- 19年12月3日、大阪油化工業 (4124)の立会外分売が発表されました。
- 19年12月10日、 分売価格の決定
[大阪油化工業]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | 大阪油化工業 (4124) |
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上場先 | JASDAQスタンダード |
信用貸借区分 | 信用 |
業種 | 化学 |
事 業 内 容 | 素材メーカーなどからの受託加工事業が主力。様々な化学物質の精密蒸留が強み。 |
分売データ
発表日 | 2019年12月6日 |
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分売株数 | 53,000 株 |
吸収金額(発表日時点) | 0.71 億程度 |
申込数量 | 上限 500 株 |
実施予定日 | 12月11日~12月17日 |
実施日 | – |
分売実施の目的 | 一定数量の売却意向があり、会社として検討した結果、立会外分売による株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るため |
株価・分売価格など
発表日終値 | 1,345 円 |
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実施前日終値 | 1,268 円 |
発表日からの騰落率 | –5.72 % |
実施2日前 からの騰落率 |
–2.31 % |
分売価格 | 1,230 円 |
割引率 | –3.00 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 3,000 株 程度 |
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信用残/月平均出来高 | 21.94 倍 |
分売数/月平均出来高 | 16.06 倍 |
買い板 | 1万0千株 程度 |
売り板 | 4千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→HYPER空売り有り |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業績 | ○19年9月期個別通期決算(数値は18年3月期比) 売上高:10.4%減 営業利益:46.6%減 経常利益:45.2%減 純利益:36.9%減 ○20年9月期連結会社予想(数値は前期比) |
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自己資本比率 | 92.0 % |
会社予想PSR(今期) | 1.04 倍 |
会社予想PER(今期) | 23.91 倍 |
実績PBR | 0.75 倍 |
ROE | 3.1 % |
予想配当 | 25 円 |
配当利回り | 2.03 % |
配当性向 | 48.6 % |
同業他社との比較 | PER:かなり割高か PBR:やや割安か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:なし
- コメント
○銘柄・分売について
・2017年にJASDAQへ上場しています。上場当時、IT系でもないのにとんでもなく株価が上昇したので、覚えている方が多いかもしれません。
株数的に、事実上の筆頭株主である社長さんからの売出でしょうか?○業績・指標
・業績:近年の業績は冴えない感じです。売上は伸びているものの減益傾向。前期は米中摩擦の影響で減収になってしまい、大幅減益でした。今期から連結決算に移行するため単純比較はできませんが、さらに大幅減益となる見通しです。・指標:同業他社と比べてPERは割高です。化学系でPER25倍超は高すぎですね。
○見通し
・需給動向:分売数は5.3万株と少ないですが、発行株ベースでは5.11%と多め。月の平均出来高は3千株程度で流動性の改善が必須。ファンダが悪くバリュー株でもないため、損失覚悟で長期保有するのは向いていないですね。調整具合や需給状況を見た上で、短期主体で臨む感じとなりそうです。・株価動向:17年の上場直後には6,210円まで上昇した時もありましたが、そこからはズルズルと下げ続けています。現在は1,300円台で推移しており、上場時の見る影もない状態です・・・年初来安値は1,230円となっており、分売価格が1,200円台前半なら多少は値頃感も出そうでしょうか?
実施前日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は5.7%近く下落。今日は前日比2.3%下落。分売価格は25日線より12%下に乖離し、年初来安値圏と同値。○信用・需給状況:前日の出来高は3万株となり、流動性は改善しています。朝の気配次第では何とかなるかもしれません。
○見通し:【朝の気配次第、買いが少なければ見送り】
・株価はそこそこ調整が入り、分売価格は年初来安値と同じ値に。トレンドが下落傾向なのは変わっていませんが、短期的には底値に近づいている印象もあります。流動性も改善しており、朝の買い需要が多ければ何とかなりそうでしょうか?ただ、出来高が増えたのは前日のみなので、参加は朝の気配を見てからの判断とします。買いが少ないようなら無難に見送りとなりそうです。
実施結果
始 値 | 1,280 円 ( + 50 円 ) |
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高 値 | 1,356 円 ( + 106 円 ) |
安 値 | 1,275 円 ( + 45 円 ) |
終 値 | 1,304 円 ( + 74 円 ) |
寄付出来高 | 34,500 株 |
寄付出来高/分売数 | 65.09 % |
1日の出来高 | 81,200 株 |
- コメント
○前日比12円高で寄り付き、前場は1,275~1,310円の間で推移。後場に入ると急速に買い戻され1,356円まで上昇するも、その後は売りに押されて行ってこいの状態に。ただ大引けにかけては1,300円台を維持する形となりました。結局1,304円で引けています。○後場直後までは堅調な展開でしたが、その後は失速しました。ただ、寄り付きで処分しても4%超の利益を出す好成績となりました。チャートでは26週線に跳ね返されており、ブレイクするにはもう一息といった所でしょうか。