PO[価格決定]:大和ハウスリート投資法人(8984)

  • 19年2月8日、大和ハウスリート投資法人(8984)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
  • 19年2月20日、 公募価格が決定されました。

[大和ハウスリート投資法人]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド 大和ハウスリート投資法人(8984) 
スポンサー 大和ハウス工業 
投資先 三大都市圏の物流施設、居住施設、商業施設及びホテル等へ8割近くを投資。残りの2割はオフィス、ヘルスケア施設等へ投資。
上 場 先 東証不動産 
信 用 貸 借 区 分 貸借 
業 種 REIT 

銘柄データ

発 表 日 2019年2月8日 
公募・売出株数 国内公募:86,900 口 
海外公募:51,100 口 
(OA:10,000 口)
※大和ハウス工業に対して、2,000口を親引けの予定。 
吸収金額(発表日時点) 国内:249.03億 程度 
海外:131.33億 程度 
価 格 決 定 日 2月20日~2月26日 → 2月20日 
受 渡 日 3月4日~3月6日 → 3月4日 
PO実施の目的 取得を予定している特定資産の取得資金の一部に充当予定。
引受会社(主幹事) 野村證券(24,767口) 
大和証券(24,158口) 
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(23,289口) 
引受会社(幹事) SMBC日興証券(7,995口) 
みずほ証券(6,691口) 

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 257,000 円 
仮 条 件 – 2.0 % ~ – 4.5 % 
価 格 決 定 日 終 値 256,100 円 
公 募 価 格 245,784 円(予想分配金5,300円を控除) 
割 引 率 –2.00 % 

信用データ

空 売 り / 公 募 数 1.16 %(2/20) 
月平均出来高(発表時) 5,040 株 
信用残/月平均出来高 0.12 株 
公募数/月平均出来高 19.19 倍 
買い板 1,000 株程度 
売り板 1,300 株程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→長期売建あり 
SBI証券→15日売建あり 

出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

1口あたりNAV 253,682 円 
N A V 倍 率 0.97 倍 
N O I 利 回 り 5.20 % 
L T V 41.03 % 
決 算 月 2月、8月 
格 付 け AA (JCR) 、 A+ (R&I) 
予 想 分 配 金(年 間) 10,540 円 
分 配 金 利 回 り 4.29 % 
他REITとの比較 NAV倍率:中位 
NOI利回り:中位 
LTV:上位 
分配金利回り:中位 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:宿泊優待券1枚(2月、8月権利)
  • コメント
    ○銘柄
    昨年3月の増資以来、およそ1年ぶりのPOとなります。
    近年は年1回のペースでコンスタントに増資を行っているようです。

    ○指標
    LTVを除き、どの指標も中位程度となっています。利回りも4%程度と平均並み。大手スポンサー系で格付けはAA取得済み、資産規模もトップクラス。同時期に増資を発表している野村不動産マスターファンド投資法人と同様、安定感を求めて投資するタイプと言えそうです。

    ○見通し
    需給動向:希薄化比率は海外分を含めて7.7%、国内のPO総数は8.69万口で発行株の5%程度。規模は前回より小さめです。貸借銘柄ですし、今回は配当落ちも考慮した値引きとなるため、公募割れの可能性は低そうでしょうか。ただ直近で株価が上昇しており、25日線からも乖離しています。利幅は値決めまでの調整具合に左右されそうです。

    株価動向:株価は上下を繰り返しながらも、長期的には下落トレンドが続いている感じです。昨年末に23.49万まで下落しましたが、現在は26万付近まで戻しています。
    ただ、ここ数ヶ月は26万円前後が抵抗線となっている模様。分配金利回りが26万で4.05%と平均利回り並みなのを考えると、ここから一段上昇するには何か材料が必要といったところでしょうか。

価格決定日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は0.35%下落。公募価格は25日線より3.5%下へ乖離。
    ○信用状況:空売りはあまり入ってないようです。

    ○見通し:直近のREIT指数は狭いレンジ相場となり、ハウスリートも同様の値動きとなりました。チャートを見ると、おおむね25日線から5%乖離した所で底を打つようです。その点ではもう少し下げて欲しかったところですが、24.5万円でも支持線らしきラインは見られます。REIT指数のチャートも上昇トレンドが続いており、派手な公募割れの可能性は低いと見ています。
    1月のような急騰は難しそうですが、堅調な値動きを期待したいところです。

実施結果

始 値 245,900 円 ( + 116 円 )
高 値 246,900 円 ( + 1,116 円 )
安 値 244,000 円 ( – 1,784 円 )
終 値 244,000 円 ( – 1,784 円 )
寄付出来高 25,899 株
寄付出来高/公募数 13.95 %
1日の出来高 61,148 株
  • コメント
    ○前日比1,300円安で寄り付き、一旦24.7万近くまで上昇した後は24.5万~24.6万のレンジで動く展開が続きました。大引け間際になると、投げ売りが出たのか1,000円近く下落・・・結局24.4万の安値引けとなっています。

    ○期間中、思った以上に買いが入らず厳しい展開でした。受渡日では寄ってから1時間程度は公募価格より上でしたが、その後はほとんど公募割れの状態に・・・チャートも移動平均線を全て下抜けしてしまいました。REIT指数はそこまで下げてない感じですし、同時期に増資があったNMFの方は公募割れしていません。投げ売りがかなり多かった印象で、残念なPOとなりました。

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