
会社予想PER(今期) |
49.96 倍 |
実績PBR |
7.12 倍 |
ROE |
14.2 % |
予想配当 |
0 円 |
配当利回り |
0 % |
配当性向 |
0 % |
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 事業内容:ITセキュリティ製品・ITインフラ製品の販売と、関連サービス提供によるソリューション事業が主力。
- 業績:
○17年12月期会社予想(数値は前期比)
売上高:10.4%増 営業利益:39.0%増 経常利益:25.7%増 純利益:54.6%増
2Q決算時点での進捗度は売上高が50%程度、利益が85~95%程度。
※利益進捗率は100%に近いですが、業績予想の上方修正はありませんでした。
- 指標:同業他社と比較して市場平均並みか。
- 自己資本比率:42.2% (経営レバレッジ:2.39)
- 株主優待:無し
- 出来高:1ヶ月平均で2万5千株程度。
- 板:売り・買いともに1万2千株程度。
- 半年間のチャート:上下動が結構激しい印象です。
2月中旬:3,500円付近→3月上旬:5,000円付近→4月中旬に年初来安値2,761円を記録。
その後、5月中旬の1Q決算発表後に窓を開けて急上昇。6月に入っても上昇の勢いは続き、6月8日に上場来高値6,640円を記録。
その後は調整局面となり、現在は25日線・75日線のやや下辺りに位置しています。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→無し SBI→HYPER空売り有り
- 分売実施の目的:株式分布状況の改善および流動性の向上を図るため。
- コメント:○昨年の12月にマザーズへ上場しています。
また、分売と同時に中間決算と1:2の株式分割も発表されています。
今回の分売は東証1部への市場変更のためかと思いましたが、現時点では株主数が大幅に不足しているようです。
また、今回は上限が1,000株となっている事から、株主数を大きく増やす事が目的でもないようです。
- ○PERは50倍超と高い状態ですが、2期連続2桁増益となる見込みであり、グロース株に位置付けられると思います。
ただ、2Qの時点で利益進捗率が100%近い状態でしたが、業績予想の上方修正がありませんでした。
株式分割も同時に発表されていますが、PTSでは株価が大幅に下落しています。
○分売については問題なく消化できると思うのですが、今日の決算発表を受けて株価がどうなるかは注意が必要そうです。
5月に開けた窓を埋める所まで株価が下がってくれればいいのですが、そうでない場合は難しい感じになるかもしれません。
また、この銘柄はボラティリティが大きく、1日で200円程度は平気で動きます。
処分のタイミングにも注意する必要がありそうです。
実施前日時点
- コメント:○発表日以降、株価が2.4%下げたところで分売実施となります。
発表日の翌日に株価は4,100円付近まで下げたのですが、その後は値を戻し、株価水準を回復した感じです。
○値引きは3%ですが、今日一日で株価が3%以上上昇しています。
そのため、始値(4,500円)の方が分売価格より安く、お得感はありません・・・
分売数は10万株なので割れるところまでは行かないと見ていますが、一応朝の気配を見てから判断する事になりそうです。
実施結果
始 値 |
4,525 円 ( – 19 円 ) |
高 値 |
4,555 円 ( +11 円 ) |
安 値 |
4,510 円 ( – 34 円 ) |
終 値 |
4,530 円 ( – 14 円 ) |
寄付出来高 |
27,800 株 |
寄付出来高/分売数 |
27.80 % |
1日の出来高 |
84,200 株 |
- コメント:○朝8時過ぎの時点では、分売数の15%程度成り買い注文が入っていたと思います。
しかし、9時前になって分売の売りが殺到してしまい、寄り付きは前日比160円マイナスと大幅安でのスタートになりました。
4510円まで下げた後は若干値を戻し、分売価格付近で上下する展開となりました。
後場も同様の値動きとなり、結局4,530円で大引けとなりました。
○何といっても、早朝の北朝鮮によるミサイル発射が響いた形となりました・・・
分売数が1,000枚にもかかわらず、分売価格を割れる形となってしまいました。
リスクオフ姿勢が明確となり、寄り付きでの処分売りが増えたのと買いが入らなかった事が重なったためと思われます。
ただ、今日の値動きだけで見ると、分売価格は割れても下値は限定的な感じもします。
明日以降、ミサイル発射の影響が抜けた後の値動きに期待したいです。