- 17年5月29日、 アイホン (6718)の売出(PO)が発表されました。
- 17年6月6日、売出価格が決定しました。
[アイホン]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 | アイホン | 発表日 | 2017年5月29日 |
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銘柄コード | 6718 | 公募・売出株数 | 売出:479,000 株 (OA:71,000 株) |
上場先 | 東証1部 | 吸収金額 (発表日時点) |
10.47 億程度 |
信用貸借区分 | 貸借 | 価格決定日 | 6月6日 |
業種 | 電気機器 | 受渡日 | 6月14日 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 1,903 円 | 公募価格 | 1,806 円 |
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価格決定日終値 | 1,862 円 | 割引率 | -3.01 % |
信用データ
発表日貸株残 | 14,400 株 | 推定空売り数 | 95,800 株 |
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受渡日前日 貸株残 |
110,200 株 | 空売り/公募数 | 17.42 % |
各種指標など
会社予想PER | 13.39 倍 | 予想配当 | 32 円 |
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実績PBR | 0.67 倍 | 配当利回り | 1.77 % |
ROE | 5.0 % | 配当性向 | 23.7 % |
コメント
発表日時点
- 引受会社:野村證券、他
- 事業内容:インターホン、ドアホン、ナースコールシステムなどを製造。インターホンは国内シェア首位。
- 業績:17年3月期は前々期比でわずかに増収も、営業利益が8.9%減、経常利益が18.6%減、純利益が37.2%減と大幅減益。18年3月期は前期比で5%前後の増収、営業・経常利益が18%前後の増益、純利益が6%前後の増益を予想。
- 指標:同業他社と比較して割安。
- 自己資本比率:81.7% (経営レバレッジ:1.23)
- 株主優待:無し
- 出来高:1ヶ月平均で1万7千株程度。
- 板:買いが3万3千株程度、売りが6万株程度。
- 半年間のチャート:高値圏よりやや下の位置。5/29終値は75日移動平均線より上に位置。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→長期売り建て有り SBI→無し
- PO実施の目的:株式の株主分布状況の改善、および流動性の向上。
- コメント:48万株前後で10億規模の売出と、POとしては小型になります。
自己資本比率が高く財務は盤石なのですが、反面ROEが低く、ROEを重視する最近の流れには乗れてない気がします。
株価は値決めまで当面売り込まれそうな感じですが、指標的には割安なのと今期業績見込みがそこまで悪くない事から、売りが一巡すれば反発することを期待したいです。 - ※6/6追記:発表日から2%程度下げた状態で値決めとなりました。
今日が決定日という事もあって買いが入り、急速に戻した形となりました。
公募株をもらう人にとってはあまり良くない展開でしたね・・・
実施結果
始値 | 1,885 円 ( + 79 円 ) |
寄付出来高 | 134,900 株 |
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高値 | 1,885 円 ( + 79 円 ) |
寄付出来高/ 公募数 |
24.53 % |
安値 | 1,850 円 ( + 44 円 ) |
1日の出来高 | 272,500 株 |
終値 | 1,863 円 ( + 57 円 ) |
- コメント:空売りの買い戻しに加えて実需の買いも入ったようで、前日終値より30円程度高い値で寄り付きました。
寄り付きが高すぎたせいかすぐに利益確定の売りに押されてしまい、10時に1,850円の安値を付けました。
その後は1,860円~1,870円での狭い値動きが大引けまで続く展開となり、結局1,863円で引けました。
値決め以降は受渡日まで株価が大きく動く事もなく、ディスカウント分がきっちり取れたPOとなりました。