- 19年5月23日、 トラスト・テック(2154)の立会外分売が発表されました。
- 19年5月29日、 分売価格が決定されました。
[トラスト・テック]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | トラスト・テック(2154) |
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上場先 | 東証1部 |
信用貸借区分 | 貸借 |
業種 | サービス業 |
事 業 内 容 | 人材派遣事業が主力。研究開発などへの技術者派遣・請負と、製造工程等における技術者派遣・請負を主に手がける。その他、子会社にイギリスの人材派遣会社を抱える。 |
分売データ
発表日 | 2019年5月23日 |
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分売株数 | 600,000 株 |
吸収金額(発表日時点) | 21.66 億程度 |
申込数量 | 上限 10,000 株 |
実施予定日 | 5月31日~6月6日 |
実施日 | 5月31日 |
分売実施の目的 | 株式の分布状況改善及び流動性の向上を図るため。 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 3,610 円 |
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実施前日終値 | 3,155 円 |
発表日からの騰落率 | –12.60 % |
実施2日前 からの騰落率 |
–1.25 % |
分売価格 | 3,091 円 |
割引率 | –2.03 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 55,000 株 程度 |
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信用残/月平均出来高 | 1.16 倍 |
分売数/月平均出来高 | 10.91 倍 |
買い板 | 3万3千株 程度 |
売り板 | 2万5千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→長期売建有り SBI証券→なし |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業績 | ○19年6月期会社予想(数値は前期比) 売上高:25.5%増 営業利益:39.6%増 経常利益:39.5%増 純利益:44.0%増 3Q決算時点での進捗度は売上高が74%、利益が75~79%程度。 (利益進捗率はおおむね前期と同程度。) |
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自己資本比率 | 49.2% |
会社予想PSR(今期) | 0.80 倍 |
会社予想PER(今期) | 17.70 倍 |
実績PBR | 4.42 倍 |
ROE | 25.0 % |
予想配当 | 70 円 |
配当利回り | 2.26 % |
配当性向 | 40.1 % |
同業他社との比較 | PER:平均並み PBR:やや割高か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:なし
- コメント
○銘柄・分売について
・17年11月以来、およそ1年半ぶりの分売となります。
前回の売出人は筆頭株主のアミューズキャピタルでした。この会社は第2位株主である中山隼雄氏(セガ元社長)の資産管理会社となっており、アミューズ社と中山氏で合わせて4割近くの株式を保有している構造のようです。株数的に、今回も中山家からの売り出しの可能性はありそうです。○業績・指標
・業績:近年の業績は順調に伸びています。買収した英子会社は今期から通年で業績寄与しており、今期は2割増収、4割近くの増益の見通し。会社予想は市場コンセンサスとおおむね一致しており、進捗も順調のようです。・指標:同業他社と比べて業績の伸びがよいせいか、指標面では割高な感じとなっています。
○見通し
・需給動向:分売数は60万株、発行株ベースで2.83%程度。吸収金額21億は今年の分売で最大規模となります。月の平均出来高は5.9万株程度となっており、流動性の改善が必須と思われます。前回は冴えない成績でしたが、今回は貸借銘柄になっています。損益は株価の調整と空売りのカバー次第と見ていますが・・・直近の貸借銘柄の分売だと空売りの入りがいまいち悪いのが不安要素ですね。
また、値がさでボラティリティが大きい上、吸収金額が多いのも懸念材料。規模の大きな分売は厳しい寄り付きとなることが多く、即売りが多めに出ることも予想されます。当日朝まで様子を見る感じになりそうです。・株価動向:昨年8月に5,240円の高値を付けた後は下落基調となり、年末には2,482円まで下落。年明け以降は値を戻し、5月17日に4,200円付近まで上昇。ただ、その後は急落して現在は3,600円付近に位置しています。分売発表を受けて、どの辺まで調整するか様子を見たいと思います。
実施前日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は12.6%下落。今日は前日比1.25%下落。分売価格は25日線から16%下へ乖離。
○信用・需給状況:前日の出来高は31.63万株と分売数の半分程度。流動性は改善傾向。貸借残ベースだと空売りはそこそこ入っているようです。ただ、日経先物が21,000円を割っており、朝の気配を確認する必要がありそう。○見通し:【明日朝の気配次第、買いが多くない場合は見送り】
発表後は株価が12%下落しましたが、すんなり初日実施となりました。分売価格は3,100円を切り、1月以来の安値水準となっています。
空売りはある程度入っていそうですが、値がさでボラが大きく分売数も多いとなると、どう転ぶか読めません。即売り勢の動向によっては痛い目を見る可能性も考えられそう。
地合いも悪い方向が予想され、買いが入りづらいかもしれません。一応明日朝の気配を見たいと思いますが、リスクの高そうな案件でもあり、買いが少なければ無理はしないと思います。
実施結果
始 値 | 3,120 円 ( + 29 円 ) |
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高 値 | 3,145 円 ( + 54 円 ) |
安 値 | 3,020 円 ( – 71 円 ) |
終 値 | 3,110 円 ( + 19 円 ) |
寄付出来高 | 142,600 株 |
寄付出来高/分売数 | 23.77 % |
1日の出来高 | 532,300 株 |
- コメント
○前日比35円安で寄り付き、一旦3,145円まで上昇するも、その後は売りに押されて一時3,050円まで下落。後場に入るとやや買い戻しが入り、3,100円台を回復しました。結局3,110円で引けています。○寄り付きでの売りが少なかったのか、思ったより高く寄りました。ただ、その後は利益確定売りに押されて一時分売価格を割れましたが、買い戻しも入って分売価格付近まで戻しています。出来高も一回転までもう少しと言ったところ。価格帯別では3,100円台後半の出来高が多く、そこを抜けると買い戻しのピッチが早まるかもしれません。