立会外分売[価格決定]:エスプール(2471)

  • 19年1月11日、エスプール(2471)の立会外分売が発表されました。
  • 19年1月28日、 分売価格が決定されました。

[エスプール]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド エスプール(2471) 
上場先 JASDAQスタンダード 
信用貸借区分 信用 
業種 サービス業 
事 業 内 容 コールセンターなどへの人材派遣サービスと、物流業務のアウトソーシングが事業の軸。障がい者雇用の支援サービスも手がける。

分売データ

発表日 2019年1月11日 
分売株数 789,000 株 
吸収金額(発表日時点) 13.41 億程度 
申込数量 上限 500 株 
実施予定日 1月29日~2月1日 
実施日 1月29日 
分売実施の目的 株式の分布状況の改善及び流動性向上を図るため。(市場変更における形式基準の充足を図ることを目的としたものではない)
なお、JASDAQ市場から東京証券取引所本則市場への市場変更の申請を行っている。

株価・分売価格など

発表日終値 1,699 円 
実施前日終値 1,615 円 
発表日からの騰落率 –4.94 % 
実施2日前
からの騰落率
+1.44 % 
分売価格 1,567 円 
割引率 –2.97 % 

信用データ

空売り/分売数 – % 
月平均出来高(発表時) 140,600 株 程度 
信用残/月平均出来高 1.94 倍 
分売数/月平均出来高 5.61 倍 
買い板 2万6千株 程度 
売り板 4万2千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→無し 
SBI証券→HYPER空売り有り 

出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業績 ○18年11月期通期決算(数値は17年11月期比) 
売上高:26.5%増 営業利益:45.9%増 
経常利益:46.5%増 純利益:46.3%増 

○19年11月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:15.3%増 営業利益:28.1%増 
経常利益:23.9%増 純利益:31.0%増 

自己資本比率 34.9 % 
(経営レバレッジ:2.87 ) 
会社予想PSR(今期) 1.45 倍 
会社予想PER(今期) 30.49 倍 
実績PBR 12.17 倍 
ROE 34.9 % 
予想配当 10 円 
配当利回り 0.64 % 
配当性向 19.5 % 
同業他社との比較 PER:やや割高か PBR:かなり割高か 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:なし
  • コメント
    ○銘柄・分売について:2006年にJASDAQへ上場しています。
    すでに本則市場への市場変更申請済みとなっており、市場変更の要件もおおむねクリアしています。懸念材料としては時価総額が現時点で268億となっており、1部昇格の要件をギリギリ満たしている状態。株価が1,585円を切ると時価総額が250億を切ってしまうため、株価次第では2部行きの可能性も出てきそうです・・・

    ○業績・指標:近年の業績は順調に伸びています。前期は2桁の増収増益を達成し、今期も2桁の増収増益を見込んでいます。
    指標面では同業他社と比べて割高です。特にPBRが10倍超なのは少し気になります。

    ○見通し
    ・需給動向:分売数は78.9万株、発行株ベースで5%と多め。ただグロース株として注目されているためか月の平均出来高は14万株程度あり、直近では70万株近い出来高の日も。普通の地合いであれば何とか捌けそうな気もしますが、この所の乱高下相場でどの程度買いが入るかは読めず、当日まで様子見となりそうです。
    ・株価動向:昨年は株価上昇が続いていましたが、秋以降はレンジ相場となっているようです。直近は1,400~1,800円のレンジで動いているよう。トレンドが崩れない前提ですが、分売価格が1,500円を切る水準で決まればその後に期待が持てそうでしょうか。

実施前日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は4.94%下落。今日は前日比1.44%上昇。分売価格は52週線より60円程度上に位置。
    ○信用・需給状況:前日の出来高は54.1万株となっており、流動性はかなり改善してきました。ただ今日は株価が上昇したため、空売りの入り具合は読みづらい状態。実需買いはそれなりにありそうなので、明日の気配を見ておきたいと思います。

    ○見通し:1月22日に株価が2,000円まで上昇した後、3営業日連続の陰線となり1,600円付近まで下落してきました。ただ節目となる52週線が1,500円付近を通過しており、下げる余地は限られているのではないかと思います。今日の値動きを見ても、1,500円台での買い需要は結構ありそうです。分売数が多いため、参加は朝の気配を見た上での判断としますが、買いが少ない場合以外は打診程度で参加する感じになりそうでしょうか。
    なお、ここ数日はボラティリティが大きく、1日で100円以上動いています。地合いが急変した場合は影響を受ける可能性があり、注意が必要と思われます。

実施結果

始 値 1,600 円 ( + 33 円 )
高 値 1,635 円 ( + 68 円 )
安 値 1,559 円 ( – 8 円 )
終 値 1,598 円 ( + 31 円 )
寄付出来高 107,700 株
寄付出来高/分売数 13.65 %
1日の出来高 491,900 株
  • コメント:○前日比15円安で寄り付き、一旦1,559円まで下げるもその後は買い戻される展開に。お昼頃にはプラテンする場面もありました。後場に入るとやや失速しましたが、おおむね1,600円台を維持する展開が続きました。結局1,598円で引けています。

    ○朝の時点では買いが少なく「これは厳しいのでは?」と思いましたが、フタを開けると思わぬ高値で寄り付きました。それもそのはずで約定数は32.88万株、率にして6割近くが売れ残る形に・・・さすがにこれは想定外でしたね。
    結果的にはそこそこ利益の出る分売となりましたが、大量の売れ残りは個人投資家の買い意欲が減っている現れとも言えそう。昨年秋までなら間違いなく完売していた案件なので、年末からの悪い流れはまだ続いているのかもしれません。

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