- 17年11月17日、トラスト・テック(2154)の立会外分売が発表されました。
- 17年12月5日、 分売価格が決定されました。
[トラスト・テック]の詳細・分析
分売銘柄データ
発表日 | 2017年11月17日 |
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銘 柄 | トラスト・テック |
銘柄コード | 2154 |
上場先 | 東証1部 |
信用貸借区分 | 信用 |
業種 | サービス業 |
分売株数 | 500,000 株 |
吸収金額(発表日時点) | 17.70 億程度 |
申込数量 | 上限 5,000 株 |
実施予定日 | 12月6日~12月8日 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 3,540 円 |
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実施前日終値 | 3,565 円 |
発表日からの騰落率 | +0.71 % |
実施2日前 からの騰落率 |
–3.39 % |
分売価格 | –3,493 円 |
割引率 | –2.02 % |
信用データ
推定空売り数 | – 株 |
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空売り/分売数 | – % |
月平均出来高 | 135,000 株 |
信用残/月平均出来高 | 1.16 倍 |
分売数/月平均出来高 | 3.70 倍 |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
会社予想PER(今期) | 25.23 倍 |
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実績PBR | 9.97 倍 |
ROE | 39.5 % |
予想配当 | 55 円 |
配当利回り | 1.57 % |
配当性向 | 39.7 % |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 事業内容:人材派遣事業が主力。研究開発などへの技術者派遣・請負と、製造工程等における技術者派遣・請負を主に手がける。その他、子会社にイギリスの人材派遣会社を抱える。
- 業績:
○18年6月期会社予想(数値は前期比)
売上高:49.9%増 営業利益:35.1%増 経常利益:36.5%増 純利益:39.8%増
1Q決算時点での進捗度は売上高が18%、利益が22%程度。
※11/15に中間期及び通期見通しの上方修正を行っています。
- 指標:PER→同業他社と比較してやや割高か。 PBR→同業他社と比較して割高。
- 自己資本比率:40.1% (経営レバレッジ:2.45)
- 株主優待:無し
- 板:買いが3万6千株程度、売りが3万6千株程度。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→短期売建有り SBI→HYPER空売り有り
- 分売実施の目的:株式の分布状況改善及び流動性の向上を目的とする。
- コメント:○今回は第三者割当による新株予約権発行の決議と同時に立会外分売が発表されるという、かなりイレギュラーなケースになります。
時系列を追うと、こんな感じです。
・10月20日:英人材派遣会社の子会社化を発表
・11月10日:1Q決算発表
・11月15日:業績予想の上方修正
・11月15日:上記子会社化の契約締結&資金借り入れを発表
・11月17日:大和証券を割当先とする新株予約権発行を決議&分売発表
(新株予約権発行による株式の希薄度は最大8.75%。行使期間は今年12月8日~31年12月9日。
新株予約権発行で得た資金はM&Aにあたって借り入れた融資の返済に充てる予定。)・・・ということで、かなり慌ただしい感じで動いていたようです。
時系列を追うと増資フラグが立っていたのかなと思いますが・・・結果論ですかね。○近年の業績の伸びは目覚ましく、5期連続2桁増収増益の見込みです。また、ROEも39.5%とかなりの高さ。文句なしのグロース株だと思います。
指標は割高ですが、この成長度を考えればやむを得ない感じはあります。○新株予約権発行ということで1株利益の希薄化が生じるため、週明けの株価は急落しそうです。おそらく公募増資のような値動きになると思われますが、まずは株価の様子を見たいと思います。
ただ、株価は中長期で上昇トレンドが続いています。3,200円を切らなければトレンドに変化はなさそうです。また、分売数が50万株と多めですが、今回のSO発行に伴って信用売りが結構入りそうなので、分売にはプラス要因となるかもしれません。
実施前日時点
- コメント:○発表日と株価があまり変わらない位置で分売実施となります。
発表日以降、株価は逆に上昇してしまい、11月30日に上場来高値4,095円を記録しました。その後は調整して、現在は25日線付近に位置しています。
ディスカウントは2%と渋く、売出も50万株と多いため、寄り付きで耐えられるか微妙な感じです。HYPER空売りの在庫は豊富だったようなので、申し込みは明日朝の気配次第で判断したいと思います。○中長期ではトレンドが継続中で直近では押し目を作っているようにも見えますが、先週に上場来高値を付けた点が気になります。明日の分売でだだ下がりするようだと、潮目が変わる可能性もあるため、株価動向に注目したいと思います。
実施結果
始 値 | 3,495 円 ( + 2 円 ) |
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高 値 | 3,520 円 ( + 27 円 ) |
安 値 | 3,420 円 ( – 73 円 ) |
終 値 | 3,450 円 ( – 43 円 ) |
寄付出来高 | 122,400 株 |
寄付出来高/分売数 | 24.48 % |
1日の出来高 | 375,500 株 |
- コメント:○分売価格とほぼ同値で寄り付いた後は3,420円まで下げましたが、直後に3,520円まで買い戻し。ただ、その後は買いの勢いが続かずじり安の展開に・・・結局、3,450円で大引けとなっています。
○新株予約権の行使期間が間近ということで、やはり目立った買いは入らなかったようです。当面は株価調整が続くかもしれませんね。