- 20年2月25日、 大村紙業(3953)の立会外分売が発表されました。
- 20年3月3日、 分売価格の決定
[大村紙業]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | 大村紙業(3953) |
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上場先 | JASDAQスタンダード |
信用貸借区分 | 信用 |
業種 | パルプ・紙 |
事 業 内 容 | 段ボールの製造が主力。売上の6割が段ボールケース(箱)、2割が段ボールシートとなっている。 |
分売データ
発表日 | 2020年2月25日 |
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分売株数 | 119,500 株 |
吸収金額(発表日時点) | 0.94 億程度 |
申込数量 | 上限 2,000 株 |
実施予定日 | 3月4日~3月6日 |
実施日 | 3月4日 |
分売実施の目的 | 一定数量の売却意向があり、会社として検討した結果、立会外分売による当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るため 。 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 787 円 |
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実施前日終値 | 674 円 |
発表日からの騰落率 | –14.36 % |
実施2日前 からの騰落率 |
–1.75 % |
分売価格 | 654 円 |
割引率 | –2.97 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 8,000 株 程度 |
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信用残/月平均出来高 | 6.61 倍 |
分売数/月平均出来高 | 14.40 倍 |
買い板 | 1万株 程度 |
売り板 | 5千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→HYPER空売り有り |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業績 | ○20年3月期会社予想(数値は前期比) 売上高:4.4%増 営業利益:13.6%増 経常利益:12.5%増 純利益:12.9%増 3Q決算時点での進捗度は売上高が74%、利益が108~121%程度。 |
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自己資本比率 | 71.2 % |
会社予想PSR(今期) | 0.59 倍 |
会社予想PER(今期) | 22.97 倍 |
実績PBR | 0.59 倍 |
ROE | 2.6 % |
予想配当 | 10 円 |
配当利回り | 1.53 % |
配当性向 | 35.1 % |
同業他社との比較 | PER:かなり割高か PBR:やや割高か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:なし
- コメント
○銘柄・分売について
・大村紙業は段ボールケースの大手メーカーです。
経営者一族で全株式の7割近くを保有する同族企業となっており、現状では市場変更の可能性は低そうです。なお、今回の売出人は経営者一族か金融機関のいずれかと思われます。○業績・指標
・業績:前期までは増収減益の傾向でしたが、今期は2桁増益の見通し。段ボール製品の売り上げは減っているものの、段ボール原紙の高騰を背景に値上げを行って採算が改善してきた模様。ただ、コロナウイルスの影響が折り込まれてない点には注意が必要そうです。・指標:同業他社と比べて割高です。
○見通し
・需給動向:分売数は11.95万株、発行株ベースで2.45%程度。月の平均出来高は8千株程度と、流動性に欠ける状態。紙・パセクターの銘柄にしては、妙にPERが高いのが気になります。今期は一応増益見通しですが、ファンダで動くというより思惑的な値動きが多い銘柄でもあり、実施前に急騰するようだと分が悪くなるかもしれません。・株価動向:短期的に上下することがあり、巨大な上ヒゲの多いチャートですが・・・中長期のトレンドは緩やかな下落基調となっています。現在は700円台後半に位置。
昨年の年初来安値が750円となっており、分売価格が750円を切るようならリスクも軽減されそうでしょうか?
実施前日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は14.36%下落。今日は前日比1.75%上昇。分売価格は25日線より19%下に乖離し、2017年12月以来の安値水準。
○信用・需給状況:前日の出来高は1万株。流動性は改善しておらず、板も増えていません。明日の気配を要確認となりそうです。○見通し:【朝の気配と市況次第、買いが少なければ見送り】
・発表後の株価は大きく調整し、約3年ぶりの安値圏に突入。分売価格は650円台となりました。分売数は少ないですが、前日になっても出来高が増えておらず、板も少ないです。地合いが崩れると寄り付きの売りを支えきれない可能性もあり、明日の気配を見てから判断したいと思います。・チャートで見ても底値かどうかは読みづらく、現状は微妙なところです。ただ、過去の株価を見ると、25日線から20~25%乖離した所で下げ止まることが多く、610円~650円が下値の目安として意識されそうでしょうか?
実施結果
始 値 | 634 円 ( – 20 円 ) |
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高 値 | 643 円 ( – 11 円 ) |
安 値 | 614 円 ( – 40 円 ) |
終 値 | 638 円 ( – 16 円 ) |
寄付出来高 | 24,600 株 |
寄付出来高/分売数 | 20.59 % |
1日の出来高 | 71,100 株 |
- コメント
○寄り付き直後はかなり下げてしまったものの、その後は買い戻されて640円付近までは戻しました。とはいえ、終日分売価格を割れるという冴えない展開でした。今日に限ってはそこまで地合いが悪くなかったように思いますが・・・これだけ毎日乱高下していると、様子見となる人が多く、買いが入りづらいのかもしれません。