- 17年6月5日、 朝日インテック(7747)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 17年6月13日、公募価格が決定しました。
[朝日インテック]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 | 朝日インテック | 発表日 | 2017年6月5日 |
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銘柄コード | 7747 | 公募・売出株数 | 自己株処分:699,100 株 売出:707,200 株 (OA:210,900 株) |
上場先 | 東証2部 | 吸収金額 (発表日時点) |
84.42 億程度 |
信用貸借区分 | 貸借 | 価格決定日 | 6月13日~6月16日 |
業種 | 精密機器 | 受渡日 | 6月21日~6月26日 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 5,220 円 | 公募価格 | 4,820 円 |
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価格決定日終値 | 4,970 円 | 割引率 | -3.02 % |
信用データ
発表日貸株残 | 6,700 株 | 推定空売り数 | 107,100 株 |
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受渡日前日 貸株残 |
113,800 株 | 空売り/公募数 | 6.62 % |
各種指標など
会社予想PER | 47.65 倍 | 予想配当 | 27.4 円 |
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実績PBR | 8.47 倍 | 配当利回り | 0.52 % |
ROE | 17.8 % | 配当性向 | 25.0 % |
コメント
※下記に記載している評価などは、私の主観によるものが多く含まれています。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 引受会社:野村證券、東海東京証券、SMBC日興証券
- 事業内容:ワイヤー製品の製造事業が主力。特に、カテーテル治療などに使われる医療用ワイヤーに強みを持つ。
- 業績:17年6月期は前期比でおおむね横ばいの予想。(経常利益のみ5%増の見込み)なお、3Q時点での進捗率は売上高が80%、利益が95%前後となっていますが、4Qで費用計上の予定があるということで上方修正等は行われていないようです。
- 指標:同業他社に比べると割高。
- 自己資本比率:70.2% (経営レバレッジ:1.43)
- 株主優待:無し
- 出来高:1ヶ月平均で16万6千株程度。
- 板:買いが8万株、売りが9万4千株程度。
- 半年間のチャート:昨年12月に3,840円の安値を付けた後は上昇基調に。3Q決算発表後の5月17日に5,460円の最高値を付け、現在は5,250円辺りに位置。75日移動平均線を大きく上回っているが、25日線のラインを割れるかどうかというところ。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→長期売建有り SBI→無期限売建有り
- PO実施の目的:本社移転も視野に入れた新社屋建設、及び東北R&Dセンターの設立に係る設備投資資金へ充当する予定。
- コメント:株主数5千名以上、時価総額3,000億円以上と東証1部でも中型株に匹敵する規模だと思うのですが、なぜか東証2部に留まっているようです。
1部への市場変更の条件は満たしていると思うのですが、その気がないのかも?
自己株の処分と売出がほぼ同じ比率でのPOとなりますが、公募による希薄度は1.4%程度なので株価にはそれほど影響なさそうです。
POの目的も研究開発への投資となっているので、前向きな資金調達と見ていいと思います。
値決めの後で、その辺の見直し買いが入る事を期待したいです。 - ※6/13追記:発表日から4.8%近く下げた状態での値決めとなりました。
しかし、今日の時点では買い長となっています・・・
思ったより空売りが積み上がっておらず、あまり良くない兆候かもしれません。 - ※6/20追記:値決め以降、空売りは多少入ったようです。今日の終値は公募価格から200円プラスの状態なので、受渡日で割れる可能性は低いと見ています。
実施結果
始値 | 5,120 円 ( + 300 円 ) |
寄付出来高 | 308,400 株 |
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高値 | 5,140 円 ( + 320 円 ) |
寄付出来高/ 公募数 |
19.07 % |
安値 | 5,040 円 ( + 220 円 ) |
1日の出来高 | 970,900 株 |
終値 | 5,100 円 ( + 280 円 ) |
- コメント:寄り付きは前日より100円高い5,120円でスタート。
直後に5,040円まで下がりましたが、すぐに買い戻される展開となり、10時半に5,140円の高値を付けました。
その後は後場にかけて5,100円前後でもみ合う展開が続き、結局5,100円で大引けとなりました。
前日より下がるどころか窓を開けて上昇する形となり、かなり買いが強い感じでした。
- 6月以降のPOを振り返ってみると、受渡日に大きく下げたケースはあまりなく、むしろ前日比プラスで始まる事も多いようです。
先月までは受渡日で下がるケースが大半だったので、最近の好調な地合いを受けて流れが変わっているのかもしれません。
どこまで好調が続くかは分かりませんが、戦略を多少練り直す必要があるかもしれないですね。