- 17年5月29日、 竹本容器 (4248)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 17年6月6日、公募価格が決定しました。
[竹本容器]の詳細・分析
銘柄データ
| 銘 柄 | 竹本容器 | 発表日 | 2017年5月29日 |
|---|---|---|---|
| 銘柄コード | 4248 | 公募・売出株数 | 公募：500,000 株 売出：50,000 株 (OA：82,000 株) |
| 上場先 | 東証2部 | 吸収金額 (発表日時点) |
11.50 億程度 |
| 信用貸借区分 | 貸借 | 価格決定日 | 6月6日 |
| 業種 | 化学 | 受渡日 | 6月19日 |
株価・分売価格など
| 発表日終値 | 1,820 円 | 公募価格 | 1,705 円 |
|---|---|---|---|
| 価格決定日終値 | 1,758 円 | 割引率 | -3.01 ％ |
信用データ
| 発表日貸株残 | 300 株 | 推定空売り数 | 75,700 株 |
|---|---|---|---|
| 受渡日前日 貸株残 |
76,000 株 | 空売り/公募数 | 11.98 ％ |
各種指標など
| 会社予想PER | 11.13 倍 | 予想配当 | 32 円 |
|---|---|---|---|
| 実績PBR | 1.59 倍 | 配当利回り | 1.88 ％ |
| ROE | 14.3 ％ | 配当性向 | 20.9 ％ |
コメント
発表日時点
- 引受会社：大和証券、ＳＭＢＣ日興証券、みずほ証券、三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券、野村證券、ＳＢＩ証券、ＳＭＢＣフレンド証券、東海東京証券、香川証券
- 事業内容：コスメ商品や食料品などのプラスチック容器メーカー。自社で金型を多く保有し、納期を短縮して製造できることが売り。
- 業績：17年12月期は前期比でおおむね横ばいの業績予想。1Qでの利益進捗率は25～30％程度。
- 指標：同業他社と比較して割安か。
- 自己資本比率：46.4％(17年12月期1Q時点) (経営レバレッジ：2.15)
- 株主優待：浅草のお菓子を入れた自社のオリジナルボトルを贈呈(12月権利)
- 出来高：1ヶ月平均では1万1千株程度。
- 板：売り・買いともに2万2千株程度。
- 半年間のチャート：安値圏を抜けて上昇基調になっており、中間辺りの位置に。5月29日の時点では25日、75日移動平均線より上に位置しています。
- 一般信用売り取扱：無し
- PO実施の目的：本社における建物への設備投資資金の一部や、連結子会社への投融資資金に充当する予定。
（同時に東証1部への市場変更も発表されており、市場変更の条件を充足する目的もあると思われます。）
- コメント：上記の通り、東証1部への市場変更と同時にPOが実施されます。
先週末にPO発表の平田機工も同時に市場変更を発表していますが、今日は大幅に下げました。
この銘柄も貸借銘柄なので、値決めまでは下げる期間があるかもしれません。
(東証1部への変更がより評価されるようなら、逆に騰がる可能性もありますが)
ただ、希薄度は10％前後と飛び抜けて高いわけではないです。
また、業績が横ばい状態とはいえ割安で特徴ある企業の株なので、これを機会に見直し買いが入る事も期待したいと思います。 - ※6/6追記：発表日から3.5％近く下げた状態で値決めとなりました。思ったより下がらなかったのと、あまり空売りが入ってないのが気になるところです・・・
- ※6/16追記：残念ながら、価格決定日以降で株価は上昇しませんでした。空売りは多少積み上がりましたが、受渡日に実需の買いが入る事を期待したいです。
実施結果
| 始値 | 1,757 円 ( + 52 円 ) |
寄付出来高 | 158,900 株 |
|---|---|---|---|
| 高値 | 1,764 円 ( + 59 円 ) |
寄付出来高/ 公募数 |
25.14 ％ |
| 安値 | 1,749 円 ( + 44 円 ) |
1日の出来高 | 329,700 株 |
| 終値 | 1,756 円 ( + 51 円 ) |
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- コメント：寄り付きは前営業日より5円だけ高い1,757円でスタート。
10時までは若干売りに押される展開となるも、その後は買い戻される展開となり、13時頃に今日の高値を付けました。
13時を過ぎてからは緩やかに下げる展開となり、結局1,756円で引けました。
1日の値動きとしては上下15円程度しか無く、受渡日にしては驚くほど動きがなかったですね・・・
この銘柄も東証1部へ変更となっているのですが、注目度に欠けてしまった感があります。
先日の平田機工のPOと比べると、少し寂しい感じがしました。