立会外分売[価格決定]:スタジオアタオ(3550)

  • 19年5月7日、スタジオアタオ(3550)の立会外分売が発表されました。
  • 19年5月14日、 分売価格が決定されました。

[スタジオアタオ]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド スタジオアタオ(3550) 
上場先 東証マザーズ 
信用貸借区分 信用 
業種 小売業 
事 業 内 容 自社ブランドの女性向けバッグ・財布等の企画・販売が主力。ネット販売とリピーター獲得に注力している。 

分売データ

発表日 2019年5月7日 
分売株数 126,400 株 
吸収金額(発表日時点) 2.83 億程度 
申込数量 上限 100 株 
実施予定日 5月15日~5月17日 
実施日 5月15日 
分売実施の目的 株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るため。

株価・分売価格など

発表日終値 2,242 円 
実施前日終値 2,124 円 
発表日からの騰落率 –5.26 % 
実施2日前
からの騰落率
–5.64 % 
分売価格 2,071 円 
割引率 –2.50 % 

信用データ

月平均出来高(発表時) 38,000 株 程度 
信用残/月平均出来高 1.62 倍 
分売数/月平均出来高 3.32 倍 
買い板 1万6千株 程度 
売り板 1万株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→なし 
SBI証券→HYPER空売り有り 

出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業績 ○19年2月期通期決算(数値は18年2月期比) 
売上高:22.5%増 営業利益:34.6%増 
経常利益:34.9%増 純利益:48.3%増 

○19年3月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:16.3%増 営業利益:18.3%増 
経常利益:17.9%増 純利益:15.5%増 

自己資本比率 72.9 % 
会社予想PSR(今期) 2.66 倍 
会社予想PER(今期) 21.17 倍 
実績PBR 6.87 倍 
ROE 32.4 % 
予想配当 10 円 
配当利回り 0.48 % 
配当性向 10.2 % 
同業他社との比較 PER:割高か PBR:かなり割高か 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:3,000円相当の優待クーポン(2月権利。自社通販で利用可能、1年以上の長期保有の株主が対象)
  • コメント
    ○銘柄・分売について
    ・16年11月にマザーズへ上場しています。
    開示では市場変更の可能性に触れていませんが、申込上限が100株となっていることから株主数を増やす意図があるようです。2月末時点での株主数は1,169名となっており、今回の分売で1部昇格の要件をギリギリ満たす感じでしょうか。

    ○業績・指標
    ・業績:近年の業績は順調に伸びています。前期は2割以上の増収増益を達成。今期も2桁増収増益を見込んでいます。なお、期初の見通しはおおむね予想コンセンサスに近い値となっています。

    ・指標:成長性が期待されているためか、同業他社と比較して割高のようです。

    ○見通し
    ・需給動向:分売数は12.64万株、発行株ベースで2%程度。月の平均出来高は3.8万株程度となっており、もう少し出来高が増えて欲しいかも。ただファンダは良い銘柄なので、極端な吊り上げがなければ割れる可能性は低そうでしょうか。

    ・株価動向:昨年7月に1,746円の安値を付けた後、決算発表を経る毎に株価のレンジを切りあげ、10月下旬に3,000円付近まで上昇。その後は調整が入り、直近は2,100~2,300円のレンジで動いているようです。レンジ下限の2,100円辺りまで調整するようなら、短期的な反発も期待できそうでしょうか。

実施前日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は5.2%下落。今日は前日比5.6%下落。分売価格は年初来安値よりやや上に位置。
    ○信用・需給状況:前日の出来高は3.77万株。流動性は若干改善。5%下げているのでハイカラは入っていそうですが、地合いが不安定なので朝の気配は要確認でしょうか。

    ○見通し:【明日朝の気配次第、買いが少なければ見送り】
    ・今日は5%以上下落し、分売価格は年初来安値より20円程度上の水準に。株価水準だけで見ると分売価格を割れる可能性は低そうですが、直近の地合いが悪すぎて買いが入るかは何とも言えないです。参加は明日朝の気配を見た上で判断し、買いが少なければ見送りとします。
    ・直近は2,100円を割れた所ですぐ買いが入っているようなので、下値は限定的でしょうか。地合いが好転し、今日下げた分を埋め戻す展開になれば理想的ですが・・・

実施結果

始 値 2,074 円 ( + 3 円 )
高 値 2,108 円 ( + 37 円 )
安 値 2,060 円 ( – 11 円 )
終 値 2,076 円 ( + 5 円 )
寄付出来高 52,500 株
寄付出来高/分売数 41.53 %
1日の出来高 142,900 株
  • コメント
    ○前日比50円安で寄り付き、2,060円まで下げた後は買い戻されて2,108円まで上昇。後場に入ると出来高が細り、2,071~2,090円の間で膠着した状態が続きました。結局2,076円で引けています。

    ○ハイカラに加えて実需買いも多少あった感じですが、分売価格前後で寄る結果に。やはり地合いが不安定なため、即売りが多めに出たようです。決算シーズンを迎えて分売ラッシュとなりますが、地合いが回復しないと似たような展開が続くかもしれませんね。

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