- 19年11月25日、 山田コンサルティンググループ(4792)の売出(PO)が発表されました。
- 19年12月2日、 売出価格の決定
[山田コンサルティンググループ]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | 山田コンサルティンググループ(4792) |
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上 場 先 | 東証1部 |
信 用 貸 借 区 分 | 貸借(11/26より貸株注意喚起) |
業 種 | サービス業 |
事 業 内 容 | 経営コンサルティング事業が主力。事業再生や事業承継などのコンサルに強み。M&A仲介も手がける。 |
POデータ
発 表 日 | 2019年11月25日 |
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公募・売出株数 | 売出:826,300 株 |
吸収金額(発表日時点) | 17.71 億 程度 |
価 格 決 定 日 | 12月2日~12月5日 → 12月2日 |
受 渡 日 | 12月9日~12月12日 → 12月9日 |
PO実施の目的 | 株式の株主層の拡大及び流動性の向上を目的とする。 |
引受会社(主幹事) | 野村證券 |
株価・公募価格など
発 表 日 終 値 | 1,864 円 |
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価 格 決 定 日 終 値 | 1,826 円 |
公 募 価 格 | 1,771 円 |
割 引 率 | –3.01 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 32,000 株 |
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信用残/月平均出来高 | 2.70 倍 |
公募数/月平均出来高 | 25.42 倍 |
買い板 | 1万9千株 程度 |
売り板 | 2万0千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→なし |
出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業 績 | ○20年3月期会社予想(数値は前期比) 売上高:6.7%増 営業利益:8.3%増 経常利益:6.2%増 純利益:4.4%増 2Q決算時点での進捗度は売上高が44%、利益が34~36%程度。 |
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自 己 資 本 比 率 | 87.8 % |
予想PSR(会社予想) | 2.46 倍 |
予想PER(会社予想) | 20.15 倍 |
実 績 P B R | 2.89 倍 |
R O E | 14.4 % |
予 想 配 当 | 46 円 |
配 当 利 回 り | 2.60 % |
配 当 性 向 | 52.3 % |
同業他社との比較 | PER:割安か PBR:割安か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:自社グループ出版物(3月権利:1株以上保有で対象)
- コメント
○銘柄・POについて
17年11月に分売が行われており、それ以来の売出となります。
今回は売出数が82万株と多いせいか、POによる売出の方に回ってきました。○業績・指標
業績:18年3月期までは順調でしたが、大型案件の期ズレなどで前期は減収減益。今期は当初2桁増収増益の見通しでしたが、2Q決算と同時に大幅な下方修正を発表。再び期ズレが出るとのことで、今期は1桁増益にとどまる見通しです。2年連続で期ズレによる下方修正を行っており、会社予想に対する信頼感が欠けつつあるのが懸念材料でしょうか。指標:同業他社と比べて割安のようです。
○見通し
・需給動向:PO総数は82.63万株、発行株ベースでは4.78%程度。月の平均出来高は3万株程度となっており、流動性の改善が必要。今のところ注意喚起は出ておらず、値決めまでに株価調整と空売りのカバーへ期待といったところでしょうか。・株価動向:昨年8月以降は下落基調が続いています。年初に1,529円まで下げた後、一旦2,500円まで戻しますが、決算を経る毎に500円ずつ下げていき、9月には1,500円台まで下落。10月に再度2,000円まで戻すも、下方修正を受けて現在は1,800円台に位置しています。
直近の安値や年初来安値を見る感じでは、売出価格が1,500円台半ば辺りなら短期的な反発も期待できそうでしょうか。
価格決定日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は2%下落。売出価格は25日線より4.8%下へ乖離。
○信用状況:空売りは貸借残ベースで売出数の1割近く入っているようです。○見通し:株価は一時1,700円まで下げたものの、その後は上昇して1,800円台を回復。売出価格は1,700円台後半となりました。売出発表直後の急落を除けば、直近は1,750円付近が下値となっている印象。13週線も1,756円付近を通過しており、派手に割れる可能性は低そうでしょうか?注意喚起が出ていますが、明日以降早期に売り禁とならなければ何とかなりそうでしょうか。
実施結果
始 値 | 1,859 円 ( + 88 円 ) |
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高 値 | 1,859 円 ( + 88 円 ) |
安 値 | 1,740 円 ( – 31 円 ) |
終 値 | 1,761 円 ( – 10 円 ) |
寄付出来高 | 91,500 株 |
寄付出来高/公募数 | 11.07 % |
1日の出来高 | 367,800 株 |
- コメント
○1,859円で寄りつくも、そこが高値となってしまい・・・後はズルズル下げるだけでした。寄り天井の安値引けに近い形となっています。
寄り付きで処分すると5%の好成績だったのですが、大引けだと売出価格を割れる状態に。公募価格よりかなり高い状態だと上値が重くなるのはよくありがちですが、公募割れするまで売り込まれるのは珍しいパターンですね。何か仕掛け的な売りでも入らないと、ここまで一方的に下げるのは難しいと思いますが・・・