- 19年2月14日、前澤化成工業(7925)の立会外トレードが発表されました。
※立会外トレードはSBI証券のみの取り扱いです。 - 19年2月19日、 売出価格が決定されました。
[前澤化成工業]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | 前澤化成工業(7925) |
---|---|
上場先 | 東証1部 |
信用貸借区分 | 貸借 |
業種 | 化学 |
事 業 内 容 | 塩化ビニル製水道関連部品の製造販売が主力。主力商品は水道管用の継手など。 |
分売データ
発表日 | 2019年2月14日 |
---|---|
分売株数 | 110,300 株 |
吸収金額(発表日時点) | 1.17 億程度 |
申込数量 | 上限 1,000 株 |
実施予定日 | 2月20日 |
実施日 | 2月20日 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 1,059 円 |
---|---|
実施前日終値 | 1,010 円 |
発表日からの騰落率 | –4.63 % |
実施2日前 からの騰落率 |
–2.13 % |
分売価格 | 979 円 |
割引率 | –3.07 % |
信用データ
空売り/分売数 | 26.65 % |
---|---|
月平均出来高(発表時) | 9,000 株 程度 |
信用残/月平均出来高 | 1.23 倍 |
分売数/月平均出来高 | 12.12 倍 |
買い板 | 1万9千株 程度 |
売り板 | 2万1千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→長期売建有り SBI証券→無期限売建有り |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業績 | ○19年3月期会社予想(数値は前期比) 売上高:3.4%増 営業利益:26.4%増 経常利益:6.9%増 純利益:257.4%増 3Q決算時点での進捗度は売上高が73%、利益が86~107%程度。 |
---|---|
自己資本比率 | 83.7 % (経営レバレッジ:1.20 ) |
会社予想PSR(今期) | 0.68 倍 |
会社予想PER(今期) | 30.50 倍 |
実績PBR | 0.40 倍 |
ROE | 1.3 % |
予想配当 | 30 円 |
配当利回り | 3.06 % |
配当性向 | 93.5 % |
同業他社との比較 | PER:かなり割高か PBR:割安か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:新潟県産コシヒカリ3kg(9月権利)
- コメント
○銘柄・分売について
前澤化成工業は水道関連部品のメーカーです。株主優待にお米を設定していることもあり、優待株として知名度が高い銘柄でもあります。
今回は分売ではなく、立会外トレードでの売出となります。○業績・指標
・業績:近年の業績は売上が横ばい、利益は減益傾向です。原料の塩化ビニルが高騰しており、利益押し下げの一因になっている模様。ただ今期は増収増益を見込んでおり、業績が底を打つ見通し。
自己資本比率80%超え、有利子負債もわずかと財務は盤石。予想EPSの大半が配当に回る形ですが、財務面で問題がないことから配当を当面維持する方針のようですね。・指標:同業他社と比較してPBRは割安ですが、PERはかなり割高です。ファンダが良くなく、他社がPER10倍前後なのを考えると異様なほど割高。株主優待が株価に好影響を与えている一例でしょうか。
○見通し
・需給動向:分売数は11.03万株、発行株ベースで0.70%と少なめ。ただ、月の平均出来高は9千株程度しかありません。貸借銘柄なので調整と流動性の改善を期待したいところですが、実施まで日がないのがネック。派手に割れる可能性は低いと思いますが、とりあえず前日まで様子見となりそうです。・株価動向:権利月の昨年9月に1,281円の高値を付けた後、株価は下落基調に。昨年末に952円まで下げた後、現在はやや持ち直して1,050円前後に位置。年明け以降は1,010~1,090円のレンジで動いているようです。売出価格が1,000円を切るようなら短期的なリバウンドも期待できそうでしょうか。
実施前日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は4.6%下落。今日は前日比2.1%下落。売出価格は1,000円を切る水準となり、25日線より下方向へ6%程度乖離。
○信用・需給状況:前日の出来高は6.7万株。流動性は改善しており、空売りもそれなりに入っているようです。○見通し:株価の調整がそこそこ進み、売出価格は900円台後半となりました。ここ2年で1,000円を切ったのは昨年末の暴落時のみとなっており、売出価格を割れる可能性は低そう。空売りもそこそこ入っており、地合い次第では一定の利益を期待できそうでしょうか。
株価は下落トレンドが続いていますが、年明け以降は1,000円付近で底堅い状態。立会外トレードを機に、買い戻しを期待したいところです。
実施結果
始 値 | 1,009 円 ( + 30 円 ) |
---|---|
高 値 | 1,009 円 ( + 30 円 ) |
安 値 | 992 円 ( + 13 円 ) |
終 値 | 1,003 円 ( + 24 円 ) |
寄付出来高 | 46,600 株 |
寄付出来高/分売数 | 42.25 % |
1日の出来高 | 111,800 株 |
- コメント
○前日比1円安で寄り付き、直後に992円まで下落するもすぐ1,000円台を回復。その後は1,000円を挟んで膠着した展開が続きました。結局1,003円で引けています。○寄り付きは比較的高く寄ったものの、その後は上値が重い展開となり1,000円付近で膠着してしまう形に。思ったほど買い戻しは進みませんでした。980円までの買い板は厚く、下値は限定的と思いますが、上昇するには何か材料が必要そうです。