- 17年11月14日、山田コンサルティンググループ(4792)の立会外分売が発表されました。
- 17年11月20日、 分売価格が決定されました。
[山田コンサルティンググループ]の詳細・分析
分売銘柄データ
発表日 | 2017年11月14日 |
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銘 柄 | 山田コンサルティンググループ |
銘柄コード | 4792 |
上場先 | JASDAQスタンダード |
信用貸借区分 | 貸借 |
業種 | サービス業 |
分売株数 | 220,000 株 |
吸収金額(発表日時点) | 6.11 億程度 |
申込数量 | 上限 4,000 株 |
実施予定日 | 11月21日 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 2,779 円 |
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実施前日終値 | 2,725 円 |
発表日からの騰落率 | –1.94 % |
実施2日前 からの騰落率 |
–1.23 % |
分売価格 | 2,644 円 |
割引率 | –2.97 % |
信用データ
推定空売り数 | 76,000 株 |
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空売り/分売数 | 34.55 % |
信用残/月平均出来高 | 1.25 倍 |
分売数/月平均出来高 | 5.00 倍 |
出所:日証金、東証発表のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
会社予想PER(今期) | 27.14 倍 |
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実績PBR | 4.99 倍 |
ROE | 16.0 % |
予想配当 | 37.5 円 |
配当利回り | 1.42 % |
配当性向 | 38.5 % |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 事業内容:事業再生やM&A、事業承継などの経営コンサルティング事業が主力。
- 業績:
○18年3月期会社予想(数値は前期比)
売上高:11.1%増 営業利益:28.5%増 経常利益:26.2%増 純利益:22.1%増
2Q決算時点での進捗度は売上高が49%、利益が43%程度。
- 指標:同業他社と比較して割安か。
- 自己資本比率:87.0% (経営レバレッジ:1.15)
- 株主優待:自社の出版物2種類よりいずれかを選択。(3月権利、1株以上保有が対象。)
- 板:買いが1万7千株程度、売りが1万2千株程度。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→無し SBI→HYPER空売り
- 分売実施の目的:株式の分布状況の改善及び流動性向上を図るため。
- コメント:○2000年にJASDAQへ上場しています。
直近で1:5の株式分割を行っていることや今回の分売発表から、東証1部へ市場変更する意思がありそうでしょうか?ただ、市場変更にあたっては株主数が不足していると思われるのですが、申込上限は4,000株となっています。この辺がいまいち意図を読めない感じです。○近年の業績の伸びは目覚ましく、2年連続2桁増益・高ROEの見込みとなっています。グロース株に位置付けられると思いますが、同業他社より比較的割安となっており、株価上昇の余地はまだありそうです。
○月平均出来高は4万株程度有り、分売の消化には問題なさそうです。
ただ、中長期的には上昇トレンドが継続していますが、直近の株価は過熱感がありそうでしょうか。貸借銘柄でもあることから、信用売りが入る事で上手く調整してくれるといいのですが。
実施前日時点
- コメント:○発表日以降、株価が2%近く下げたところで分売実施となります。
今日は上場来高値を付けましたが、その後売りが入ったことで株価が落ち着いています。
空売りは分売数に比べて結構入っているようで、寄り付きでも一定の利益が期待できそうです。
上昇トレンドは継続中なので、買い戻しが一巡した後のザラ場の値動きに注目したいと思います。
実施結果
始 値 | 2,725 円 ( + 81 円 ) |
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高 値 | 2,893 円 ( + 249 円 ) |
安 値 | 2,701 円 ( + 57 円 ) |
終 値 | 2,860 円 ( + 216 円 ) |
寄付出来高 | 74,800 株 |
寄付出来高/分売数 | 34.00 % |
1日の出来高 | 264,800 株 |
- コメント:○13時半過ぎまでほぼ一本調子で上昇を続け、一時2,893円の年初来高値を付ける場面もありました。その後はさすがに息切れしましたが、それでも2,860円で引けています。かなり好成績の分売となりました。
○そこまで買い板が多いわけでもなく、ここまで上昇するような板に見えづらいのですが、今日はJASDAQ指数が一本調子で上昇した事も好材料だったと思われます。
ただ、この板だと逆に急落するリスクもありそうですが・・・