- 20年2月14日、オロ(3983)の立会外分売が発表されました。
- 20年2月25日、 分売価格の決定
[オロ]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | オロ(3983) |
---|---|
上場先 | 東証1部 |
信用貸借区分 | 貸借 |
業種 | 情報・通信 |
事 業 内 容 | クラウド型ERPソフト(統合基幹業務システム)の開発・販売事業が主力。米企業開発のマーケティング支援ツールの販売も手がける。 |
分売データ
発表日 | 2020年2月14日 |
---|---|
分売株数 | 100,000 株 |
吸収金額(発表日時点) | 3.38 億程度 |
申込数量 | 上限 100 株 |
実施予定日 | 2月26日~2月28日 |
実施日 | 2月26日 |
分売実施の目的 | 株主数の更なる増加および流動性の向上を図るため。 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 3,375 円 |
---|---|
実施前日終値 | 3,080 円 |
発表日からの騰落率 | –8.74 % |
実施2日前 からの騰落率 |
–3.60 % |
分売価格 | 3,018 円 |
割引率 | –2.01 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 85,000 株 程度 |
---|---|
信用残/月平均出来高 | 1.26 倍 |
分売数/月平均出来高 | 1.17 倍 |
買い板 | 1万8千株 程度 |
売り板 | 2万株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし有り SBI証券→1日売建有り |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業績 | ○19年12月期通期決算(数値は18年3月期比) 売上高:12.5%増 営業利益:13.6%増 経常利益:14.5%増 純利益:7.9%増 ○20年12月期会社予想(数値は前期比) |
---|---|
自己資本比率 | 80.2 % |
会社予想PSR(今期) | 8.76 倍 |
会社予想PER(今期) | 40.50 倍 |
実績PBR | 8.13 倍 |
ROE | 20.1 % |
予想配当 | 9 円 |
配当利回り | 0.30 % |
配当性向 | 12.1 % |
同業他社との比較 | PER:割高か PBR:かなり割高か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:なし
- コメント
○銘柄・分売について
・18年3月以来、およそ2年ぶりの分売となります。
昨年6月の時点で株主数が2,000名を切っており、2部落ちを回避するための分売と思われます。○業績・指標
・業績:近年の業績は順調に伸びています。前期は純利益を除いて2桁の増収増益で着地。今期は13%増収、3割の大幅増益を見込んでいます。今期の会社予想は四季報予想を大きく上回っていますが、PTSでは出来高もなく、あまり盛り上がっていないようでした。・指標:同業他社と比べて割高のようです。
○見通し
・需給動向:分売数は10万株、発行株ベースで0.6%と少なめ。月の平均出来高は8.5万株程度と、流動性は十分。分売数が少ないので空売りはあまり入らないかもしれませんが、需給面は普段の出来高でカバーできそうです。割高の値がさ株という点は懸念材料ですが、ファンダがよいので買いは入りやすいと見ています。・株価動向:昨年8月に1,843円まで下落した後は上昇基調に転換。11月の3Q決算後に株価が急騰し、4,490円の年初来高値を記録。その後は調整モードには入り、現在は3,300円台後半に位置しています。
11月以降のチャートが行ってこいの状態になっており、現在の水準で下げ止まるか、窓を埋める所(3,000円)までもう一段下げるかがポイントになりそうです。200日線、52週線も3,000円付近を通過しており、この辺まで下げれば節目として意識されそうでしょうか。
実施前日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は8.7%下落。今日は前日比3.6%下落。分売価格は25日線(540円)より14%下に乖離し、200日線付近に位置。
○信用・需給状況:前日の出来高は14.74万株。流動性は問題ないものの、空売りは返済の方が多くなってしまい、貸借残・売り残ベースともに発表時より減少しています。○見通し:【朝の気配次第、買いが少ないようなら見送り】
・株価は発表後に調整が進み、分売価格は3,000円付近となりました。昨年11月以来の安値圏に近く、チャートだけ見れば買いを示唆するシグナルが結構出ているのですが・・・今日の安値が2,856円なのを考えると、安心できる水準ではないようです。
夜間の先物も大きく下落しており、明日も地合いが悪い可能性があります。こういう時は割高の値がさ株が真っ先に売られることが多いので、朝の気配と海外市況を見た上で慎重に判断したいと思います。
実施結果
始 値 | 2,998 円 ( – 82 円 ) |
---|---|
高 値 | 3,020 円 ( + 2 円 ) |
安 値 | 2,942 円 ( – 82 円 ) |
終 値 | 3,000 円 ( – 18 円 ) |
寄付出来高 | 28,600 株 |
寄付出来高/分売数 | 28.60 % |
1日の出来高 | 234,800 株 |
- コメント
○ほぼ終日に渡って分売価格を下回り、冴えない展開でした。ここまで相場が悪いようだと、どうしようもない感じです。ファンダが悪くないのでいつかは戻すと思いますが、今は先が見えず辛抱どころという感じでしょうか。