PO[中止]:歯愛メディカル(3540)

  • 18年10月4日、歯愛メディカル(3540)の売出(PO)が発表されました。
  • 18年10月12日、 売出の中止が発表されました。

[歯愛メディカル]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド  歯愛メディカル(3540) 
上 場 先 JASDAQスタンダード(10/25より東証1部or2部へ市場変更) 
信 用 貸 借 区 分 信用 
業 種  卸売業 
事 業 内 容 歯科材料の通信販売事業が主力。約6万軒の歯科医院に納品され、歯科業界での歯ブラシ販売本数、歯科通販売上高でトップシェアを誇る。

POデータ

発 表 日 2018年10月4日 
公募・売出株数 売出:2,400,000 株 
(OA:240,000 株) 
吸収金額(発表日時点) 184.27億 程度 
価 格 決 定 日 10月15日~10月17日 → 中止 
受 渡 日 10月25日 → 中止 
PO実施の目的 株式の投資家層の拡大と流動性の向上を目的とする。
引受会社(主幹事) SMBC日興証券
引受会社(幹事) 大和証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
フィリップ証券
SBI証券

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 6,980 円 
仮 条 件 – 3.0 % ~ – 5.0 % 
価 格 決 定 日 終 値 – 円 
公 募 価 格 – 円 
割 引 率 – % 

信用データ

空 売 り / 公 募 数 – %(価格決定日) → – %(受渡日前日) 
月平均出来高(発表時) 21,000 株 
信用残/月平均出来高 5.92 倍 
公募数/月平均出来高 112.68 倍 
買い板 2万1千株 程度 
売り板 1万7千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→無し 
SBI証券→HYPER空売り有り 

出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業 績 ○18年12月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:16.0%増 営業利益:3.3%減 
経常利益:5.0%減 純利益:9.8%減
2Q決算時点での進捗度は売上高が47%、利益が48~50%程度。
※PO発表と同時に通期予想の下方修正を発表。
自 己 資 本 比 率 78.3 % 
(経営レバレッジ:1.28 )
予想PSR(会社予想) 2.64 倍 
予想PER(会社予想) 50.32 倍 
実 績 P B R 7.85 倍 
R O E 15.6 % 
予 想 配 当 – 円(未定) 
配 当 利 回 り – % 
配 当 性 向 – % 
同業他社との比較 PER:かなり割高か PBR:かなり割高か 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:なし
  • コメント
    ○銘柄・POについて:昨年12月にJASDAQへ上場しています。
    JASDAQに上場する前は東証プロマーケットに上場していたため、厳密には市場変更してきた形のようです。上場から1年経たずに本則市場へ変更できるのもその辺が絡んでいると思われます。
    市場変更にあたっては株主数と流通株式比率の要件が不足。時価総額は700億近くあるため、今回の売出が決行されれば要件をクリアして1部昇格となりそうです。

    ○業績:近年の業績は順調に伸びていましたが、売出発表と同時に通期予想の下方修正を発表・・・営業利益で20%近くの増益を見込んでいたはずが、まさかの減益予想へ転落。成長性に期待して買われていた銘柄なので、かなりのネガティブサプライズになりそうです。
    ○指標:指標面では同業他社と比較してかなり割高です。成長性を考慮して割高な状態が許容されていたと思いますが、今回の修正は株価にマイナスの影響を与えそうですね。

    ○見通し
    ・需給動向:PO総数はOAの分を含めて264万株、発行株ベースで26.40%。1位、2位の大株主で9割近くの株式を保有しているため、浮動株がかなり少ないです。そのため、月の平均出来高も2万株程度と流動性に欠ける状態・・・期間中はある程度改善しそうですが、この規模の売出を捌くのはやや厳しいと見ています。また、割高の値がさ株でボラティリティも大きいのも難点。
    ファンダ面で裏打ちがあればハイリスクハイリターンなPOという感じですが、業績の前提が崩れてしまったためハイリスクだけが残ってしまった感も。現状では地雷案件という感じが強く、見送りとなりそうです。
    ・株価動向:直近の株価は6,000~7,000円のレンジで動いていたようです。今回の発表を受けて、株価は一旦下落しそうでしょうか。6,000円を割れると下値目途が探しづらくなる感じですね。

価格決定日時点
  • コメント
    ○10月12日に売出を中止とする開示が発表されました。
    発表日以降、株価は28%下落している状態でした。ただ今回のPOは市場変更が絡んでいたこともあったので、中止となったのは正直ビックリしましたね。1部昇格のチャンスより株価対策の方を優先する企業が出るとは思いませんでした・・・
    売出が中止となったことで市場変更の要件を満たせなくなったため、本則市場への変更も中止となっています。短期的には株価が戻りそうですが、1部昇格の可能性が消えたことやファンダ面が良くないことから、先行きは不透明になりそうですね。

実施結果

始 値 – 円 ( – 円 )
高 値 – 円 ( – 円 )
安 値 – 円 ( – 円 )
終 値 – 円 ( – 円 )
寄付出来高 – 株
寄付出来高/公募数 – %
1日の出来高 – 株
  • コメント:
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