- 20年2月19日、レアジョブ(6096)の立会外分売が発表されました。
- 20年2月25日、 分売価格の決定
[レアジョブ]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | レアジョブ(6096) |
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上場先 | 東証マザーズ |
信用貸借区分 | 信用 |
業種 | サービス業 |
事 業 内 容 | オンライン英会話サービス「レアジョブ英会話」を運営。遠隔方式によりフィリピン人講師と 1対1の英会話レッスンを提供。 |
分売データ
発表日 | 2020年2月19日 |
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分売株数 | 350,000 株 |
吸収金額(発表日時点) | 7.75 億程度 |
申込数量 | 上限 1,000 株 |
実施予定日 | 2月26日~2月28日 |
実施日 | 2月26日 |
分売実施の目的 | 東京証券取引所市場第一部への市場変更申請を行う準備を具体的に進めており、形式基準の充足のために株式の流動性向上及び株主増加並びに株式の分布状況の改善を図るため。 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 2,214 円 |
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実施前日終値 | 2,150 円 |
発表日からの騰落率 | –2.89 % |
実施2日前 からの騰落率 |
–7.65 % |
分売価格 | 2,085 円 |
割引率 | –3.02 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 110,000 株 程度 |
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信用残/月平均出来高 | 4.83 倍 |
分売数/月平均出来高 | 3.17 倍 |
買い板 | 3万8千株 程度 |
売り板 | 6万6千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→HYPER空売り有り |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業績 | ○20年3月期会社予想(数値は前期比) 売上高:23.6%増 営業利益:124.5%増 経常利益:106.6%増 純利益:60.5%増 3Q決算時点での進捗度は売上高が73%、利益が93~96%程度。 |
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自己資本比率 | 47.1 % |
会社予想PSR(今期) | 4.40 倍 |
会社予想PER(今期) | 93.92 倍 |
実績PBR | 13.78 倍 |
ROE | 14.7 % |
予想配当 | 0 円 |
配当利回り | 0 % |
配当性向 | 0 % |
同業他社との比較 | PER:かなり割高か PBR:かなり割高か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:「レアジョブ英会話」に関するキャッシュバックチケット
(3月権利、上限10,000円分)
- コメント
○銘柄・分売について
・昨年12月以来、およそ3カ月ぶりの分売となります。
今回も株主数を増やす目的があるようですが、今期の決算を経て経常利益の要件を満たす見込みとなっており、1部昇格は早くても6月以降と思われます。○業績・指標
・業績:近年の業績は順調に伸びています。今期も大幅な増収増益の見通し。3Qの利益進捗率は100%近い状態なのですが、市場予想は会社予想とおおむね一致しているのが気になります。普通なら業績の上ぶれが期待できる感じですが・・・・指標:グロース株ということで、PER、PBRは同業他社と比べてかなり割高です。ただ成長率が高いこともあり、PSRやPEGレシオで見るとそこまで割高でもないようです。
○見通し
・需給動向:分売数は35万株、発行株ベースで3.69%。前回より分売数が増えた一方、月の平均出来高は11万株程度まで落ちており、条件が悪化しています。ボラティリティも大きく、過去2回は安値が分売価格を割れる状態に。ハイリスクハイリターンの難しい案件となりそうです。・株価動向:前回分売時は2,600円付近でした。そこから3,145円まで上昇した後はジリ安となり、年明け以降は2,500円前後で推移。その後、3Q決算を受けて失望売りが出てしまい、現在は2,200円台に位置しています。
現在は26週線が1,820円を通過していますが、そこまで調整するのは難しそうでしょうか?後は、直近の安値である2,000円前後が節目として意識されるかもしれません。
実施前日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は3%近く下落。今日は前日比7.65%下落。分売価格は25日線より13%下に乖離。
○信用・需給状況:前日の出来高は19.91万株。流動性は改善していますが、売り板に比べて買い板が少ないのが気になります。○見通し:【朝の気配次第、買いが少ないようなら見送り】
・発表後の株価は行って来いの形になり、今日だけ見れば急落したものの、先週と比較すればあまり下がってない印象。分売価格は25日線から離れていますが、直近は2,000円付近が節目なのを考えると微妙な水準です。
業態的には新型コロナウイルスの影響を受けづらいと思うのですが、今日の下げっぷりを見るとそこら辺関係なく売られている印象も。明日の地合いも悪い可能性が高く、朝の気配が良くなければ無理はしないと思います。
なお、過去2回の分売で割れていることもあり、急落時のボラティリティには注意が必要そうです。
結果
始 値 | 2,100 円 ( + 15 円 ) |
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高 値 | 2,115 円 ( + 30 円 ) |
安 値 | 2,020 円 ( – 65 円 ) |
終 値 | 2,020 円 ( – 65 円 ) |
寄付出来高 | 54,400 株 |
寄付出来高/分売数 | 15.54 % |
1日の出来高 | 234,800 株 |
- コメント
○分売数35万株に対し、約定数は18.49万株と、半分程度しか取引が成立しませんでした。そのせいか、寄り付き直後は分売価格を上回りましたが、時間が経つにつれて下値を切り下げる形に。結局安値引けとなっています。
マザーズ指数が暴落状態となり、新興の中小型株に逆風が吹いています。今の状態でマザーズ銘柄に手を出すのはちょっと厳しそうですね。