- 17年6月5日、メディシノバ(4875)の立会外分売が発表されました。
- 17年6月12日、分売価格が決定しました。
[メディシノバ]の詳細・分析
分売銘柄データ
銘 柄 | メディシノバ | 発表日 | 2017年6月5日 |
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銘柄コード | 4875 | 分売株数 | 800,000 株 |
上場先 | JASDAQ スタンダード |
吸収金額 (発表日時点) |
5.34 億程度 |
信用貸借区分 | 現物のみ | 申込数量 | 上限 10,000 株 |
業種 | 医薬品 | 実施日 | 6月13日 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 667 円 | 実施2日前 からの騰落率 |
+ 0.32 % |
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実施前日終値 | 621 円 | 分売価格 | 602 円 |
発表日からの 騰落率 |
-7.09 % | 割引率 | -3.06 % |
信用データ
発表日貸株残 | – 株 | 推定空売り数 | – 株 |
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実施前日 貸株残 |
– 株 | 空売り/分売数 | – % |
各種指標など
会社予想PER | -15.44 倍 | 予想配当 | 0 円 |
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実績PBR | 5.66 倍 | 配当利回り | 0 % |
ROE | -36.6 % | 配当性向 | 0 % |
コメント
※下記に記載している評価などは、私の主観によるものとなります。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 事業内容:アメリカ・カリフォルニアに本社を置くバイオベンチャー企業。一から開発するのではなく、医薬品候補となる物質のライセンスを日本の製薬会社などから取得し、臨床開発に特化している。
- 業績:上場後、売上はいまだになし。17年12月期も赤字の見込み。
- 指標:赤字なので指標は役に立ちません・・・
- 株主資本比率:87.5%
- 株主優待:無し
- 出来高:1ヶ月平均で6万5千株程度。
- 板:売り買いともに12万株程度。
- 半年間のチャート:昨年12月に830円の高値を付けた後は下落基調に。4月に510円の安値を付けてから緩やかに上昇基調へ。現在は650円~700円のレンジ相場にあるか。
- 一般信用売り取扱:無し
- 分売実施の目的:株式の分布状況の改善ならびに流動性向上のため
- 評価:見送り
- コメント:赤字が続くバイオベンチャーの分売です。
昨年も同じ時期に80万株の分売が行われましたが、寄り付きで多少割れるも終値で利益が出ていたという、意外な結果でした。
ただ、この時は「そーせい」を筆頭とするバイオセクターが活況だった事と、出来高も数十万株有り、流動性が十分あった事が持ちこたえた要因だと思われます。
今回の分売においてはバイオセクターが活況とは言いづらいですし、出来高も平均で10万株を切っており、去年と比べて流動性がかなり低くなっています。
この状況で80万株をさばくのは容易ではなく、実施日当日は厳しい展開になるのではないかと思います。
現時点では見送りとしています。
実施前日時点
- 評価:微妙(朝の気配次第。加えて他バイオ銘柄の動向もチェックしておくべきか)
- コメント:株価は発表日以降、7%近く下げました。分売価格は600円近辺となっています。
チャートでは75日移動平均線を下回っています。また、1年チャートで見てみると、おおむね600円前後で反発することが多いようです。
ただ、直近の最安値は510円である事から、分売価格の602円を簡単に割れてしまうようだと底値を試す展開になるかもしれません。
一応気配次第としていますが、寄り付きは厳しい展開になる可能性も高いと見ています。
プラス材料としては、同業のアンジェスMGに材料が出て本日ストップ高になった事でしょうか。
これを機にバイオセクターが活況となるようでしたら、メディシノバにもチャンスが生まれそうです。現状だと賭けに近い感じなのは否めませんが・・・
実施結果
始値 | 602 円 ( ± 0 円 ) |
寄付出来高 | 76,300 株 |
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高値 | 612 円 ( +10 円 ) |
寄付出来高/ 分売数 |
9.54 % |
安値 | 601 円 ( – 1 円 ) |
1日の出来高 | 344,300 株 |
終値 | 607 円 ( + 5 円 ) |
- コメント:朝の時点ではあまり買い注文が入ってなかったのですが、驚くほど売り注文も少なく、分売価格と同値で寄り付きました。
直後に1円だけ分売価格を割れましたが、すぐ買い戻しが入るようになり、612円の高値を付けました。
その後は607円~612円の狭いレンジでの値動きが続き、結局607円で引けました。
今日はアンジェスMGとラクオリア創薬が高騰しましたが、残念ながらメディシノバには波及しなかった形です。
ただ、株価は分売価格付近で留まっているので、600円付近では一定の買い需要があるようです。
600円を大きく割るような事がなければ、材料待ちで保有するのも一つの手かもしれません。