- 19年2月13日、ユーザーローカル (3984)の立会外分売が発表されました。
- 19年2月26日、 分売価格が決定されました。
[ユーザーローカル]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | ユーザーローカル (3984) |
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上場先 | 東証マザーズ |
信用貸借区分 | 信用 |
業種 | 情報・通信 |
事 業 内 容 | ビッグデータの解析ツール、及びAIを活用したチャットボット等の業務支援ツールをクラウド上で提供。 |
分売データ
発表日 | 2019年2月13日 |
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分売株数 | 150,000 株 |
吸収金額(発表日時点) | 8.40 億程度 |
申込数量 | 上限 500 株 |
実施予定日 | 2月27日~3月1日 |
実施日 | 2月27日 |
分売実施の目的 | 株式の流動性向上および分布状況の改善を図るため。 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 5,600 円 |
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実施前日終値 | 4,320 円 |
発表日からの騰落率 | –22.86 % |
実施2日前 からの騰落率 |
–2.04 % |
分売価格 | 4,212 円 |
割引率 | –2.50 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 4,000 株 程度 |
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信用残/月平均出来高 | 8.21 倍 |
分売数/月平均出来高 | 35.71 倍 |
買い板 | 6千株 程度 |
売り板 | 2千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→HYPER空売り有り |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業績 | ○19年6月期会社予想(数値は前期比) 売上高:13.9%増 営業利益:5.8%増 経常利益:5.7%増 純利益:6.7%増 2Q決算時点での進捗度は売上高が50%、利益が52~53%程度。 |
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自己資本比率 | 90.1 % (経営レバレッジ:1.11 ) |
会社予想PSR(今期) | 12.44 倍 |
会社予想PER(今期) | 48.50 倍 |
実績PBR | 6.49 倍 |
ROE | 13.4 % |
予想配当 | 0 円 |
配当利回り | 0 % |
配当性向 | 0 % |
同業他社との比較 | PER:割安か PBR:割安か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:なし
- コメント
○銘柄・分売について
17年3月にマザーズへ上場しています。
開示では市場変更などについて特段触れておらず、今回の分売で株主数・流通株式比率などの要件を満たすのも難しそうです。○業績・指標
・業績:近年の業績は順調に伸びています。今期も4期連続で増収増益の見込み。
AI活用の業務支援ツールは人手不足対策・働き方改革にもマッチしており、今後の需要増が期待できそうです。・指標:PER60倍台、PBR8倍台と割高です。ただAI関連株では成長性に期待してPER80倍超もザラではないので、それに比べれば比較的割安とも言えます。
○見通し
・需給動向:分売数は15万株ですが、発行株ベースでは4.06%と多め。月の平均出来高が4千株しかなく、業態のわりには過疎っている感じですね。割高・値がさ・ボラ大きめという点も懸念材料となっており、現状では分売の消化に不安が残ります。前日まで様子を見ることになりそうです。・株価動向:昨年12月までは6,000円台を維持していましたが、年末の地合い悪化を受けて4,505円まで急落。ただ年明け以降は持ち直し、現在は5,500~6,000円のレンジで動いているようです。
長期トレンドは横ばいかやや下落基調といったところ。2Q決算はサプライズなしといった感じですが、明日以降どう動くかに注目したいと思います。
実施前日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は22.8%下落。今日は前日比2%下落。分売価格は上場来安値を下回る水準。
○信用・需給状況:前日の出来高は2.4万株。前日にしては出来高が少なく、微妙かもしれません。○見通し:2Q決算で材料出尽くしとなったのか、株価は発表前と比べて2割以上も下落。ただ、すんなり初日で実施となりました。分売価格は上場来安値を下回る水準ですが、元々浮動株が少なかったためか、いまいち出来高が増えていません。前日でこの流動性はちょっと厳しいと思います。割高・値がさ・ボラ大きめと3要素が揃っており、ファンダも評価されないとなるとリスクが高すぎますね。一応、朝の気配を見た上での判断としますが、買いが相当多くなければ見送りとなりそうです。
株価は上場来安値付近にあり、底値が見えづらくなってきました。持ち直しを期待したいですが、分売による需給悪化のリスクもあり注意が必要そうです。
実施結果
始 値 | 4,215 円 ( + 3 円 ) |
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高 値 | 4,260 円 ( + 48 円 ) |
安 値 | 4,175 円 ( – 37 円 ) |
終 値 | 4,245 円 ( + 33 円 ) |
寄付出来高 | 23,000 株 |
寄付出来高/分売数 | 15.33 % |
1日の出来高 | 81,500 株 |
- コメント
○寄り付きは特売り気配となり、前日比105円安で取引開始。直後に4,175円まで下げますが、その後は4,215円まで戻して膠着した状態に。14時を過ぎると上抜けして一時4,260円まで上昇しました。結局4,245円で引けています。○終日、分売価格前後で膠着した感じでしたが、大引け間際にやや値を戻しました。とはいえ今日も上場来安値を更新しており、底打ちしたかどうかの判断はまだ早そうでしょうか。