- 19年2月14日、ピックルスコーポレーション(2925)の立会外分売が発表されました。
- 19年2月20日、 分売価格が決定されました。
[ピックルスコーポレーション]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | ピックルスコーポレーション(2925) |
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上場先 | 東証1部 |
信用貸借区分 | 信用 |
業種 | 食料品 |
事 業 内 容 | 漬物製造分野での国内トップ企業。「ご飯がススムキムチ」や浅漬けなどが主力製品。売上の1割弱をセブン-イレブン向けが占める。 |
分売データ
発表日 | 2019年2月14日 |
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分売株数 | 50,000 株 |
吸収金額(発表日時点) | 1.01 億程度 |
申込数量 | 上限 100 株 |
実施予定日 | 2月21日~2月27日 |
実施日 | 2月21日 |
分売実施の目的 | 株式の流動性の向上及び株主数の増加を図るため。 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 2,012 円 |
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実施前日終値 | 1,893 円 |
発表日からの騰落率 | –5.91 % |
実施2日前 からの騰落率 |
–1.71 % |
分売価格 | 1,836 円 |
割引率 | –3.01 % |
信用データ
空売り/分売数 | – % |
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月平均出来高(発表時) | 23,000 株 程度 |
信用残/月平均出来高 | 1.34 倍 |
分売数/月平均出来高 | 2.10 倍 |
買い板 | 2万6千株 程度 |
売り板 | 1万8千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→HYPER空売り有り |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業績 | ○19年2月期会社予想(数値は前期比) 売上高:7.4%増 営業利益:15.0%増 経常利益:14.6%増 純利益:3.5%減 3Q決算時点での進捗度は売上高が76%、利益が89~90%程度。 |
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自己資本比率 | 52.0 % (経営レバレッジ:1.92 ) |
会社予想PSR(今期) | 0.29 倍 |
会社予想PER(今期) | 13.97 倍 |
実績PBR | 1.00 倍 |
ROE | 7.2 % |
予想配当 | 25 円 |
配当利回り | 1.36 % |
配当性向 | 19.0 % |
同業他社との比較 | PER:やや割安か PBR:やや割高か(2/14) → 平均並み(2/20) |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:なし
- コメント
○銘柄・分売について
前回は13年12月に分売を行っており、およそ5年2ヶ月ぶりの分売となります。ここ数年は市場変更に合わせてPOを行うことがありましたが、今回は分売の方に回ってきました。
昨年8月末の時点で株主数が2,319名となっています。開示にもある通り、株主数を増やして2部落ちを避けるための分売と思われます。○業績・指標
・業績:17年度までは減益傾向でしたが、前期からは業績が回復。今期は純利益を除いて増収増益の見通しです。なお、利益進捗率は9割近くと高いですが、前期の3Qでは95%程度だったのでそれに比べると低いです。また、アナリスト予想のコンセンサスは2~3割近くの増益を見込んでおり、かなり強気です。未達となった場合は下落リスクが出てくるかも。・指標:同業他社と比較してPERはやや割安、PBRはやや割高といった感じです。
○見通し
・需給動向:分売数は5万株、発行株ベースで0.78%と少なめ。月の平均出来高は2.38万株あり、分売の消化に問題無さそうです。なお2月が権利月なのですが、食品メーカーにしては珍しく株主優待の設定がありません。優待買いの需要が見込めないのが残念。・株価動向:年明け以降は、1,900~2,300円のレンジで動いている感じです。トレンドは横ばいかやや下落基調になりつつあります。
直近に限ると1,900~2,100円の間で動いているよう。1,900円辺りまで調整すると短期的な反発を期待できそうでしょうか。
実施前日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は5.9%下落。今日は前日比1.7%下落。分売価格は直近の安値を下回る水準。
○信用・需給状況:前日の出来高は4.93万株。流動性は改善しており、分売を捌くのに問題は無さそう。ただ、HYPER空売りは余っているようでした。○見通し:分売価格は昨年末暴落時の安値(1,845円)を下回っています。ここ2ヶ月は1,900円付近で下げ渋っており、分売価格を割れる可能性は低そうです。信用売りはあまり入ってないようですが、分売数が少ないので捌くのに支障はないと思います。地合い次第では一定の利益を期待できそうですが、5万株ではまず当たらないでしょうね。。
なお、株価は短期・中期ともに下落トレンドへ転換しています。1,900円を維持できればいずれ反発を見込めると思いますが、大きく下押しするようだと注意が必要かも。
実施結果
始 値 | 1,902 円 ( + 66 円 ) |
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高 値 | 1,926 円 ( + 90 円 ) |
安 値 | 1,861 円 ( + 25 円 ) |
終 値 | 1,878 円 ( + 42 円 ) |
寄付出来高 | 40,600 株 |
寄付出来高/分売数 | 81.20 % |
1日の出来高 | 121,400 株 |
- コメント
○前日比9円高で寄り付き、直後に1,926円まで上昇。しかし、その後は売りに押されて終日じり安の展開となりました。結局1,878円で引けています。○終わってみれば寄り天井という形に・・・寄り付き前後で処分していれば好成績でしたが、大引けだと微妙ですね。出来高を見ても分売の影響は消えてると思いますが、その状況で1,900円を切ってしまったのは辛いですね。早めに戻らないと、下値を切り下げる展開もありそうでしょうか。