- 19年2月7日、野村不動産マスターファンド投資法人 (3462)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 19年2月18日、 公募価格が決定されました。
[野村不動産マスターファンド投資法人]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | 野村不動産マスターファンド投資法人 (3462) |
---|---|
スポンサー | 野村不動産 |
投資先 | オフィス・商業施設・物流施設・居住用施設などに分散して投資。 |
上 場 先 | 東証不動産 |
信 用 貸 借 区 分 | 貸借 |
業 種 | REIT |
銘柄データ
発 表 日 | 2019年2月7日 |
---|---|
公募・売出株数 | 国内公募:147,110 口 海外公募:67,650 口 (OA:10,740 口) |
吸収金額(発表日時点) | 国内:244.67億 程度 海外:104.86億 程度 |
価 格 決 定 日 | 2月18日~2月20日 → 2月18日 |
受 渡 日 | 3月4日 |
PO実施の目的 | 取得を予定している資産の取得資金の一部に充当する予定。 |
引受会社(主幹事) | 野村證券(100,038口) |
引受会社(幹事) | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(15,446口) SMBC日興証券(13,239口) みずほ証券(10,297口) いちよし証券(7,355口) 東海東京証券(735口) |
株価・公募価格など
発 表 日 終 値 | 155,000 円 |
---|---|
仮 条 件 | – 2.0 % ~ – 4.5 % |
価 格 決 定 日 終 値 | 156,400 円 |
公 募 価 格 | 150,223 円(予想分配金3,111円を控除) |
割 引 率 | –2.00 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 10,500 株 |
---|---|
信用残/月平均出来高 | 0.09 株 |
公募数/月平均出来高 | 15.03 倍 |
買い板 | 2,300 株程度 |
売り板 | 2,900 株程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→長期売建あり SBI証券→なし |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
1口あたりNAV | 152,228 円 |
---|---|
N A V 倍 率 | 0.99 倍 |
N O I 利 回 り | 5.13 % |
L T V | 43.80 % |
決 算 月 | 8月、2月 |
格 付 け | AA (JCR) 、A+ (R&I) 、A (S&P) |
予 想 分 配 金(年 間) | 6,390 円 |
分 配 金 利 回 り | 4.25 % |
他REITとの比較 | NAV倍率:中位 NOI利回り:中位 LTV:中位 分配金利回り:中位 |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:無し
- コメント
○銘柄:前回は昨年3月に増資を行っており、およそ1年ぶりのPOとなります。
13年にREIT市場へ上場。その後、野村不動産系列のリートを統合して現在に至ります。資産規模は1兆円近くある総合型リートで、上場リートの中ではトップクラス。
今回は統合後2回目の公募増資となります。○指標:指標面はいずれも中位に位置。大手スポンサー系列で格付けはAAを取得済みです。高利回りではないですが、分配金は着実に増えています。資産規模もかなり大きく、安定感を求めて投資するタイプの代表格という感じでしょうか。
○見通し
需給動向:国内のPO総数は14.7万口と多いですが、希薄化比率は海外分を含めて5.2%となっており、発行株に比べると規模はそれほど大きくありません。前回は公募価格が14万円を切っていたこともあり、受渡日でも6%超の利益が出る好成績となりました。貸借銘柄なので、今回も公募割れの可能性は低いと見ています。ただ前回と異なり、株価は去年の高値圏まで上昇しています。現状では、前回ほどの好成績は期待しづらいかもしれません。株価動向:直近の株価は昨年の高値圏に近い位置ですが、ここ数日で調整が入り、25日線との乖離は縮まっています。配当落ち分も含めた値引き幅は6千円程度と推測。
14.6万付近まで調整した場合、公募価格が14万円前後になり昨年の安値に近づきます。なお今週のREIT指数は下落が続き、6営業日連続で陰線でした。一旦ピークを付けた感もあり、地合いの変化には注意が必要かも。
価格決定日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は0.9%上昇。公募価格は13週線よりやや上に位置。
○信用状況:空売りはあまり入ってないようです。○見通し:期間中はREIT指数が横ばいとなり、NMFも同様に横ばいといった感じでした。公募価格は25日線より2%下に乖離。年明け以降13週線を下回った時期はあまりないので、派手な公募割れの可能性は低そうです。なおREIT市況は一服感が漂っており、1月のような絶好調さは感じられず。まずはディスカウント相当の利益を目指す感じになるでしょうか。
実施結果
始 値 | 150,800 円 ( + 577 円 ) |
---|---|
高 値 | 151,800 円 ( + 1,577 円 ) |
安 値 | 150,600 円 ( + 377 円 ) |
終 値 | 151,200 円 ( + 977 円 ) |
寄付出来高 | 39,284 株 |
寄付出来高/公募数 | 24.89 % |
1日の出来高 | 73,899 株 |
- コメント
○前日比1,400円安で寄り付き、その後は終日15.06万~15.18万の狭いレンジで動く展開となりました。結局15.12万円で引けています。○こちらの方も冴えない値動きでしたが、同時期のハウスリートよりはマシな感じでした。中長期の平均線が集中している15.1万付近で下げ止まっており、この状態を維持できれば公募の影響が抜けた後に反発を期待できそうです。