PO[価格決定]:アジアパイルホールディングス(5288)

  • 18年9月28日、 アジアパイルホールディングス(5288)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
  • 18年10月9日、 公募価格が決定されました。

[アジアパイルホールディングス]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド  アジアパイルホールディングス(5288) 
上 場 先 東証1部 
信 用 貸 借 区 分 信用 
業 種 ガラス・土石製品 
事 業 内 容 杭基礎専業の建設会社。コンクリート杭、鋼管杭、場所打ち杭の三種類すべてを総合的に扱う。ベトナム、ミャンマーなど海外事業も展開。

POデータ

発 表 日 2018年9月28日 
公募・売出株数 公募:3,479,000 株 
 (OA:521,000 株) 
吸収金額(発表日時点) 34.00 億 程度 
価 格 決 定 日 10月9日~10月12日 
受 渡 日 10月17日~10月22日 
PO実施の目的 ・ベトナム企業を買収するにあたり調達した銀行借入金を含む借入金の返済資金に充当する予定
・連結子会社であるジャパンパイルへの投融資を通じた国内における新工法による高支持力対応の節杭製造用生産機材の購入、生産設備の更新投資、及び大型工事の受注増加に対応する為の施工機械・機材の購入にかかる設備投資資金に充当する予定
引受会社(主幹事) SMBC日興証券(2,087,400株)
引受会社(幹事) 大和証券(695,800株)
みずほ証券(695,800株)

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 850 円 
仮 条 件 – 3.0 % ~ – 5.0 % 
価 格 決 定 日 終 値 696 円 
公 募 価 格 675 円 
割 引 率 – 3.02 % 

信用データ

空 売 り / 公 募 数 – %(価格決定日) → – %(受渡日前日) 
月平均出来高(発表時) 114,300 株 
信用残/月平均出来高 1.36 倍 
公募数/月平均出来高 35.00 倍 
買い板 6万4千株 程度 
売り板 8万4千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→長期売建有り 
SBI証券→HYPER空売り有り 

出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業 績 ○19年3月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:5.1%増 営業利益:17.9%増 
経常利益:15.1%増 純利益:17.7%増 
1Q決算時点での進捗度は売上高が27%、利益が39~42%程度。
自 己 資 本 比 率 38.8 % 
(経営レバレッジ:2.43 )
予想PSR(会社予想) 0.32 倍 
予想PER(会社予想) 11.56 倍 
実 績 P B R 0.86 倍 
R O E 7.5 % 
予 想 配 当 17 円 
配 当 利 回 り 2.52 % 
配 当 性 向 26.1 % 
同業他社との比較 PER:割安か PBR:やや割安か 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:無し
  • コメント
    ○銘柄・POについて:アジアパイルHDは杭基礎の建設大手です。国内シェアは三谷セキサンに次いで2位となっています。
    調達資金の使途は15億程度が海外子会社の借入金返済に、13億程度が設備投資へ振り向けられる方針のようです。調達資金の半分程度は設備投資へ回されるので、そこそこポジティブな評価は得られそうでしょうか?

    ○業績:近年は順調な伸びを見せています。国内・海外ともに売上は伸びており、今期も前期に続き2桁増益の見通し。
    ○指標:PERはやや割安、PBRはやや割高。同業他社と比べてそれほど差は無さそうです。

    ○見通し
    ・需給動向:公募数が347.9万株、希薄化比率は11.6%。月の平均出来高は11万株程度となっており、現状では捌くのにやや不安か。値決めまで様子見となりそうです。
    ・株価動向:2月に年初来安値588円を記録。5月の決算発表以降は上昇基調となり、8月末に年初来高値910円を記録。現在も上昇トレンドが続いていますが、増資発表を受けて一旦株価は調整しそうでしょうか?
    希薄化比率を考慮した株価は752円。13週線が800円付近、26週線が750円付近をそれぞれ通過していることから、750円辺りまで調整してくれるとその後の反発を期待できそうでしょうか。

価格決定日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は18.1%下落。公募価格は200日線をかなり下回る水準。

    ○見通し:今日の出来高は55万株となっており、流動性は改善してきています。ただ、株価は発表後にかなり調整が進み、希薄化比率を大きく上回る下落率となりました。200日線も割れてしまっており、底値が読みづらい状態です。2割近くも下げれば短期的には反発を期待できそうなところですが・・・現状の700円付近で下げ止まれば受渡日でも何とかなりそうな気がしますが、700円を明確に割るようだと怪しくなるかも。

実施結果

始 値 679 円 ( + 4 円 )
高 値 685 円 ( + 10 円 )
安 値 673 円 ( – 2 円 )
終 値 678 円 ( + 3 円 )
寄付出来高 340,900 株
寄付出来高/公募数 8.52 %
1日の出来高 1,075,400 株
  • コメント:○前日比4円高で寄り付き、その後は上下12円の狭いレンジで膠着する状態が続きました。結局678円で引けています。

    ○直近は公募価格付近で下げ渋っており、今日も670円台ではしっかり買いが入っている印象でした。当面は公募の影響で上値が重そうですが、下値も限定的という感じでしょうか。

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